六郎

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記事一覧

『スターリンの鼻が落っこちた』感想文とか その1

『かもめのジョナサン』の感想文の中で、「次はロシア文学の感想文を書きます」と言ったな。 あれは嘘だ。 いや嘘ではないけど、正確にいうと、ソ連からアメリカに亡命…

六郎
1日前
17

疑い、気付き、開き直る『かもめのジョナサン』感想文とか その6

前回は、やれブタ共だのうちの墓は親の代で終わりだの、マジメで上品な私に似つかわしくない、品性を疑われる言葉をはからずも使ってしまいましたが、今回はマジメにいきた…

六郎
3日前
14

結局のところ思考停止で群れるのが楽である『かもめのジョナサン』感想文とか その5

今回は4章の解説。 この4章がなければ、私は本書を「ラリったヒッピーが書いた与太話」で終わらせていただろうけど、 4章が描く「教えが形骸化していく過程」「アンソ…

六郎
8日前
15

実践という説得力『かもめのジョナサン』感想文とか その4

前回は「カルト集団には注意しよう!」みたいなことを書きました。 今回はパート3で、本章はキリスト教の模倣らしき描写が多いし「なんかキリスト教みたいですね」という…

六郎
9日前
12

藤井聡太、歯科矯正を始めていた 下らないニュース解説番外編 その76

冬から春を飛ばして真夏みたいな気候になり、お兄さん許して自律神経壊れるわ、と思っている今日このごろのニュースはこちら。 水原一平の話はまだ結論が出ないし、井上尚…

六郎
11日前
11

別の「群れ」『かもめのジョナサン』感想文とか その3

前回は人間という「群れ」から抜け出すためには喪失への覚悟が必要とか書いてまいりました。 今回はパート2の感想文。 正直、この章はなんか感想を書きづらいし、書いて…

六郎
2週間前
19

学生および新社会人へのメッセージ 下らないニュース解説番外編 その75

前回に続いて今回のニュースはこちら。 新年度にはよくあるニュースで、かくいう私も学校が嫌すぎて高校時代で燃え尽きて何もかも嫌で無気力になり、その後工繊大入学後…

六郎
3週間前
25

「全然大丈夫」「全然良い」は間違いか? 下らないニュース解説番外編 その74

新年度が始まり、はやくも嫌気がさしている人もいるであろう今日このごろ。 私の半生を振り返っても、自由があった大学時代を除けば、学校生活や会社生活なんて基本懲役刑…

六郎
3週間前
15

「群れ」から抜け出すために 『かもめのジョナサン』感想文とか その2

『かもめのジョナサン』感想文、今回は1章について。 前回の導入部分では半ばイチャモンをつけた形になりましたが、書いた通りあれは私の偏見が多分に入っているし、ちゃ…

六郎
4週間前
29

川勝知事、いきなり辞職 下らないニュースその73

新年度が始まり、私の周りも多少変化があった今日このごろのニュースはこちら。 第一次産業の方々をバカにした発言をしたかと思ったら、いきなり辞職表明しちゃった川勝知…

六郎
1か月前
17

桃鉄、春休みの宿題になる 下らないニュース解説番外編72

やっと暖かくなってきた今日このごろのニュースはこちら。 本当は大谷賭博スキャンダルの続報や小林製薬の紅麹について書きたいのですが、大谷はまだ真相が明らかにされて…

六郎
1か月前
20

『かもめのジョナサン』感想文とか その1

これから『かもめのジョナサン』についての感想文みたいなものを書いてまいります。 なぜ書こうと思ったのかというと、掃除している最中にたまたま目についたから、という…

六郎
1か月前
21

大谷翔平の通訳、賭博で解雇 下らないニュース解説番外編71

3月も後半なのにやけに寒い今日このごろのニュースはこちら。 何のスキャンダルもなかった潔癖の具現化のような大谷に、ついに出てしまったスキャンダル。まあ本人じゃな…

六郎
1か月前
23

『ブッダという男』感想文とか その6最終回

長かった?『ブッダという男』に関する私の拙い感想文も今回がラスト。 今回は本書の「あとがき」に関することについて、私の感想をこれまで通り好き勝手に書いてまいりま…

六郎
1か月前
23

『ブッダという男』感想文とか その5

5回目となった『ブッダという男』の感想文。 今回も前回に続いて「ブッダの先駆性」について。 第三部 ブッダの先駆性2.ブッダの宇宙観と解脱 2つ目は宇宙観と解脱…

六郎
1か月前
12

『ブッダという男』感想文とか その4

今回で4回目となる『ブッダという男』の感想文。 そろそろ書くのが疲れてきたので、本文について言及するのはこの辺にしておきたいです。(感想を述べたり解説する知識が…

