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本当は地ビールでもグビグビいきたいところ

昨日、とある仕事で終日おでかけ。
神戸電鉄沿線の撮影だ。

神戸電鉄(神鉄・しんてつ)はその名に「神戸」を冠するから、知らない人は街ナカをビュンと走る都会的な鉄道を想像するそうだ。
しかし神戸にお住まいの方なら知っている。
神鉄がかわいらしい登山電車であることを。

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昨日はいろんな駅で降りて撮影する予定だったので、1日乗車券を使った。

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僕の家から神鉄に乗るにはまず地下鉄に乗るので、神鉄と地下鉄の両方1日乗り放題の「おもてなしきっぷ」を購入。
券面に印刷された白いかわいい犬は神鉄のキャラクター〈しんちゃん〉だ。

実はこの仕事、先週金曜に行くつもりで、駅で元気よく「おもてなしきっぷください!」と言ったら、「あぁ明日発売やなぁ、残念やなぁ」と駅員にたいそう憐憫の目を向けられた。
かくて昨日、仕切り直し。

かわいい登山電車といったが、こちらは最新型車両で都会的。

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しんちゃんが運転席横に乗っていてかわいい。

神鉄には多くの種類の車両が走るが、僕が好きなのはウルトラマンにしか見えないこの車両。

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これにはしんちゃんは乗っていないが、ウルトラマンとは共演NGなのか?

路線によっては1時間に1本なので、時刻表とにらめっこ。
たとえば駅から徒歩15分のところで撮影し、帰りの電車を調べたら10分で戻らなければいけなかったりするのだ。
1時間待ちは、一人旅なら貴重な時間になるが、仕事でスケジュールが立て込んでいる時は無為な時間。

撮影もそこそこに(撮影が仕事だが)、駅を目指して走…れん!
息はまだ上がっていないのに、100mほどで脚が急に上がらなくなるのだ。
今、わかる~と思った方、年齢がわかる~。

5m走っては20m歩くを繰り返し、ギリギリで駅に駆け込む。
田舎の駅は、着いたと思っても最後の踏切が閉じていると目の前の電車に乗れなかったりするので、最後まで気を引き締めて走り込む。
当然今の季節、汗だくというか汗ボトボト。
元陸上部の名が廃る。

電車は六甲山系の北をグングン高度を上げて進む。
僕は猛暑の中ヘロヘロになりながらあちこち下車して撮影し、終着は日本三古湯の一つ・有馬温泉。

「おもてなしきっぷ」についていた沿線グルメクーポンで、釣り堀〈有馬ます池〉のニジマスの唐揚げをお土産に。

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揚げたてアツアツ、カリカリがなんと3匹も。

3連休の園内は激混み、駐車待ちの車列は20台を越えていた。

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「おもてなしきっぷ」ならスイスイだし、お土産ついてるのに。

無料の激アツ足湯も堪能し、本当は地ビールでもグビグビいきたいところ。

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が、久々に走った脚にアルコールを入れては一歩も歩けなくなると思い直し、日本のサイダーの原点ともいわれる〈有馬サイダー〉で旅を締めた。

(2022/7/18記)

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