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日記

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2020年からは自分のために書いてます。
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#コンテンツ会議

今日のハイジ

ハイジにネタバレも何もないと思うので、毎朝見てるハイジの話をします。

今日のハイジは、おじいさんの家で飼っているヤギのシロに赤ちゃんが産まれる、という話でした。

ハイジがフランクフルトから山に戻って数日、クララから手紙が届きます。そこにはハイジがいなくなってからロッテンマイヤーさんと二人きりでどれだけ寂しい生活を送っているかが書かれていました。

ハイジはおじいさんに相談して、いつでも遊びに来

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ジェーン・エア

ジェーン・エアを最初に観たのは白黒映画のやつだった。若草物語のベス役の子役がジェーン・エアの子供の頃を演じていて、あの滑舌と発音がかなり特徴的なので印象に残っていた。

この話は堅牢な石造りの英国の屋敷に不思議な謎があるところが話の肝なので、白黒映画で観ると謎が怖すぎる感じになって、陰気な印象が強く、そんなにこれ名作なのかなー?と思っていた。が、そんなのは白黒しか映像技術のなかった時代に対して抱い

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最近観てるやつ

何か書きたい気分なのですが特に書ける内容がないので、最近観てるやつについて書きます。やつ、というのはいわゆる映画とかドラマとかアニメーションとかです。

○『戦争と平和』(イギリスBBC制作のドラマ/全8話)

トルストイの小説が原作の、1800年ちょい後のロシアのお話です。原作にはセリフのある登場人物が600人弱いるそうですが、ドラマでは30人くらいに絞ってくれています。

ドラマってだいたい映

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映画『奇跡の人』 (1962)

映画『奇跡の人』 (1962)

人生が変わる映画に出会った時って、ズゴーーンと頭に衝撃が走って、胸がドキドキして、目頭がギューッと熱くなって、うまく言葉にできなくないですか?

昨夜、そんな映画に出会っちゃって、興奮を言葉に残しておきたいけど、なんて言ったらいいのかわからない……。

『奇跡の人』は目が見えず耳が聞こえない少女ヘレンケラーと、彼女を教育すべくやってきたサリバン先生の物語。ちなみにサリバン先生自身も目が悪くって、弟

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2月11日(火)心の傷を癒すということ

2月11日(火)心の傷を癒すということ

ドラマ『心の傷を癒すということ』最終回を観た。観ている自分の心まで同時に癒やされるような、不思議な作品で、全4回と短かったけど、放送の度に好きになっていった。

主人公の精神科医の安先生(演:柄本佑さん)は穏やかで優しくて理知的で、時が止まったみたいな静かな雰囲気。人の話もゆっくり最後まで聞いてくれて、こんな先生が日本の医療界にたくさんいてくれたらいいなぁ。

妻の終子さんが第3子を身籠って、大き

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1月24日(金)病室にラブがあってもいい

1月24日(金)病室にラブがあってもいい

『恋はつづくよどこまでも』第2話を観た。上白石萌音さんが本当に演技が上手くて惹き込まれてしまう。

患者さんが亡くなって戸惑う視点の揺らぎ、目が、瞳が演じていて、佐倉七瀬という女の子が乗り移っているようだった。はしゃいでいる時の若々しさ、いてもたってもいられないじたばたとした身体の動き、くるくる変わる表情、不思議な顔立ち、全部がチャーミングでたまらない。

コメディエンヌに最も必要な要素はチャーミ

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1月23日(木)みんなが共感できるコンテンツは存在するのか?

1月23日(木)みんなが共感できるコンテンツは存在するのか?

