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ポップカルチャーは裏切らない

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”好きなものを好きだと言う"を基本姿勢に、ライブレポート、ディスクレビュー、感想文、コラムなどを書いている、本noteのメインマガジン。
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2022年2月の記事一覧

2012 to 2022~「ちょっと思い出しただけ」でちょっと思い出した、松居大悟とクリープハイプの10年

2012 to 2022~「ちょっと思い出しただけ」でちょっと思い出した、松居大悟とクリープハイプの10年

2022年2月11日に松居大悟監督の映画「ちょっと思い出しただけ」が公開された。クリープハイプの楽曲「ナイトオンザプラネット」(2021年リリース)を原案に池松壮亮と伊藤沙莉を主演に迎えた作品だ。クリープハイプの尾崎世界観はコロナ禍に突入しかけた頃、ツアーが延期となり空いた2020年2月のある日から「ナイトオンザプラネット」を作り始めた。そして完成後、松居大悟に<一緒にやりたい曲が出来た>と連絡を

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SENSAにNelko『How Do You Feel?』のレビューを寄稿しました

SENSAにNelko『How Do You Feel?』のレビューを寄稿しました

SENSAに3回目のレビューを寄稿しました。東京のメロウヒップホップバンドNelkoの1stアルバム。最初の作品なのでバンドの成り立ちや紹介もまじえつつ、ひたすらこの良いムードを届けるべく言葉を選りました。

すっごいざっくり言うと、環ROYがなつやすみバンドとコラボレートしてる、みたいな音楽、なのだけどもちろんそんな形容では収まりきらないユニークな音楽です。ドライブミュージックとしてはもちろん、

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四つを打ち、ロックで踊るということ~2022.02.15 Base Ball Bear × the telephones@ Zepp Nagoya

四つを打ち、ロックで踊るということ~2022.02.15 Base Ball Bear × the telephones@ Zepp Nagoya

2年の延期を経て再開催されたBase Ball Bearの対バンツアー「LIVE IN LIVE〜I HUB YOU (Take) 2〜」。名古屋公演はかつてのレーベルメイトであり、同年代のthe telephonesとの対バン。"速い四つ打ち"をキャッチーで爽快感ある楽曲に導入してゼロ年代フェスの成長期の中心にいたベボベ、"速い四つ打ち"をハードでパワフルな楽曲に取り込んでテン年代フェスの黎明期

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夢で遊ぶポップミュージック〜2022.02.09 ずっと真夜中でいいのに。『果羅火羅武〜TOUR』@名古屋国際会議場センチュリーホール

夢で遊ぶポップミュージック〜2022.02.09 ずっと真夜中でいいのに。『果羅火羅武〜TOUR』@名古屋国際会議場センチュリーホール

ずっと真夜中でいいのに。通称ずとまよの初の全国ホールツアー。その千穐楽を名古屋国際会議場センチュリーホールで鑑賞した。作品は出れば聴いていたし、ライブ映像自体もフジロック2019の中継や「JAPAN ONLINE FESTIVAL」で観たことはあったが生で観るのはこれが初めて。まだまだ未解明な部分の多いユニットゆえ、ライブ自体がどんな雰囲気なのかも掴めない状態で足を運んだ。そして会場に入るとステー

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Spotify『RADAR: Early Noise』の5年間にみる、優れたレコメンド力 秋山璃月、菅原圭、WurtS……2022年選出10組にも期待[Real Sound寄稿記事]

Spotify『RADAR: Early Noise』の5年間にみる、優れたレコメンド力 秋山璃月、菅原圭、WurtS……2022年選出10組にも期待[Real Sound寄稿記事]

Real Soundに51回目の寄稿をしました。今回はSpotifyが2017年から行っている新人アーティストのレコメンドセレクション、「RADER:Early Noise」について。その選出基準であるとか、過去の選出アーティストの当時と現在地などを書き記して、後半は今年の10組について簡単にですが紹介しています。

バンド勢は明らかにグルーヴごと置き換わっている気がするし、ポップス系の人たちも近

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メンタルヘルスとポップカルチャー~生きづらさを逃がすこと

メンタルヘルスとポップカルチャー~生きづらさを逃がすこと

生きづらさの拠り所街のメンタルクリニックに勤めていると「今日が初めての精神科/心療内科の受診だ」という人をよく診る。特に最近は若い人、特に高校生の来院が多いように思う。理由は様々だがやはり学校にまつわるものが多い。行く気力が起きない、友達との関係性をうまく築けない、人に言われた言葉を気にしてしまう。コミュニケーションにまつわる苦しさは学校生活で直面しやすい。

自分の状態に対して理由を知りたいとい

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noteのキービジュアルをリニューアルしました

noteのキービジュアルをリニューアルしました

noteのトップ写真が仕様変更で比率がヘンになってからずっと放置していたけど、見かねた妻が2週遅れの誕生日プレゼントとして作って贈ってくれた。これしかねえ、ってデザインだ。摂取して書いて喋りまくってる忙しない僕の日常そのもの。これをnoteのキービジュアルとして君臨させたいと思います。

ばっちり。noteの中にしっかりオフィシャルホームページを開設できた感あります。
#イラスト #キービジュア

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