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ありのままで

その場その場で思う感情が違くても、

その場その場で思う自分の姿を好きでいたい。



ふと、自分の存在をとても否定したくなる時がある。

雨に打たれて歩く帰り道。
雨に当たるその肌はどんどん冷たくなっていく。

傘から溢れる防ぎ用のない雨は、
軽さも重さも感じない、その雨粒は、
重さを感じないから、
気づいて自分で拭わないと、
どんどん肌を冷たくしていく。

言葉も自分という存在も、
気づかないと、
自分の知らぬ間に
相手がそのように私のことを思う時があるんじゃないかなと。

相手にとってのわたしは、
時として否定的な存在になってしまうのではないかと。

私の荒ぶる感情は、
どんどん否定的な波を作っていく。

でも、また目まぐるしく、
爽やかな自分が顔を出す。

扇風機の風がようやく自分の元に届いた時の、
息が通る感じとか、

そんな瞬間が常に私を助けてくれる。

本当、単純だな。

だけど

そういう何気ない幸せが、
目の前に現れると、

人ってその場の幸せを噛み締めるよりも、
じゃあ、次も、と幸せの回数を増やしたがる。

今ある幸せが、
わたしには訪れていても、
世界中の誰かがその幸せを噛み締められるとは限らないのに。

今目の前に起きる幸せな感情があったかと思いきや、

急に悲観的になってしまったり、

さらに欲しいという欲求になってしまったり、

いろんな感情が目まぐるしく自分の中で溜まったら、
どれが本当の自分なのかわからなくなる。

でも、本当の自分は1人ではないんだと思う。
そう思う全ての感情は全て本当の自分なんじゃないかなと。

そして、そういう自分を、今は
好きになりたいなって。

生まれてきた場所に、
日々感謝して、
周りにあるもの一つ一つを、
楽しんで、

この世界で生きていきたいなと。

ある人は、こういうわたしを笑う。
何言ってるんだって。

でも、わたしはこういう自分を嫌いではないし、
一つ一つの考えに意味があると思う。

いつかどの感情も愛おしく思えたら、
わたしはどんな人にもありのままでいる事の、
大切さを伝えられるだろう。

まだまだこれから。
たくさんの自分を知っていきたい。

ありのままでいたいと思うと、

少なからず、嫌な自分を目の当たりにする時もあるだろう。

でも、その感情全てが私であり、

その感情があるからこそ、

良い自分もきっと輝いている。

ありのままに満たされて、
ありのままの自分に微笑む自分が、

きっとどこかにあることを信じて。

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