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閑話休題

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いわばエッセー。雑談。ブレイクタイムの茶飲み話です。ということで始まったのですが、他のマガジンで扱えない話題・内容をこのマガジンで扱うようになりました。またそういう経緯で、最近は… もっと読む
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2023年8月の記事一覧

<閑話休題>「プライド」の問題?

<閑話休題>「プライド」の問題?

 ある友人は、身体障碍者になってしまい補助具を付けないと直立及び歩行ができない状態になっている。しかし、電車で席を譲られるのは快くないといつも愚痴を言っている。私の実母も、脊椎管狭窄症で杖を使って歩行するようになってしまったが、タクシーなどで送り迎えしてもらってまで、観光地や温泉などに出かけたくはないという。つまり、自分の足で自分の力だけで、観光地や温泉にいかないと楽しくないと言うのだ。

 これ

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<ラグビー・閑話休題>WRの代表ジャージ色彩問題

<ラグビー・閑話休題>WRの代表ジャージ色彩問題

 WR(世界ラグビー協会)は、色盲の人のために、対戦する両方のチームが濃い色のジャージの場合、どちらかのチームは淡い色のジャージにしなければならないというガイドラインを策定し、これを2025年から適用する予定だが、今年のRWCから前倒して採用するというニュースが流れている。

 これに対して大きく反応したのが南アフリカで、RWCに向けて発表したセカンドジャージは、元キャプテンのジョン・スミットが「

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<ラグビー>2023シーズン、インターナショナルラグビー関連等(8月第二週)

<ラグビー>2023シーズン、インターナショナルラグビー関連等(8月第二週)

(どうでもよい「話の枕」です。関心ない方は飛ばしてお読みください。)

 以前書いたかも知れないが、母方の祖父母の家は、戦中まで江東区大島に住んでいたが、3月10日未明の東京大空襲で焼死は免れたものの、家は全焼した。その焼け跡にバラックを建てて住めば、債権者の大半が亡くなっていたのだから、今頃は立派な地主様だったのだが、祖父の「何年経っても、日本は復興なんかしねえ!」という見込み違いで、戦後は亀戸

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<閑話休題>7月最後の日の思い出

<閑話休題>7月最後の日の思い出

 既に書いたかも知れないが、年寄りなので、同じ話を繰り返したい。ただし、少しはバージョンが異なっているので、飽きないと自負しているが。

 子供時代、7月31日はちょっと達成感のある日になっていた。東京ではだいたい7月20日に一学期の終業式があって、翌日から8月31日までが夏休みになる。夏休みといっても、宿題として一冊の問題集を渡された他、ノルマとしてのラジオ体操やプール教室があって、けっこう自由

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<ラグビー>2023シーズン、インターナショナルラグビー関連等(8月第一週)

<ラグビー>2023シーズン、インターナショナルラグビー関連等(8月第一週)

(どうでもよい「話の枕」です。関心ない方は飛ばしてお読みください。)

 20代の頃は敬遠していた、ストラヴィンスキーが最近とても好きになっている。普通は、年を取るとバッハとかベートヴェンに傾倒していくのだろうが、私の場合は逆で、ズービン・メータ指揮の「春の祭典」なんて、若いころは少しも良く聴こえなかったのが、最近は誰の指揮であっても、「春の祭典」は、聞けば聞くほど心地よく感じる。「火の鳥」もそう

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<書評>『生命 この宇宙なるもの』

<書評>『生命 この宇宙なるもの』

 『生命 この宇宙なるもの』 フランシス・クリック著 中村桂子訳 思索社 1989年 原著は、『Life itself Its Origin and Nature(生命それ自身 その起源と宇宙)』Francis Crick , Simon & Schuster, New York 1981年発行

 著者は、イギリスの生化学者で、アメリカ人の生科学者J.D.ワトソンと二人で、DNAの二重螺旋構造を

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