六郎
1か月前
16
『スターリンの鼻が落っこちた』感想文とか その1

『スターリンの鼻が落っこちた』感想文とか その1


『かもめのジョナサン』の感想文の中で、「次はロシア文学の感想文を書きます」と言ったな。

あれは嘘だ。

いや嘘ではないけど、正確にいうと、ソ連からアメリカに亡命したロシア人の作品で、タイトルは『スターリンの鼻が落っこちた』というもの。

プレミア価格になっているので買わなくていいです。読みたい人が読む方法は後で書きます。

コトの発端見ての通り本書は児童文学なのですが、何でこんな本を見つけたの

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疑い、気付き、開き直る『かもめのジョナサン』感想文とか その6

疑い、気付き、開き直る『かもめのジョナサン』感想文とか その6

前回は、やれブタ共だのうちの墓は親の代で終わりだの、マジメで上品な私に似つかわしくない、品性を疑われる言葉をはからずも使ってしまいましたが、今回はマジメにいきたいと思います。

まあでも、浄土真宗が葬式仏教に成り下らずにきちんと民衆の心を掴んでいれば「親鸞会」なんていう団体は出現しなかった、というのは紛れもない事実でしょう。別に親鸞会の肩を持つわけじゃないけど。

あと親鸞会といえば『To Ope

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結局のところ思考停止で群れるのが楽である『かもめのジョナサン』感想文とか その5

結局のところ思考停止で群れるのが楽である『かもめのジョナサン』感想文とか その5

今回は4章の解説。

この4章がなければ、私は本書を「ラリったヒッピーが書いた与太話」で終わらせていただろうけど、
4章が描く「教えが形骸化していく過程」「アンソニーの出現」「ジョナサンの再来」こそが当物語の本質だと思うし、古今東西の宗教、ひいては人間社会全体に共通することだと思っております。

チェーホフの『かもめ』そんな素晴らしい4章なのですが、いきなり思い出したので脱線しちゃうけど、本書以外

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実践という説得力『かもめのジョナサン』感想文とか その4

実践という説得力『かもめのジョナサン』感想文とか その4

前回は「カルト集団には注意しよう!」みたいなことを書きました。

今回はパート3で、本章はキリスト教の模倣らしき描写が多いし「なんかキリスト教みたいですね」という感想しか出てこないので、前回とは比べものにならないくらい何を書けば良いのか分かりません。

何で3章ってどれもこれも影薄いの。しかも旧版だと3章でオシマイって信じられないわ。村井秀夫はよくこんなもの読んでオウムに入ろうと思ったな。

よっ

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藤井聡太、歯科矯正を始めていた 下らないニュース解説番外編 その76

藤井聡太、歯科矯正を始めていた 下らないニュース解説番外編 その76

冬から春を飛ばして真夏みたいな気候になり、お兄さん許して自律神経壊れるわ、と思っている今日このごろのニュースはこちら。

水原一平の話はまだ結論が出ないし、井上尚弥は来月のネリ戦で圧勝するだろうから藤井聡太の話題。

昨日のタイトルマッチで負けたみたいだけど、まあそれでも今のところ将棋界最強に変わりないやろ、というのが正直なところ。

それよりも驚いたのがいつの間にか歯の矯正を始めていたことで、藤

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別の「群れ」『かもめのジョナサン』感想文とか その3

別の「群れ」『かもめのジョナサン』感想文とか その3

前回は人間という「群れ」から抜け出すためには喪失への覚悟が必要とか書いてまいりました。

今回はパート2の感想文。
正直、この章はなんか感想を書きづらいし、書いてもためにならない話ばかり(今までもためになったのかは知らないが)なので気が進まないのだけど、渋々書いてまいります。

ジョナサンはいつ「死んだ」か?本章を読んでまず思ったのがこれ。ここでいう「死んだ」とは肉体的な意味での死のこと。

パー

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学生および新社会人へのメッセージ 下らないニュース解説番外編 その75

学生および新社会人へのメッセージ 下らないニュース解説番外編 その75


前回に続いて今回のニュースはこちら。

新年度にはよくあるニュースで、かくいう私も学校が嫌すぎて高校時代で燃え尽きて何もかも嫌で無気力になり、その後工繊大入学後に不登校になったり、
大学卒業後はなんか情報システム部に配属された覚えがあり、その後にすぐ辞めてブラック企業一直線になったというのは以前サイトに書いた通り。

そんな私から学生諸君や新社会人に対し、僭越ながらメッセージを送るとしたら以下の

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「全然大丈夫」「全然良い」は間違いか? 下らないニュース解説番外編 その74

「全然大丈夫」「全然良い」は間違いか? 下らないニュース解説番外編 その74

新年度が始まり、はやくも嫌気がさしている人もいるであろう今日このごろ。
私の半生を振り返っても、自由があった大学時代を除けば、学校生活や会社生活なんて基本懲役刑みたいなものだったからね、しょうがないね。

