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苦味と共に感じる大人への階段
私は味のしない炭酸が苦手だった。
だって、苦くてただ喉をカッと熱くさせるだけだから。
目尻にシワがよる。
だから、甘いシュワっとする炭酸は好きだった。
私はサワー系のお酒ばかりを頼んでいた。
ある時焼き鳥が人気の居酒屋に足を運んだ時、
コップに入った焼酎と、瓶に分かれた炭酸を渡された。
こういうものもあるんだなと胸が躍った。
焼き鳥にはやっぱり、炭酸が合う。
なぜだか知らないが
わがままだけど、これがいいんだ。
君が朝起きたときに、
僕の声は君の中で流れているかな。
昨晩の僕の声は、
君の記憶に流れているかな。
普段口にしない僕の言葉は、
君の中に流れているかな。
恥ずかしいけど、めいいっぱい頑張ったんだけど、
君の胸に届いているのかな。
僕は自分を壊したくないから、
君のことを胸でいっぱいにしたくないんだ。
自分が壊れたら、
君はきっと僕に飽きてしまうかもしれないから。
僕は君を胸をいっぱい