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自閉症スペクトラム家族👪

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私達の家族は母以外自閉症スペクトラムです。 私と妹は病院で診断を貰いました。 父は診断は出てはいませんが、自閉症の特徴が強いです。 母はいつも私たちを支えてくれています。 そんな… もっと読む
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記事一覧

『誕生日に自閉症と診断されてから一年が経ちました。』

『誕生日に自閉症と診断されてから一年が経ちました。』

11月20日誕生日今日実は私の誕生日なんです。

21歳になりました。

自閉症と診断されたのが一年前の誕生日。

その日、精神科の先生に診断と誕生日おめでとうの言葉を頂きました。

私はその時はなにも理解できませんでした。

今まで自閉症という言葉も知らなかった。

母は何故かとても納得していて、晴れた顔をしていたのを覚えています。

自閉症と診断されてから変わった事自閉症と診断されて変わった事

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『どんな時でも自分の生活習慣を変えない自閉症の父』

『どんな時でも自分の生活習慣を変えない自閉症の父』

こだわりが強い自閉症の父父は、どんな時でも自分のこだわりを第一にする人。

私が小さい頃からあまり子供には興味、関心がないような父親だった。

大きくなってそれが誤解だとわかったのは、自分が自閉症と診断されてからだった。

自閉症だと診断され、自分のことを知っていくうちに、父も同じく苦しんでいた事を知った。

無口で目も合わせてくれない父を私は小さい頃はとても嫌いだった。

母と喧嘩して、母と私が

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『姉妹で自閉症スペクトラムなのに全然違う私と妹』

『姉妹で自閉症スペクトラムなのに全然違う私と妹』

自閉症の特徴が強い妹妹は小さい頃から天才型だった。

なんでもできるというよりかは、好きな物に特化して素晴らしい集中力があった。

その反面、人とのコミニュケーションはまったくダメだった。

私はいつも妹の面倒を見ていた。

小さい頃は、私がいないとダメな妹をみて、きっと安心していたのかもしれない。

自立し始める妹最近妹は急成長している。

相変わらず、人とのコミニュケーションなどはまったくだが

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『自閉症の私にとってブログは母とのコミニュケーションツール』

