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お土産話

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#ご当地グルメ

なぜ、水戸は納豆が定着したのか?

なぜ、水戸は納豆が定着したのか?

結論鉄道の発達とともに、おみやげとして広まって定着した。

7月10日は納豆の日1981年、関西納豆工業同組合によって制定されました。関西地方では、納豆の消費量が少ないため、納豆を普及させるために制定されました。関西地方は、温暖な気候かつ日本海、瀬戸内海など、海が近かったため、タンパク質を魚介や野菜からとりやすい状況でした。納豆を作っても当時はメリットが考えにくかったため、関西地方では納豆が食べら

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七夕だけでも夏だけでもない!素麺は季節問わず楽しめる。

七夕だけでも夏だけでもない!素麺は季節問わず楽しめる。

まとめ平安時代、素麺は健康祈願のために七夕の行事食として食べられていた。

都限定のご当地グルメから、伊勢参りを通じて、西日本を中心に、ご当地素麺が誕生した。

バラエティに乏しくなりがちな素麺料理、南の地域でご当地グルメが誕生しているだけではなく、料理系Youtuberによってバラエティ豊かになった。

7月7日は七夕、素麺の日七夕は中国のおめでたい日(五節句)の一つとされています。奈良時代、宮

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名古屋で和菓子が発展した理由

名古屋で和菓子が発展した理由

結論江戸時代、尾張徳川家が和菓子のクオリティを上げた。

娯楽の解禁後、庶民にお茶文化が広がり、和菓子も広まった。

6月16日は和菓子の日848年6月16日、仁明天皇が神のお告げに従って16種類のお菓子、お餅などを神前に供えました。疫病退散を誓って、「承和」から「嘉祥」に改元したことがきっかけです。以降、明治時代まで嘉祥の祝としいう儀式として疫病を払い、健康と幸福を招くめでたい行事として受け継が

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釧路へ戻る道中、牡蠣が食べたくなったから、厚岸で下車した。【厚岸の旅前編】

釧路へ戻る道中、牡蠣が食べたくなったから、厚岸で下車した。【厚岸の旅前編】

まとめ2000年以上の歴史をもつ厚岸の牡蠣。

厚岸牡蠣は、「弁天かき」、「マルえもん」、「カキえもん」の3種類がある

小さな身から、高密度の旨味が広がる。

東根室駅を出発し、釧路へ向かう道中、厚岸で下車しました。

厚岸といえば、牡蠣花咲線の電車は、別寒辺牛川の河口に広がる広大な湿地帯を通り抜けます。反対側の車窓には、湿地帯の奥に、田沢湖、諏訪湖より広大な厚岸湖が見えます。厚岸湖を越えたら、

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【スープカレーの研究後編】スープカレーにピッタリな具材を自分なりに見つけたい

【スープカレーの研究後編】スープカレーにピッタリな具材を自分なりに見つけたい

まとめ他の料理の具材を入れたり、「これ入れたら美味しそう」と思う具材を入れて煮込んでみる。

東京都内などでも、北海道フェア、アンテナショップ、スーパーマーケットでスープカレーの素が買える。

スープカレーに合うオススメの具材があれば、コメントで教えてください。

後編のテーマは、「自分なりに美味しいカレーはできないものか?」昨日、札幌名物のスープカレーの話をしました。スープカレーの歴史から、有名

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山形で学んだ暑さ対策

山形で学んだ暑さ対策

結論 冷やせるものは冷やす 2023年の夏は太平洋高気圧の勢力が強まると予想されており、観測史上最高の暑さになると気象庁が警告しています。さらに、燃料費の高騰により、電気代も上がっています。「節電しながら猛暑を乗り切る方法はないか?」その答えを探るために、山形市を訪れました。

なぜ、山形市の夏は暑いのか? 1933年7月25日、山形市で40.7℃を観測。2007年8月16日、埼玉県熊谷市、岐阜県

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愛知県でハマったカレーにうどんを入れるという発想

愛知県でハマったカレーにうどんを入れるという発想

カレーにうどんを入れるという発想 農林水産省が応募している「カレーに何を入れる?」という応募企画。今回、目をつけたのが、カレーにうどんを入れるという発想。すなわち、カレーうどん。なぜ、このテーマを選んだか?読んでいくと分かります。

愛知県でハマったカレーうどん3選 愛知県でおいしいカレーうどんに出会ったので、紹介します。愛知県のカレーうどんは、深みのあるカレースープが美味しいです。愛知県に行く機

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鹿児島土産、○○味噌の食べ比べ

鹿児島土産、○○味噌の食べ比べ

麦みそ 愛媛県、山口県、九州地方で主に作られている味噌。稲作より麦の栽培に向いている地域で盛んに作られている麦みそ。全体の約5%程度。麦特有の香りと甘めな味が特徴。その理由は、麹の量。麹の量が多いほど、大豆中のでんぷんが多く分解されて糖に変化します。一方、熟成期間が短いほど、甘みが強くなります。長く熟成させると酵母の働きが強くなります。それは、麹菌が分解した糖分を分解してアルコールにするため、長く

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「た」から始まる熊本名物をお土産に買ってきた

「た」から始まる熊本名物をお土産に買ってきた


高菜 からし菜の変種。九州各地で生産されています。熊本県では、主に阿蘇地方で生産されています。3~4月に収穫。
 長野県の野沢菜、広島県の広島菜に並ぶ「日本三大漬け菜」の一つ。
 阿蘇地方で水田の裏作で育てられます。秋に種をまいて冬を越えて春に収穫。阿蘇地方は標高500~800mと高地にあり、火山灰の土壌と寒暖差の大きい阿蘇の気候が生むおいしい高菜。新芽を手作業で摘み取ります。細くて柔らかく鮮度

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