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スポーツがくれたもの 趣味のアクティビティで自己成長につなげる

「限界は誰かが決めたものじゃなく、自分が勝手に作った妄想かも?」

この記事は「#スポーツがくれたもの」という募集を見て、書いてみようと思います。これから何かのスポーツをはじめる方、年齢的に「自分にスポーツなんて無理」と思っている方に参考になれば嬉しいです。

40歳からの挑戦

私は今40代ですが、30代までは運動という運動はほとんどしていませんでした。学生時代にバスケットボールをやっていた程度で、社会人になってからはほぼ何もしてませんでした。

そんな3年前のある日、友人にマラソン大会に出ることを誘われてから、私の価値観は大きく変わっていきました。

その大会は2018年の大阪マラソンでした。ランニングすらまともにしていなかった当時の私は42.195kmを完走するなど、正にムーンショット、途方も無い事のように思えました。

大会の9ヶ月前から練習をはじめ、最初は2km、3km程度。少しずつ走り始めました。その頃は走れば膝が痛む、疲労が抜けない感じで、5km走るのもやっとでした。足が出来ていないので当然です。

初めて1時間連続で走った時に、足がボロボロに疲れて「42kmってとんでもない世界だ…ムリやろ」と絶望したのを覚えています。

そこから、図書館にあるマラソン関連の本をすべて読み、いかにエネルギーを使わずに、長距離走るかという「上手な体の動かし方」に夢中になりました。

ほんの数ミリ上体を起こしたり、前傾姿勢になるだけで走りの楽さが激変しました。40年も生きてきて、自分のカラダの動かし方を全く知らなかったことに愕然としたと同時に、とてもワクワクする感覚を覚えました。

自分のカラダは世界で一つ

本に書いてある技術がそのまま自分に応用できるかというとそんなことはありません。たくさんの情報に触れれば触れるほど自分を見失い、何を信じて良いのかわからなくなりました。

その時に学んだのは「実践してフィットしたものだけを残せば良い」ということ。つまり、頭でっかちにならず、新しいことを知ったらまずトライしてみて、合わなければ捨てるということ。

これは今のnoteライフにもかなり影響を与えてくれた考え方です。自分という人間はこの世で一人です。自分に合うか合わないかはやってみなければわかりません。その判断は「実践」しかないのです。

自分流のフォーム、足の運び、腕の振り方、ペース配分、補給の考え方など、42km走り続けるために必要な項目ごとに、自分流のパズルのピースを集めていく日々でした。

初マラソン サブ4を目指す

そしてマラソンレース当日。初マラソンでしたが、ドキドキ感と、準備してきた自分に対する自信から来る妙な落ち着き感がありました。レース中は補給をミスったり、35km地点で両足がつるなど、様々なトラブルにあいました。でも、その度に沿道で応援してくれるおっちゃんやおばちゃんが飴をくれたり、エアーサロンパスを貸してくれたり、たくさんの人にチカラをいただきながら走ることができました。

そして、初マラソンは無事完走。無謀にも市民ランナーの一つのゴールであるサブ4(4時間切り)を狙ったのですが、結果は4時間4分…。たった4分ですが、当時はこの4分は途方もなく長い4分でした。

当時はすべてのチカラを絞りきったので、悔しかったですが、とても清々しい気持ちでした(当然カラダはボロボロでしたが)

一緒に走った仲間からもこのタイムには驚かれました。9ヶ月前はムーンショットとさえ思えた、不可能と思っていた壁を、地道な練習を積み重ねることで、乗り越えられる。

限界は自分で作った妄想だと理解しました。自己変革できることを体感した大会でした。

ちなみに、サブ4は翌年の大阪マラソンで達成できました。

マラソン2レース目で100kmチャレンジ

その翌年、また友人から今度は100kmのウルトラマラソンにチャレンジしないかと誘われました。100kmは42kmを完走したての私には、そのチャレンジがどれほど無謀か容易に理解できます。まさにクレイジーな距離。

