【87】3分連続ドラマ脚本「タイムエフェクト(第56話)
3分の脚本です。
ぜひ、演技の稽古などに使ってください！
映像化したい場合はお問合せください。
▼あらすじ
足立春樹(２０)は、智也、雅、菜月と共に10年前に埋めたタイムカプセルを同級生で掘る。
するとそこには『さやかを殺した犯人はこの中にいる』という手紙が…。
さらに菜月には「彩香を殺した犯人は雅」と書かれた手紙が届く。
10年前に死んだ彩香の事件が、蒸し返される…。
▼これまでのお話
▼56話の台本
▼登場人物
足立春樹(２０)…大学生
山原智也(２０)…フリーター
上野雅(２０)…大学生
奥村菜月(２０) …大学生
川瀬彩香(１０)…１０歳で亡くなった
山原浩二(４３)…智也の父・刑事
花沢沙織(２４)…昔の担任の先生
川瀬雛乃(８)(１８)…彩香の妹
雅の母
彩香の母
教頭先生
春樹の母
浩二の同僚１
▼本文
〇（回想）お墓
彩香のお墓に、可愛いヘアピンが置いてある。
雛乃ＮＡ「突然お墓にあの時のヘアピンが置いてあったの」
春樹ＮＡ「え……」
〇（回想）道
雛乃と春樹がいる。
雛乃「だからお姉ちゃんのヘアピンを持ってた人が何か知ってるって思った。お姉ちゃんはきっとその人に殺されたのかもって。でも…調べてもわからなかったの。そしたらそんな時に花沢先生に会ったの」
春樹「…」
雛乃「色々話していくうちに、タイムカプセルのこと思い出して…もしかしたらあの日お姉ちゃんと約束してた誰かが犯人なのかもって」
（フラッシュ）『さやかを殺した犯人はこの中にいる』と書かれた手紙。
春樹「それであの手紙？」
雛乃「（頷く）…。あの中の誰かが犯人なら、すぐわかると思ったのに…。花沢先生も何か隠してるって何となくわかって…。
それが何かは私もまだわからないけど、でも、お姉ちゃん、花沢先生に懐いてたから…」
春樹「…ひなにお願いがある。…おわらせよう」
〇（元の場所）とある公園（夜）
春樹、雛乃、浩二、花沢がいる。
春樹「ひなも、俺らも花沢先生も何か知ってるってところまではわかってるんです。でもそれ以上調べるといつも出てくるのはおじさんです。
花沢先生とおじさんは…どういう関係なんですか…？」
浩二「…」
花沢「私と山原さんは何もないわ。ただ第一発見者だっただけよ…。
…でもたぶん間違ってたのは私…」
浩二「花沢先生」
花沢「川原さん、あなたのお姉さんが亡くなった日、私と山原さんが見つけた時には」
〇（回想）山
動かない彩香。
花沢ＮＡ「川原さんの意識はもうなかったの。
でも…川原さんが落ちたところに」
〇（フラッシュ）山
小さなヘアピンが落ちているのを見つける花沢。
花沢ＮＡ「ヘアピンが落ちてたの」
（つづく）
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