「2019年はみんなが共感できるコンテンツが豊富だった」という言葉がずっと気になっている。ずーっとである。

年明けに見た、NHK総合『新春テレビ放談』での話で、テレビ東京の佐久間さんとか、おっさんズラブのプロデューサーの方とか、出席していた方々は概ね同意していたように見えた。『凪のお暇』とか、『わたし、定時で帰ります』とか、今の人たちはみんな疲れてるから、疲れを認めるようなコンテンツが多かったね

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涙が出た=感動したとは限らない

涙が出た=感動したとは限らない

登場人物が可哀想な目にあっているドラマや映画を見るといつも涙が出るけど、涙が出るからといって自分が感動しているのかどうか疑うべきだと思うようになった。

私にも感情があるので、可哀想な人や辛い出来事が映像として目や耳から入ってくると、どうしたって脳みそやら心やら神経やらが反応して涙が出てしまう。けどそれって生理的な反応の一つな訳であって(人間がなぜ泣くのかはよく知らないけど)、それに自分の心が喜ん

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「わかる」とか「私と同じ」とか

「わかる」とか「私と同じ」とか

週末の金土日だけやっているパン屋さんがあって、本格派のフランス系のパンを出すとあっていつもお客さんでごった返している。私たちの家からは少しだけ遠くて行動範囲とも逆の方向にあるから、普段は行かないのだけど、そちら方面に用事があったということで家族がクロワッサンなどを買ってきてくれた。ここのクロワッサンはバターがたっぷりで、温め直すとサクサクと生地が細かく崩れ、本当に美味しい。本当に美味しいはずなのだ

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雑記 | エッセイ執筆の話/noteプレミアムの話/バリアフリー書籍の話

雑記 | エッセイ執筆の話/noteプレミアムの話/バリアフリー書籍の話

執筆中のエッセイがなかなか仕上がらず更新が留まっております、綿生です。毎日更新の呪縛から開放され(自分で縛って自分で解き放っただけですが)、一本一本を作品と捉えてじっくり書けるようになり、よかったなーと思っているのですが、一方で何も更新しないのも退屈だなーと思い、たまには散文っぽいものでも書いてみます。

こういう更新の場合はなぜか文章が敬語になるのが不思議です。作品とは切り離して考えてるからなの

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歌のリハビリ

歌のリハビリ

人はこれをスランプと呼ぶのだろうか。聴きたい曲も歌いたい歌もなくなってしまった。心が枯れてしまったのかな。

物心つく前から私の人生は音楽と共にあった。子供の頃の記憶はほとんど無いけど、5歳の時にピアノを始めて、気がつけばずっと音楽と一緒。高校の部活は吹奏楽に入ったし、大学のサークルは軽音だった。

本当はずっと小さな頃から歌が歌いたかった。だけど歌を歌いたいだなんていうのは馬鹿にされそうで恥ずか

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今日はステキなこどもの日(ただの日記 5/5)

今日はステキなこどもの日(ただの日記 5/5)

今日の執筆はおやすみ。天気が良くてとってもいい日だった。何気なくつぶやいたツイートにしあわせ感があって気に入ってるので、未来に読み返せるようにまとめておこう〜。

ちまきの写真
https://www.toraya-group.co.jp/toraya/products/event/chimaki_kanto

はじめての『白い巨塔』日記 〜涙など見せない強気な財前五郎〜

はじめての『白い巨塔』日記 〜涙など見せない強気な財前五郎〜

おととい水曜日から5夜連続で『白い巨塔』のドラマが放送されていて、何気なく観てみたところこれがめちゃくちゃ面白く、息もつかせぬハラハラ感にもう夢中になって見入ってしまった。この作品は原作の小説があり(50年も前の本らしい)、時代ごとに何度もリメイクしてはテレビドラマ化しているらしい。人によってどのバージョンが良いとか今作はダメとかいろいろ好みがあるらしいのだが、他のを見たことがない私にとってはこの

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はじめての『白い巨塔』日記・完 〜眠れない夜、財前五郎のせいだよ〜

はじめての『白い巨塔』日記・完 〜眠れない夜、財前五郎のせいだよ〜

5夜連続テレビ放送のドラマ『白い巨塔(2019版)』を見終わりました。結論から言うと、なんも言えねえ……! ってなんも結論言えてませんが、ホント言葉に出来ない想いが心と頭を埋め尽くして寝ても覚めても白い巨塔のことばかり考えてしまうのです。この「寝ても覚めても」というのは比喩ではなく、本当に夜中目が覚めるたびに「あ……財前……五郎ちゃん……白い巨塔…………すぅ……」と脳内にパッと現れては再び入眠する

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