この挑戦の軌跡は過去に記事にしましたので、そちらに任せます。

タイムリミット14時間のレースで、13時間57分でなんとか完走することができました…。約14時間走り続ける。1年半前まで15分走るのも大変だった人間からすると無謀なチャレンジでした。そして、時期は炎天下の9月。正に地獄の1日でした。

それでも「人生で最高の1日はいつですか?」と質問されたら、迷わずに「2019年9月15日」と回答します。それほど、過酷で、苦痛で、でも心底感動した体験でした。

1歩✕14万回

2km走ってゼーハー言ってた40代の男が、100kmを走り続けるなんて、自分でも想像してませんでした。でも、できた。それはコツコツ準備したからです。

今はロードバイクも趣味のアクティビティとしてハマっていますし、水泳もスキですが、持久系スポーツでマラソンは別格に大変です。それは、自分の筋肉だけで前に進むスポーツだから。

バイクはマシンに頼れます。お金をかければ速く、軽く走れる。でもマラソンは自分の足で前に進むしかない。100km完走した時の腕時計を見て衝撃でしたが、その日走った歩数は14万歩でした。14万回足を前に出さないとゴールにたどり着かないということ。

小さな1歩 ✕ 14万回 =100kmゴール

どんな偉業も小さな1歩の積み重ねです。「高いハードルも分解して1つ1つ超えていく」そう考えると、どんなことも不可能ではないと思えるようになりました。

「コツコツ積み上げるチカラ」を教えてくれたマラソンというスポーツは私の人生観を大きく変えてくれました。

趣味の発展は自己成長につながる

3年前のマラソンをきっかけに今は趣味のいろんな広がりを感じています。

・マラソン大会完走
・100kmウルトラマラソン完走
・2度目のマラソン大会 サブ4達成
・アクアスロン(ランとスイム)完走
・トライアスロン完走
・週末の趣味にロードバイクでロングライド
・バイクパッキングでロードバイクでソロキャンプを計画

ここ1年は外出自粛、ソーシャルディスタンスをキープ、ということもありロードバイクでカラダを動かすことが増えました。

そこからもともと趣味だったキャンプを掛け算して今はバイクパッキング(自転車だけでキャンプに行く)を計画中です。

ラン→スイム→ロードバイク→ソロキャンプ…と持久系スポーツのアクティビティや趣味が広がるにつれ、いろんな知識や体作りもする必要があり、そのたびに自己成長しているように思います。

スポーツは未知の自分を知るきっかけになっているなと改めて感じます。

まとめ

今回は「スポーツがくれたもの」というテーマで記事を書いてみました。マラソンをきっかけに40歳からスポーツに取り組み始めた私ですが、今では毎朝40分のランニングはすっかり生活に定着し、心身のリフレッシュに大きく貢献してくれています。

そして、体が心をコントロールしていることもよくわかるようになりました。ストレスやモヤモヤした気持ちはランニングすれば直ぐに吹き飛びます。

体を動かす事でココロを整える事ができるとわかりました。これは心身を穏やかに過ごす上でとても大切なライフハックだと思ってます。

そして、何よりも「コツコツ積み上げる=自己成長」という方程式はマラソンの体験がなければ学べませんでした。

この経験があったから昨年から始めたnoteの毎日連続投稿というチャレンジにも前向きに取り組めました。そのおかげで先月、365日連続投稿も達成し、今も続けられています。

「小さなことを積み重ねることが、とんでもないところへ行くただ一つの道」

これはイチローさんの言葉。本当にそう思えます。あらゆるスポーツ、仕事も趣味も含めてあらゆる事の真理がこの言葉に集約されているように思います。

そして、何歳になってもカラダを動かすことはフィジカルだけでなく、メンタルにも大きな効果があるということ。

これからも、スポーツが楽しめるカラダを維持していきたいと思います。

スポーツって観るのも良いですが、やるのは更に素敵ですね。季節もよーやく暖かくなって来ました。カラダを動かして心身を整えて日々を前向きに過ごしていきましょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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