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人間の仕組み

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#コラム

凡人が、天才に勝つ方法。

凡人が、天才に勝つ方法。

はじめまして、どうも、つんく♂です。

作詞・作曲を中心に音楽やエンタメ全般のプロデューサーをやっています。モーニング娘。のプロデュースから始めて、アイドルやアーティストなど、たくさんの作品を生み出してきました。

『リズム天国』などのゲームや、アニメにも関わっています。今は、「つんく♂エンタメ♪サロン」のメンバーで、「中2」をテーマにした映画制作を始めたばかりです。

声の病気をしたので今は歌え

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視野の外

視野の外

どんなことでも良い。
何かを考え、そのことについて他人とディスカッションするとき、物事を見る視野が狭くて、自分の視点でしか考えずに話していると、相手と話が噛み合いにくい。そのことによって会話の時間そのものが不毛なものになってしまうことも少なくない。

しかし、視野が狭い当人には何故相手と話が噛み合わないかさえ、わかっていないはずだ。だって、当人にとっては見えてる世界がすべてで、相手がその世界の外の

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群れと、組織と、

群れと、組織と、

プロジェクト単位で、毎回結構内容の異なる課題にチャレンジすることになる僕のような仕事をしてると、「一手一手に勝負を賭ける」というのは、比較的普通のことのように思えるが、まあ、たいていの仕事はそうではないだろうというのもわかる。
いや、僕の仕事だって、それなりには計画されているのだから、組織立っていたりもするわけで、そんなにすべてが「賭け」なわけではない。
ただ、「蓄積=資本」があるかというと、初体

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美人という孤独。

美人という孤独。

「美人すぎて愛されない」

と悩む人がいる。はたから見ればふざけんなと思うだろうけど、当人は真剣だ。

「金持ちすぎて尊敬されない」

という話と似ている。

自分が尊敬されているのか、お金が尊敬されているのか分からなくなるのだと言う。

「器用すぎて好かれない」

というクリエイターの悩みにも通じる。次のコメントが典型だ。

大江千里、47歳で始めた僕の「ライフ・シフト」 米国での活動から小室さ

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「私を振った彼氏を見返したい」に答えました。

「私を振った彼氏を見返したい」に答えました。

※水曜日は質問に答えています。

【質問】
私を振った彼氏を見返したい。

先日、大好きだった彼氏に振られました。 結婚するイメージがわかない、ピンとこないといった理由です。 つまり、好きじゃなくなった、ただそれだけだと思います。 しかし、それでは対策ができません。 こちとらこの傷をきっかけにもっと成長したいのです。

今よりもっとキレイになる、というのは、もちろん前提です。 恐縮ながら「美人であ

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間違いを認められないということ

間違いを認められないということ

何かをうまくやれないことの原因の大きなひとつにそれがある。
そう。自分が何かを間違ったということを認められないことだ。

何かをやろうとするときに、途中で間違った方向に進んでしまってること、間違ってやるべきステップを踏まなかったことなどに気づいた際、その間違いを認めてやり直さなけば、やりたい方向に事が進むはずはない。

けれど、その間違いをどういうわけか認めず、方向性や手順など、間違ったことの修正

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「レコメンド」がすべて機械に置き換わったりしない理由

「レコメンド」がすべて機械に置き換わったりしない理由

「リッチマン・プアウーマン」というドラマをご存知でしょうか?

スタートアップ界隈にいる30代であれば知らない人はいないのではないかと思うくらい、月9の恋愛ドラマであるにも関わらず男性人気の高い作品でした。

億万長者のベンチャー社長・日向徹の言動がいちいちかっこよく、このドラマを見てベンチャーに入ったり起業を目指した人も一定数いるのではないかと思います。

仕事に向き合う姿勢や哲学などの名言が多

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ネット上のコンテンツにお金を払うとどういう気持ちになるのか

ある映画会社が「試写会」の参加希望を一般の方にハガキで応募してもらって、その回の時だけ試しに、ハガキに「御中」と書いている人達だけを「当選」にしたらしいんですね。

そしたら、その時の試写会の雰囲気がすごく良かったという有名な話があります。

まあたぶんそうなるのは想像つきますよね。

         ※

ところで、bar bossaに来店するのに、みな

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お勤め、以外な選択肢。

お勤め、以外な選択肢。

お勤めする、以外に収入を得る方法。

近頃、いわゆる『お勤め』する以外で収入を得る方法はないかと夢想することが多くなった。大学を卒業して8年間、基本的にお給料をもらってしかお仕事をしたことがない。というよりも、私にとって、お仕事ととは、どこかの組織に所属してお給料をいただきながら、一生懸命誠意を尽くして全うする、という一択だった。さらに言えば、大学を卒業したら、そういう意味で、お仕事をしなけれ

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データ整理していたら、当時のメモが出てきたのでアップします。
noteがリリースされてから、3週間後に思ったことです。
あれから、そろそろもう2年経つんですねえ。早いなぁ〜。

■noteであなたのアイデアを実現する協力者の集め方
http://goo.gl/BhqpcY

にんげんとインターネットとおかね 第一話

にんげんとインターネットとおかね 第一話

私が人生で初めてインターネットを使い始めたのは、1994年頃だったと思います。まだ、Windows95が出る前で、当時日本国内では圧倒的なシェアを誇っていたPC98で、MS-DOSとWindows3.1を使っていました。通信回線はお年玉を貯めて買った14,400bpsのサン電子のモデムにアナログの電話線をつないでいました。

Windows3.1はインターネットにつなぐために必要なTCP/IPをO

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売る商品や作品だけ見ててもダメ。大事なのはそこに"誰がいるか"と売れる商品環境。その上で商品がある。クリエイターは商品ばかりを見がちだから、ここをちょっと変えると他との違いが出て、このクリエイターはいいなぁとか、お金出してもいいかもと感じるよ。

人がなにか買う時、自分以外の周りの人がどういう行動をしているかは大きな判断材料になる。それが見えないと、購入者の心理障壁が高くなる。作品はなんでも良いけど"本当に売りたいなら"、売上ランキングでも、リアルタイム売上でもいいから、ちゃんと売れたということを伝える努力は大切だよ。

noteに足りないのは、課金されたとき(売れた時)に、それを買った人がいるとみんなに知らせる機能だよね。せっかくお金出して買ったのに、それがみんなに見えてないから全くフィードバックが生まれない。相互作用の導線が切れちゃってるのがイケてない。