マガジンのカバー画像

#戦略的な伝え方

63
「言葉をうまく伝えるには?」「アイデアはどう作る?」「広告を分析してわかること」など、ビジネスシーンで役立つ記事をまとめました。
運営しているクリエイター

#考え方

新聞広告のイメージが変わる!“読みにくい”から気になる秀逸なアイデア

新聞広告のイメージが変わる!“読みにくい”から気になる秀逸なアイデア

先日、「読みにくい」という手法で人の目を惹きつける広告の事例を紹介しました。

この記事を書いているときに、そういうロジックで作られた広告って案外多いかもしれないと思いました。

気になって調べてみると、結構ある。昔から使われてきた手法でしょう。

その中でも、「読みにくい」というより「読みにくすぎる」とさえ思う大胆なアイデア広告を見つけたので取り上げます。

人類の1/3しか見えない?トリックア

もっとみる
コツを聞くより、コツコツやる。

コツを聞くより、コツコツやる。

世の中で「すごい」と言われる人ほど、コツやテクニックより地道なステップを大切にしているのでは?

そう思ったきっかけは、ラジオでした。

「糸井重里」「言葉の流儀」なんて言葉がタイトルに並んでいたので、コピーライターとして聴かざるを得ない。

そう思い、再生ボタンを押しました。

キョンキョンこと小泉今日子さんがパーソナリティを務める「ホントのコイズミさん」に、糸井重里さんがゲスト出演した回。

もっとみる
商品の核は、コンセプトにある。

商品の核は、コンセプトにある。

コンセプトが曖昧な商品コピーを書くって難しい。

曖昧なコンセプトは、商品を通じて消費者に何を伝えたいのか?真意を掴みにくいから。掴みどころがない分、コピーを書くためのヒントが少ないので、コピーライターとしては困ってしまう...そんな本音があります。

商品の企画・開発に携わっている人から見て、コンセプトの存在がどれくらいの優先順位かわかりませんが、「重要だとあまり思っていない」というのであれば、

もっとみる
宇多田ヒカルの言葉から考える「表現を売るために必要なこと」

宇多田ヒカルの言葉から考える「表現を売るために必要なこと」

このエピソードを知ったとき、意外だと思ったし、私はまだまだ宇多田ヒカルという人物を知らないのだと思った。

圧倒的な才能と実力を持っているからこそ、彼女の思うがままに曲を作っているとばかり思っていたからだ。

冒頭のツイートは私の中でとても印象に残っていて、「売れる表現とそうでない表現の違いって何だろう?」と考えるきっかけになった。

プロの表現者にとって、「売れるもの」と「自分の表現したいもの」

もっとみる
売れるかどうかは、ポジショニングで決まる

売れるかどうかは、ポジショニングで決まる

ある商品を売るために、広告やキャンペーンをやりたい。そんな時にまず考えてほしいのが、「ポジショニング」です。ポジショニングとは「その商品が何をするのか、それは誰のためか」を定めること。

ターゲットによるポジショニングみなさんはダヴ(Dove)を知っていますか? 洗顔料やシャンプー、ボディウォッシュで世界的に有名なブランドです。ダヴは1957年にアメリカで生まれました。最初に発売したのが「ダヴ ビ

もっとみる
人の心を動かすのは、共感である。

人の心を動かすのは、共感である。

多くの人に刺さる言葉を書きたい。

商品やサービスと向き合うコピーライターが常日頃より思っていることです。「刺さる」という言い方は、広告業界ならではかもしれません。もう少し噛み砕いて言うと、「心に響く」「心を動かす」ということ。

では、人に刺さる言葉ってどんなものだと思いますか?

共感が興味を連れてくる広告をつくる上で必要不可欠なのは、商品やサービスを利用するターゲットの気持ちを想像すること。

もっとみる
アイデアや企画は、資料集めが9割。

アイデアや企画は、資料集めが9割。

アイデアを出したい、いい企画を考えたいなら、これだけはやってほしい。

それは「資料を集める」こと。

みなさんは、ビジネス書で世界的なベストセラーであり続けている『アイデアのつくり方』を知っていますか?

タイトルの通り、だれでもアイデアをつくれるようになる方法を解説した本です。内容を知りたい方はこちらの記事をぜひ。

著者のジェームス・W・ヤングはこう言っています。

商品やサービスのアイデア

もっとみる
実践!言葉を磨くための「思考サイクル」と「7つのプロセス」

実践!言葉を磨くための「思考サイクル」と「7つのプロセス」

どうも、ハギです。

少し間が空きましたが、梅田悟司さん著書の「言葉にできる」は武器になる。の解説の続きです。

後編は内なる言葉を磨くための方法「思考サイクル」と「7つのプロセス」について書きます。梅田さんがキャッチコピーや企画を考えるときに、実際に行なっている方法でもあります。

私も初めてやってみたのですが、内なる言葉と向き合うって思ったより難しい。他人ではなく、自分の頭で考えていることなの

もっとみる