晶文社
記事一覧
ロシアのウクライナ侵攻を受けて、建築に何が可能か(『増補版 戦争と建築』)
大量の難民のための空間をどうするか
『サピエンス全史』(二〇一一年)で知られるユヴァル・ノア・ハラリは、人類の最悪の敵だった飢餓、疫病、戦争はもう克服しつつあると楽観的に論じていたが、残念ながら、世界はコロナ禍で覆い尽くされ、一人の政治家の暴走によって、ロシアの空域が閉鎖され、スポーツや芸術の世界から同国の選手が排除され、あっという間に冷戦下に戻ったかのような状況に突入した。アメリカによるイラク
石田月美・鈴木大介 「障害とパートナーシップ会議」第4回のお知らせ(6月29日21時~)
数々の精神障害を抱え死にたくなるような苦しい日々から、婚活を機にサバイブした体験を描いた『ウツ婚』の著者・石田月美さんと、発達障害特性を持つ妻vs高次脳機能障害となった元モラハラ夫による家庭生活改善マニュアル『発達系女子とモラハラ男』の著者・鈴木大介さんが、障害当事者とそのパートナーのよりよい関係を模索すべく、連続対話を企画しました。
名付けて、「障害とパートナーシップ会議」
発達障害はじめ各
障害とパートナーシップ会議 アーカイブ視聴リスト(第1回~第6回)
石田月美さん、鈴木大介さんによる「障害とパートナーシップ会議」のアーカイブ視聴が下記からできます。
第6回「当事者のどんな障害特性がパートナーの加害化を招くのか(前編)」
https://youtu.be/39i3Rx3-RTs
第5回「なぜ被害者の中に加害性も立ち上がるのか」
パート1(すいません、冒頭数分が画像が乱れています)
https://youtu.be/-qAMrl_A8S8
パー
対話7-B 心の穴の、その先へ(石田月美)
二村ヒトシさま
この往復書簡も幕を閉じます。あっという間のようで密度の濃い時間を、この連載の中で過ごさせて頂きました。二村さん、いつも生意気な私の書簡に丁寧にご返答くださり、本当にありがとうございます。
この連載を始めてつくづく分かったことは、否定するのは簡単だが、肯定しつつその先を考えるのはいかに大変かということです。
前半戦では、私から心の穴への問題提起をさせて頂きました。そして後半戦で
対話7-A これからの恋愛論(二村ヒトシ)
石田月美さま
この往復書簡の連載で、月美さんの知見と筆の力によって、僕の考えはずいぶん更新されたように思います。本当にありがとうございます。
『なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか』に「恋とは、相手を“得る”ためにするものではなく、自分を“知る”ためにするもの」と書きましたが、これからは、
「恋愛(や結婚)は、いまの自分であり続けるためにするのではなく、自分が“変わる”ためにする
対話6-B 他者を受け入れる心の余白(石田月美)
まず、二村さんの問題意識を私なりに整理させてください。
二村さんは、そもそも恋愛を始めるために動くことがうまくできず、恋愛を始めることができない男性について、次のようにおっしゃいました。
つまりこの問題は、恋愛ができない男性は女性に対する恐怖心から支配的になったり暴力的になったりする、ということだとも解釈ができます。そのような男性も一部にはいらっしゃるのかもしれません。であるなら、やはり心の穴
対話6-A 欲望と信念と矛盾と「見ること」と非モテ(二村ヒトシ)
石田月美さま
なるほど。
たしかに「あなた」が主語のときも「わたし」が主語のときも、「べき」を使わないほうが人の心は苦しまないですね。
「べき」を使わないべき、などと書いてはアホですから(僕はつい書きそうになります)、「べき」を使わないほうが恋愛を考えるときに(なにを考えるにも)有効だと表現するのが、読者にとっても書き手にとっても有効でしょう。
わたしが「してほしい」のに、それを、あなたが
対話5-B 「女性はどうすべき?」とは(石田月美)
二村ヒトシさま
私の生意気な書簡に対し、いつも丁寧にご返答頂き痛み入ります。私の文章が二村さんのおかげで解体され、よりわかりやすくなり嬉しく思っております。
と、二村さんからご提言を頂きましたので、今回はそのことについて考えていきたいと思います。
べき思考の罠実は、私は今まで書いてきた原稿の中で「〜べき」という表現を使ったことがありません。なぜなら、「〜べき」という言い回しの裏に「正義」の圧
対話5-A 男性がすべきこと(二村ヒトシ)
石田月美さま
小さな主語こと「かつてあった愛嬌を失った男」とは、もちろん精神肉体あらゆる部位において日に日に老いを自覚していく僕自身のことなんですが、そんな僕がどうしたら愛されるのかという自分ばっかり見ている切迫した問いは一蹴され、より多くの男性読者に役に立ちもちろん僕にも完全に役に立つ「シスヘテ男性が女性から愛してもらうためには」に関するアドバイスを月美さんからいただきました。ありがとうござい