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産業DXを加速するプラットフォーム企業へ
ROUTE06(ルートシックス)は今月末で2期目が締まり、来月から第3期に入る。初年度は創業準備期間であったが、今年は法人として本格スタートした年だった。まだまだ小規模の組織ではあるものの、去年の今頃に比べて社員数も倍増し、具体的な案件のプレスリリースを出すなど、大手企業との取り組み事例もいくつか公表することができた。
創業前に思い描いていた姿よりも、仕事の機会もチームメンバーも多様で面白く、会
[加筆]ROUTE06の信託型ストックオプションについて
[本記事でご紹介した信託SOは本コメント加筆時現在(2024/6/27)において解散済みであり、代替として新たなSOを発行している]
ここ数年でスタートアップの労働環境は大きく様変わりした。ひと昔前に比べて、創業期に生活費を限界まで切り詰めながら働くような起業家の話を聞くことも少なくなったように思う。資本市場におけるテック銘柄への相対的評価の高まりなどにより、スタートアップの資金調達規模が大きく
デジタルでつながる都市鉱山、限りある資源が限りなくめぐる社会へ
本日の記者会見およびプレスリリースにて、三菱マテリアルが運営開始するE-Scrap取引プラットフォーム「MEX」の発表が行われた。パートナー企業として私も記者会見に登壇し、三菱マテリアルの進めるデジタル化戦略「MMDX(三菱マテリアル デジタル・ビジネストランスフォーメーション)」及び「MEX」の可能性などについて説明する機会をいただいた。
ROUTE06の創業2年目にして、創業150年の伝統あ
「人」と「百貨」が紡ぐ小売の未来、CHOOSEBASEのはじまり
先日そごう・西武とROUTE06(ルートシックス)の連名で、OMOストア開発に関するプレスリリースを発表させていただいた。ROUTE06は、西武渋谷店で本日9/2(木)にオープンした「CHOOSEBASE SHIBUYA(チューズベースシブヤ)」において、AWL、hey、ロジクラをはじめとしたパートナー企業と協業し、OMO(Online Merges with Offline)の仕組みとサービスを
もっとみるナラティブな組織から生まれる変革力
先日弊社ROUTE06(ルートシックス)で育休支援制度に関するプレスリリースを出した。改正育児・介護休業法の成立などにより、社会的な注目が集まっていることもあってか、本制度に関してご説明する機会を少なからずいただいている。制度設計の背景だけに留まらず、組織づくり全体へと話題は広がることが多く、新しいスタートアップ組織自体への関心が高まっていると感じている。
ROUTE06は創業2年目の会社である
情緒への超合理性、佐藤可士和展からみるプロフェッショナルサービスの真髄
最近ラクスルの創業者である松本さんのこのTweetを拝見したことから、佐藤可士和展に興味を持ち、先日国立新美術館を訪れてみた。
私自身はクリエイティブの世界に明るいわけでもないのだが、展覧会で実際にそのアウトプットとプロセスの一部を目の当たりにし、大いに刺激を受けてきた。
今のDX支援の仕事にも繋がる重要なエッセンスを得られたと感じており、自分なりに感想をまとめてみようと思う。
1. 「想い
デジタルトランスフォーメーションとROUTE06の黎明
創業準備に取り掛かったのは、ちょうど去年の12月。当時ROUTE06(ルートシックス)はただのプロジェクト名であり、会社としての実質的な創業は共同創業者の松本と重岡がフルコミットとなった今春から。そこから一年足らずで、チームメンバーも続々と増え、ありがたいことに多くの案件のご相談をいただいてきた。
チームのスキルや経歴も、エンジニア/デザイナー/PdM/戦略コンサル、大企業/スタートアップ/SI
「システムインテグレーション」の世界に夜明けを
本日資金調達のプレスリリースを経て、ようやくスタートラインに立てたと身が引き締まる。クライアントや社員、株主など関係者の方々には改めてお礼申し上げると共に、今後ともよろしくお願いしますとお伝えしたい。
ROUTE06(ルートシックス)は、今年に入ってから信頼できる仲間たちと一緒に立ち上げた新しいプロフェッショナルファームだ。「リアルとデジタルが滑らかに繋がる社会をつくる」というミッションを掲げ、
新しいチャレンジに向けて
本日Delight Ventures(デライト・ベンチャーズ)の最終出社日でした。あっという間の半年間でしたが、たくさんの出会いと刺激に溢れるとても濃い環境でした。
Delight Venturesは、DeNAとオフィスも別なのですが、複数のDeNA社員/OB/OGがファンド内で起業準備を進めていたり、またその支援のために多くのDeNA社員が関わっています。本当にDeNAリソースを活用した起業フ
"広告宣伝費ゼロ"のグローバルD2C企業、テスラのマーケティング戦略
先日テスラ(Tesla)の直近決算に関するStockclipの記事を引用したところ、予想外に反響がありました。一見すると多額のマーケティング予算を投下しているように思える当社が、広告宣伝費を1円も使っていなかったという事実には、相当なインパクトがあったと推察されます(トヨタの年間広告宣伝費は4,500〜5,000億円規模)。
近年D2Cブランドが話題になることも増えておりますが、顧客の多くがデジ
世界最大のブランドコングロマリット、LVMHが進めるデジタル戦略
昨今ラグジュアリーブランドの経営において、デジタルタッチポイントの重要性が急速に高まっています。McKinsey&Companyのレポートによれば、2025年にはラグジュアリーブランドのオンライン売上比率(EC化率)は売上の19%(現状12%程度)に成長する見込みであり、またECか店舗にかかわらず、売上全体の80%はオンラインの活動に何らかの影響を受けていることが言及されています。
また日本で
Delight Venturesで何をやってるの?
Delight VenturesでEIRとしてお世話になり始めてから、約4ヶ月ほど経ちました。
ファンドとして、DeNAから組織もオフィスも完全に分離し、本格始動しているため、最近は起業家/VC/大手企業の方々から、Delight Venturesの取り組みやEIRとして何をやっているのか、関心を持っていただくことも増えてました。そのため、どんなことをやっているのか/やってきたのか、簡単にまとめ
Why EIR @ DeNA/Delight Ventures?
はじめまして、遠藤と申します。直近では株式会社ストライプデパートメントで、「STRIPE DEPARMENT(ストライプデパートメント)」と「smarby(スマービー)」という2つのファッションECのプロダクトマーケティングの責任者(取締役 CPO/CMO)を務めておりました。
前職を退任後、新たな起業の準備を念頭に置きながら、しばらくはいろんな方にお会いしたり、知人の会社でインターンをしてい