【95】3分連続ドラマ脚本「タイムエフェクト(第64話)
3分の脚本です。
ぜひ、演技の稽古などに使ってください！
映像化したい場合はお問合せください。
▼あらすじ
足立春樹(２０)は、智也、雅、菜月と共に10年前に埋めたタイムカプセルを同級生で掘る。
するとそこには『さやかを殺した犯人はこの中にいる』という手紙が…。
さらに菜月には「彩香を殺した犯人は雅」と書かれた手紙が届く。
10年前に死んだ彩香の事件が、蒸し返される…。
▼これまでのお話
▼64話の台本
▼登場人物
足立春樹(２０)…大学生
山原智也(２０)…フリーター
上野雅(２０)…大学生
奥村菜月(２０) …大学生
川瀬彩香(１０)…１０歳で亡くなった
山原浩二(４３)…智也の父・刑事
花沢沙織(２４)…昔の担任の先生
川瀬雛乃(８)(１８)…彩香の妹
雅の母
彩香の母
教頭先生
春樹の母
浩二の同僚１
▼本文
〇智也のアパート・中
菜月と智也がいる。
智也「…」
菜月「…」
しばしの沈黙。
菜月「雅と話してきた」
智也「…？！」
菜月「で、春樹にも会った」
智也「は？」
菜月「二人も私も前に進もうとしてるけど、智也はどうすんの？」
智也「んだよそれ…励ましに来たんじゃねーの」
菜月「励まして欲しかったの？」
智也「お前なぁ…」
菜月「…言ったでしょ、智也のこと、好きだったって」
智也「…」
菜月「だった、だから。もうあんたに優しくしたりなんかしない。
でも…今の雅を救えるのは、智也だけだよ」
智也「…」
〇コンビニ（夕）
買い物をしている春樹。
〇同・前（夕）
コンビニの前には不良が数人たむろしている。
それを注意している浩二と同僚刑事１。
店から出てくる春樹。
浩二と目が合う春樹。春樹は軽く会釈をして、去っていく。
同僚１「知り合いっすか？」
浩二「（春樹の背中を見つめながら）…ああ。息子の大切な友達だ」
〇春樹のアパート（夜）
帰ってくる。
テレビを付けると『明日はいよいよスーパームーン』と報道されている。
春樹「明日…」
携帯で日時を見ると『〇月〇日』と書かれている。
少し考える春樹。
携帯に何かを打ち込む春樹。
〇それぞれの部屋（夜）
携帯の通知音に気付く雅。
雅「…！」
ラインの画面を見る菜月。
菜月「…」
ラインの画面を見る智也。
智也「…」
ラインの画面には春樹から『明日の夜、いつもの公園に集合！』と書かれている。
（つづく）
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