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大津市フリースクール助成への道 第1回「6月議会答弁を聞いてひっくり返る」
はじめに
大津市教育委員会が、なぜかフリースクールなど不登校課題を抱えるこどもを支援する市内の民間団体への公的支援を避けているのは、まあいじめ事件から大津市教育行政が抱える様々な事情を考えると仕方ないかなと、少しあきらめモードでいましたが、さすがに県のフリースクール利用家庭への助成になる調査事業に参加しないとの報道で「そこまでフリースクールを支援したくないんかい!」とびっくりして(大津市長も東近
ちょっと待ってねボランティア
正月に起こった能登半島地震からもうすぐ一週間、過去の大震災同様に現地から被害状況や避難所の様子が伝わってくるようになってきました。SNSを中心に気になるつぶやきがあったので、前回のコラムでは「救援物資を被災地に送ること(持って行くこと)」について過去のブログ記事(東日本大震災直後にアップした記事)を転載しました。続編で被災地支援ボランティアの話を過去のブログ記事で書いていたので、そちらも読みたいと
もっとみるニーズにあわない救援物資について
正月に起こった能登半島地震から三日が過ぎて過去の大震災同様に現地から被害状況や避難所の様子が伝わってくるようになってきました。そしてやっぱり今回もSNSを中心に「救援物資を○○に送ってください」「現地に送る救援物資を集めます」の動きが起こってきています。でもちょっと落ち着いてSNSで発信して拡散をして欲しいと思い、東日本大震災にブログに掲載した記事を、再度このnoteに転載しておきます。これは28
もっとみるヤングケアラーの若者の声に奮起する
昨日のヤングケアラーの若者からの電話
昨日、学校での仕事を終えてこどもソーシャルワークセンターに戻ると、中学時代から利用していた十年近いつきあいになるヤングケアラーの若者が、はじめてセンターに電話をかけてきました。ここ二年は病気の家族や家のケアに追われていたこと、自分がセンターを利用する中で最年長になって気まずさもあったのかセンターの活動に来なくなっていたので、突然の電話に驚いて折り返しの電話を
東近江市長の子どもの権利無視のトンデモ発言 その2「ソーシャルアクションはじめました」
当たり前ですが一夜明けたら、さすがに大騒ぎになっていました。発言許すまじで発言の撤回と謝罪を求める声を抗議文として送ろう、署名を集めようというアクションが滋賀県の不登校の子どもを抱える親やフリースクール関係者から起こっています。その一方で、「困った市長やけど、あのような人はどこでもいるな」「かしこい大人は騒がずスルー」という、どこか他人事のソーシャルワーカーや教育関係者の声、そして未だに滋賀県知事
もっとみる家に逃げ場のないマホ
「ちょっと散歩してくる」
今日もミカねぇとケンカになった。あいつホンマむかつく。うちの家は、部屋が二つしかないのにきょうだい六人とお母さんの七人で暮らしているから、ケンカになったら最悪だ。なるだけあいつの顔を見たくないから、私は完全不登校のミカねぇと違って、学校には行くようにしている。と言っても私も教室に入れないからオアシスルームにいるけどね。あと毎日学校に行くのには、給食があるからというのは秘