【92】3分連続ドラマ脚本「タイムエフェクト(第61話)

3分の脚本です。
ぜひ、演技の稽古などに使ってください!
映像化したい場合はお問合せください。

▼あらすじ

足立春樹(20)は、智也、雅、菜月と共に10年前に埋めたタイムカプセルを同級生で掘る。
するとそこには『さやかを殺した犯人はこの中にいる』という手紙が…。
さらに菜月には「彩香を殺した犯人は雅」と書かれた手紙が届く。
10年前に死んだ彩香の事件が、蒸し返される…。

▼これまでのお話

▼61話の台本

▼登場人物


足立春樹(20)…大学生
山原智也(20)…フリーター
上野雅(20)…大学生
奥村菜月(20) …大学生
川瀬彩香(10)…10歳で亡くなった
山原浩二(43)…智也の父・刑事
花沢沙織(24)…昔の担任の先生
川瀬雛乃(8)(18)…彩香の妹
雅の母
彩香の母
教頭先生
春樹の母
浩二の同僚1

▼本文

〇彩香のお墓
手を合わせている浩二。
菜月がやってくる。
浩二と目が合い、菜月は軽く会釈をする。
浩二の隣で手を合わせる菜月。
 
〇道・墓場の前
浩二と菜月が歩いている。

菜月「雅は…?」
浩二「うん。取り調べを受けているよ」
菜月「…。智也とは…?」
浩二「いや…」
菜月「そうですか」
 
〇智也のアパート
布団の上でぼーっとしている智也。
 
〇春樹のアパート
ぼーっとしている春樹。
インターホンが鳴る。
 
〇同・玄関・中

玄関の小窓から覗き、少し驚いたような様子の春樹。
玄関のドアを開けると、雛乃が立っている。
春樹「…」
雛乃「…これ」
小さな紙を春樹に渡す雛乃。
雛乃「お姉ちゃんのタイムカプセルの中身」
春樹「…」
雛乃「じゃあ」
去っていく雛乃。
春樹は手の中にある紙を見つめる。
   
〇同・部屋・中
机の上に紙を置き、少し見つめる。
手紙を開ける春樹。
その手紙には『10年後もみんなと星が見れますように!』と大きく書いてあり、その少し下に小さく『ハルキと両想いになってますように』と書かれている。
春樹「…っ」
おでこに手をのせ、涙ぐむ春樹。
自分の手で自分を何度も叩く春樹。

〇警察署・外観

〇同・前・外
出てくる雅。  

〇道
歩いている雅。誰かが雅のことを付けている足影。

(つづく)

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