2022年7月の記事一覧
どうやら彼は真実をお見通しらしい
僕の通った中学校は、明石にある神戸大学附属だった。
同じ附属校が住吉(神戸)にもあり、いわゆる姉妹校の関係になる。
神戸や芦屋のハイソなお坊ちゃまお嬢ちゃまが通う住吉に対して自分たちは田舎侍――明石の生徒にはそんな劣等感があった。
いやこっちは姫路城もあるで、という意味不明な対抗心といっていい。
場所が離れていることもあり、ふだんは交流がなかったが、年に一度〈定期交歓会〉なるものがあった。
両
やっぱり諭吉を握らせるべきだったと苦笑い
僕の通った大学の学祭は通称「NF(November Festival)」と呼ばれ、11月に前夜祭を含め数日間にわたって開催される一大イベントだった。
他大学の学生はもちろん、関西一円、全国から10万人が訪れるという。
前夜祭では、大きな酒樽がいくつも運び込まれ、教官が鏡開きをする。
教官が杓で酒を次々と注ぎ、学生は無料で飲み放題の「教官酒場」だ。
これはもちろん異常な盛り上がりをみせる。
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本気の汁をすすり、京の夜は更けていく
切っても切り離せない、日本人とみそ汁。
幼い頃から親しんだみそ汁からはなかなか離れられない。
もうすっかり舌に身体に染みついているのだ。
みそには、米みそ、麦みそ、豆みそなどがあり、地域性がある。
昔何かで目にしたみその分布図では、九州+山口+愛媛が麦みそ、愛知が豆みそ、その他は米みそが優勢とあった。
兵庫生まれ、兵庫育ちである僕は米みそ文化ということになる。
大学生活は京都だったが、せっかく
「やさしい日本語」は必要なのか
「やさしい日本語」と呼ばれる日本語がある。
阪神大震災で、日本語を理解しづらい外国人被災者が必要な情報を得られなかった反省から生まれた日本語の新しい表現法だ。
情報を多言語化するのがいちばんだが、全言語に対応はできない。
であれば、外国人にも分かる「やさしい日本語」を用意しようという動き。
主に行政のホームページや広報誌などで使われはじめているようだ。
いわば発祥の地のわが街・神戸も取り組みを進
確かに仕入れてお湯を入れるだけだけど
その青春は僕の思いつきから始まった。
「カップ麺、やろうや」
高校3年の、ある日のホームルーム。
文化祭のクラス模擬店を何にするかの話し合いが行われていた。
が、なかなか決まらなかったので、提案してみたのだ。
「は? 何?」
僕としてはなかなかの妙案だったのに、クラスからは疑問符だらけ。
「どういうこと?」
「いや、だからカップ麺仕入れて、お湯入れて売るねんて」
それ以外に何がある。
本当は地ビールでもグビグビいきたいところ
昨日、とある仕事で終日おでかけ。
神戸電鉄沿線の撮影だ。
神戸電鉄(神鉄・しんてつ)はその名に「神戸」を冠するから、知らない人は街ナカをビュンと走る都会的な鉄道を想像するそうだ。
しかし神戸にお住まいの方なら知っている。
神鉄がかわいらしい登山電車であることを。
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昨日はいろんな駅で降りて撮影する予定だったので、1日乗車券を使った。
僕の家から神鉄に乗るにはまず地下鉄に乗るので、神鉄
真実は混ぜ返されて誰にも分からない
先日、中学の頃に麻雀にハマった話を書いた。
ギャンブルにとち狂ったのではなく、牌がおいしそうで、という話。
その記事を書きながら、思い出したことがある。
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僕の通っていた小学校の卒業アルバムは、卒業式の写真も載せるため仕上がるのがずいぶん後だった。
卒業後の夏休みに全員が中学校に集まり、小学校にもらいに行くのだ。
小6で学級代表だった僕は、その段取りを仰せつかっていた。
打合せのため