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自由軒のライスカレー
カレーの出てくる小説をひとつ紹介しようと思い、浮かんだのが織田作之助の『夫婦善哉』であった。
この小説は昭和15年、ということは、1940年、ということは今から82年前に雑誌に掲載され、その年のうちに単行本が刊行された。
ずいぶん前に発表された。
作者も今やほとんど忘れられている小説家なのかもしれないが、オダサクノスケ。「オダサク」と愛称で呼ぶ。学校で習う「文学史」では、「無頼派
カレーの出てくる小説をひとつ紹介しようと思い、浮かんだのが織田作之助の『夫婦善哉』であった。
この小説は昭和15年、ということは、1940年、ということは今から82年前に雑誌に掲載され、その年のうちに単行本が刊行された。
ずいぶん前に発表された。
作者も今やほとんど忘れられている小説家なのかもしれないが、オダサクノスケ。「オダサク」と愛称で呼ぶ。学校で習う「文学史」では、「無頼派