こう考えてみると、生まれてくること自体が「罪」のような気がしなくもないのですが、そんな今日このごろのニュースはこちら。

いつのネタだよという話のニュースですが、「全然+肯定文」なんてOKに決ま

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「群れ」から抜け出すために 『かもめのジョナサン』感想文とか その2

「群れ」から抜け出すために 『かもめのジョナサン』感想文とか その2

『かもめのジョナサン』感想文、今回は1章について。

前回の導入部分では半ばイチャモンをつけた形になりましたが、書いた通りあれは私の偏見が多分に入っているし、ちゃんと読めばそこそこ良い本だとは思う(それでもやはり『シッダールタ』の方が良いとは思うけど)ので、なるべく「好意的」に読んでいくことにします。

人間という「群れ」の一生そんなわけで第1章なのですが、簡単なあらすじとしては、

「ただ餌をと

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川勝知事、いきなり辞職 下らないニュースその73

川勝知事、いきなり辞職 下らないニュースその73

新年度が始まり、私の周りも多少変化があった今日このごろのニュースはこちら。

第一次産業の方々をバカにした発言をしたかと思ったら、いきなり辞職表明しちゃった川勝知事。

私が静岡に住んでた頃は田辺市長とも仲悪かったし、何か実績を残したという話も聞かなかったし、周りで川勝知事を支持している人なんて誰一人おらんかったのに、何で今まで当選していたのでしょうか。

「これでリニア開発が捗る」なんて声もネッ

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桃鉄、春休みの宿題になる 下らないニュース解説番外編72

桃鉄、春休みの宿題になる 下らないニュース解説番外編72

やっと暖かくなってきた今日このごろのニュースはこちら。

本当は大谷賭博スキャンダルの続報や小林製薬の紅麹について書きたいのですが、大谷はまだ真相が明らかにされていないのでスルー、小林製薬は死者が出ているのでこちらのニュースとなりました。

それはともかく、ニュースを読んだ感想としては、

絵が嫌いだったから桃鉄やったことねンだわ。同じ理由でゴエモンも初代以外やったことない。

すごろくゲームなら

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『かもめのジョナサン』感想文とか その1

『かもめのジョナサン』感想文とか その1

これから『かもめのジョナサン』についての感想文みたいなものを書いてまいります。

なぜ書こうと思ったのかというと、掃除している最中にたまたま目についたから、というのが一番の理由。

加えて、以前から何度も4章については言及しているので、この際だから全編にわたっての感想文でも書いてみるかと思ったのであります。

本書との馴れ初めというわけで『かもめのジョナサン』なわけですが、本書を初めて知ったのは、

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大谷翔平の通訳、賭博で解雇 下らないニュース解説番外編71

大谷翔平の通訳、賭博で解雇 下らないニュース解説番外編71

3月も後半なのにやけに寒い今日このごろのニュースはこちら。

何のスキャンダルもなかった潔癖の具現化のような大谷に、ついに出てしまったスキャンダル。まあ本人じゃなくて取り巻きのスキャンダルだけど。

私としては何度も書いている通り、ギャンブル自体は「違法」だろうが「合法」だろうが全く問題ない、むしろ5割超の寺銭をふんだくる宝くじというギャンブルを廃止しろ、というスタンスなのですが、
自分のケツも拭

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『ブッダという男』感想文とか その6最終回

『ブッダという男』感想文とか その6最終回

長かった?『ブッダという男』に関する私の拙い感想文も今回がラスト。
今回は本書の「あとがき」に関することについて、私の感想をこれまで通り好き勝手に書いてまいります。

これまでの経緯本件に関心のある方なら既にご存知でしょうが、コトの経緯は以下の通り。
参考文献は本書、大蔵出版のサイト、馬場氏のWiki、佐々木閑教授『ブッダゴーサの歴史的位置づけをめぐる馬場紀寿氏と清水俊史氏の論争』。

2016年

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『ブッダという男』感想文とか その5

『ブッダという男』感想文とか その5

5回目となった『ブッダという男』の感想文。

今回も前回に続いて「ブッダの先駆性」について。

第三部 ブッダの先駆性2.ブッダの宇宙観と解脱

2つ目は宇宙観と解脱についてですが、本書にもあるように、バラモン教をはじめとする既存の諸宗教を参考にしながら、ゴータマ君は仏教の宇宙観を作り上げたとのこと。

それじゃどこが既存の宗教、特にバラモン教と異なるのか、適当に書き出してみると、

ブラフマンは

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『ブッダという男』感想文とか その4

『ブッダという男』感想文とか その4

今回で4回目となる『ブッダという男』の感想文。

そろそろ書くのが疲れてきたので、本文について言及するのはこの辺にしておきたいです。(感想を述べたり解説する知識が無いだけだろ)

第三部 ブッダの先駆性前回のラストと内容は被るけど一応書いておくと、第二部までで、これまでの研究者達は「神話のブッダ」ではなく「歴史のブッダ」を探求してきたけれども、
結局は「差別をしない」とか「平和主義」とか「業と輪廻

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