『自閉症の私にとってブログは母とのコミニュケーションツール』

文章は私の大切な意思表示私は嫌な事を嫌だと人に伝えられない。

文章では言えるんだけど、口頭では言えない。

嫌な事はどんな事でも耐えてきた。

時に死にそうになっても耐えてきた。

それは嫌だと伝えられないから。

自分を守るために、嫌だと伝える手段を得た。

それが文字。

私の意思表示は文章。

大事な会話は文章で伝える家族と大事な話は文章で伝えるようにしている。

だって一番傷つけたくない

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『自閉症スペクトラムをうちあけた時の反応〜家族〜』

『自閉症スペクトラムをうちあけた時の反応〜家族〜』

私は自閉症と診断されたのが18歳の時と結構おそかった。

私が学校を中退するかどうか学校と話し合いをしている時に1度精神科にいってみたらどうかと学校の先生に言われたことをきっかけに診断された。

それと、もうお母さんは疲弊して限界だったというのもあると思う。

お父さんも診断されてはいないがきっと、自閉症で小さい頃からあまりお父さんは私達と話さなかった。

お母さんは1人で頑張って頑張っても育て方

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『鉄人で無敵だと思ってた父が血だらけで帰ってきた』

『鉄人で無敵だと思ってた父が血だらけで帰ってきた』

鉄人で無敵な父鉄人とは

鉄のように強いからだを持った人。

父は、家庭環境が複雑で若い時から自分一人で強く生きてきた人だ。

父は弱音も吐かず、とても体も精神も強い人。

仕事人間で家族との交流は少ないが家族のために身を削る事ができる人。

私は、そんな無口で強い父をいつも心配しながらも大丈夫だろうと勝手に思っていた。

鉄人だから、父はきっと死にはしないだろう。

父は強くて無敵な人間だと勘違

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『カサンドラ症候群〜カサンドラ症候群の母の姿〜』

『カサンドラ症候群〜カサンドラ症候群の母の姿〜』

自閉症家族の中1人だけ普通の母私と妹は、病院で自閉症という診断を貰っている。

父は診断を貰っていないものの自閉症の塊のような人なので自閉症だと思う。

その中で母は1人普通の存在。

家族に理解されず、1人で悩み、時には限界がきて体調を崩す事も多々ある。

それでも私達と共に人生を送ってくれている。

だが、最近家族存続の危機に陥っている。

カサンドラ症候群の母カサンドラ症候群

パートナーや

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『父に一緒に死のうと言われた時の話』

『父に一緒に死のうと言われた時の話』

中学生私は中学生の時いじめられていた。

学校も不登校気味になっていた。

家でも壁をずっと眺め屍のようになっていた。

そんな私は両親に相談する事もなかった。

もはや生きる希望がなさすぎて、悩みもなかった。

いつ死んでもいいと思っていた。

父の手紙父は無口な人で私とあまり喋る事はない。

そんな父は私になにかあると枕元に手紙を置いていく。

そこには、いつも父の思いと心配が綴られている。

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『学校に行きたくない妹〜感覚過敏、人間関係〜』

『学校に行きたくない妹〜感覚過敏、人間関係〜』

不登校気味の妹妹は現在高校三年生。

単位はいつもギリギリでコロナで学校が休みになったりしてなんとか高校三年生になれた。

あと、一年ないくらいで卒業だが妹からしたらとても辛い期間だと思う。

毎日学校に行きたくないと朝、母と揉めたりしている。

今日も学校には遅刻したが頑張って行っている。

妹の感覚過敏妹は自閉症スペクトラムと診断され、感覚過敏にも悩まされている。

学校では遮音のイヤホンをつ

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『自閉症スペクトラム家族〜私と妹の成長と父の変化〜』

『自閉症スペクトラム家族〜私と妹の成長と父の変化〜』

自閉症スペクトラム家族私の家は、父、妹、私が自閉症スペクトラムだ。

妹と私は病院で診断を貰っていて、父は病院で診断は貰ってはいない。

だが、自閉症スペクトラムの特徴がとても当てはまる人だ。

私は父も自閉症スペクトラムだと思っている。

母はその中で1人いつも頑張ってくれている。

私の変化私は最近、精神科に通うようになった。

自分と向き合う事から逃げる事をやめた。

毎日部屋で寝ているだけ

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『なんで生きてるの?と妹に言われた日』

『なんで生きてるの?と妹に言われた日』

自殺しようとした日私はある日、自殺しようとした。

父と母には相談できなかった私は誰でもいいからと妹に人生相談をした。

私は妹に人生の悩みなど、妹には少し重いような話をした。

妹は興味なさそうに絵を描いたり、ご飯を食べたりしていた。

まあ、まだ部屋から出ていかず話を聞いてくれているだけでもありがたいかと話を続けた。

話し終え、妹から出た言葉は今でも忘れられないものだった。

妹からの一言話

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『自閉症スペクトラムと診断されて幸せになった家族の話』

『自閉症スペクトラムと診断されて幸せになった家族の話』

自閉症と診断された日私は自閉症と診断されたのは19歳の時。

ちょうど私の誕生日の日。

大学を中退して人間不信に陥っていた時期。

何も上手くいかず、人生どん底だった時期。

悪いことは重なるなと思った。

自閉症という診断いろいろな検査をして、診断結果を貰う日になった。

私は、自分が自閉症だとは思っていなかった。

自分はうつ病の症状があると思っており、それに効く薬を貰えればいいと言う気持ち

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『親の弱さを知った日に変わった自分』

『親の弱さを知った日に変わった自分』

反抗期私は反抗期というものがあった。

親の事が嫌いだったし、この家に生まれたことが不幸だと思ってた時期があった。

今はもちろんそんな事など、思っていない。

私はこの家、家族に生まれてなかったら生きてはいなかっただろう。

私の家は、無口で少し弱気な父、おしゃべりで強気な母、ロボットのような妹、犬のチャオくんと私の五人家族。

仕事一筋の父は私達に興味が無いんだと思っていたし、母は強い人だと思

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『私の不思議で少し怖い体験〜私達は三姉妹だった〜』

『私の不思議で少し怖い体験〜私達は三姉妹だった〜』

不思議な体験をよくする私は小さい頃、今以上におかしなものが見えたり、不思議な体験をよくする子だった。

とくに霊感がある訳でもないし、私はそういう存在を信じていないが否定もできない。

それは、今でもたまに説明できない体験をよくするからだ。

父は怖いものが嫌いで話を聞く事を嫌がる。

母は自分もそういう体験が多いので私の話を聞いてくれる。

そして、父と母は私が小さい頃からそういう体験に巻き込ま

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