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徒然読書→Positive Reading

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今まで読んだ本の備忘録📕✨ 本同士のつながりもまとめていきたい。
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【要約備忘録】10月に読んだ本8冊

【要約備忘録】10月に読んだ本8冊

今まで読んできた本も、要約しようと読むとまた違った見方ができます。
通読と復読を繰り返さないと要約が書けないからです。

手間はかかるけどその分1冊の本に真摯に向き合えることができているかもしれません。
むしろ速読用の本と遅読用、再読用の本があると思っています。

今は遅読用、再読用に重心をおいた読書がメインです。

要約出来た本に絞っているため冊数は少なめですが、どんどん世界が広がってビジネスに

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【要約備忘録】8月9月に読んだ本8冊

【要約備忘録】8月9月に読んだ本8冊

8月は読みかけが多かったので、9月とまとめました。

そして今回から、まとめ方を変えてみます。
読んだのに頭に入っていない、忘れていることが多いことが発覚しまして。

この前友人と本屋に行った時の会話です。
友人「この本知っとる?」
私「知ってる、というか持ってるわ」
友人「内容教えてくれん?気になっとって」
私「・・・・(どっから説明する…?うわあああああああああ)」

はい、心の中で悲鳴上げて

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【追加記事】読みたい本を発掘するために、参考にしている本3冊を追加で紹介!

【追加記事】読みたい本を発掘するために、参考にしている本3冊を追加で紹介!

以下の記事が今でも伸びていますので、さらに追加で紹介したいなと思います。

実はこの記事、ビューが歴代3位なんですね。
2年間noteを続けていて、1ヶ月で歴代3位というのは伸びが良く、見られてる方です。
note読書様の「みんなのおすすめの本」マガジンに登録してくださったのも大きな後押しだと思います。
みなさま、ありがとうございます!

それでも、なぜ最近の記事にしては息が長いのかなと考えてみま

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中国の西の西、敦煌を舞台にした歴史小説【徒然読書64】

中国の西の西、敦煌を舞台にした歴史小説【徒然読書64】

敦煌についてご存知でしょうか?

シルクロード展などで名前だけは聞いていました。
世界遺産の莫高窟があるところです。

莫高窟の別名が千仏洞です。
場所は中国の西の西。西安よりも西です。
中央アジア寄りですね。

そこから敦煌文書が1900年代に発掘され、3世紀から5世紀の文献からヘブライ語西夏語ウイグル語ソグド語などで書かれた文献が見つかり、現在では大変貴重な史料になっています。

前置きが長く

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歴史?SF?文字にまつわる不思議な短編集【徒然読書63】

歴史?SF?文字にまつわる不思議な短編集【徒然読書63】

大学の時に読んだけれど不思議過ぎて頭に残っている本があります。

今読み直してもやっぱり不思議。
何が不思議なのかと言われても言語化しにくい。

それが『文字渦』。

中原敦の『文字禍』を意識しているのかなと思ったら、「新字」でナブ・アヘ・エリバ博士が登場!

出典は明言していないけれど、やっぱり繋げてたんだとワクワクしました。

渦と禍が違うのも文字の不思議さを示しているのかな、左が違うだけで意

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ステキな問いが出来るように参考にした本3冊【徒然読書番外編2】

ステキな問いが出来るように参考にした本3冊【徒然読書番外編2】

「問い」。
コミュニケーションの上で欠かせない要素のひとつです。

1番は傾聴力だと思っているけれど、聞いた上で新たな気づきを引き出せるような偶発的な何かを生み出せるような、そんな問いが出来るようになりたいです。

それには経験が必要だけれど、ただ数だけこなすのではなく1回1回ごとに変えてみる。

試してみる。

そんな経験の積み方をしたいです。

そう思った時にいつも頼りにしている本があります。

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「言葉」「図書館」について考察されている小説【徒然読書60】

「言葉」「図書館」について考察されている小説【徒然読書60】

みなさま台風は大丈夫でしょうか?

ろくに外に出られないので、今までためていたシリーズ本を一気読みしました。

それが『図書館の魔女』。
ファンタジーであっても、魔法ではなく「言葉」の絡み合い。

著者が言語学者というのも納得するぐらい、「言葉」に対する考察が深いです。

4冊あり、分厚いので全部読むのに時間はかかりますが、それだけの楽しみはあると思います。

主人公マツリカ(通称「図書館の魔女」

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3回読んでも新発見がある『漢文力』【徒然読書59】

3回読んでも新発見がある『漢文力』【徒然読書59】

ふと本棚を見ていると、「あれこの本何回も読んでいるのに記事にしていないな」という本がありました。

それがこの本。

もともと漢文が好きで、短い文の中に宇宙が存在しているような錯覚をしばしば抱いていたものです。

和歌も同様でどうしてこんな31文字の間に人間の心情や本質を閉じ込められるのだろう?と惹かれたり。

だから論語や老子荘子、戦国策、貞観政要、八代集などを読みたい欲が時々沸き起こります。

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時空を渡って歴史を変えるSF小説【徒然読書58】

時空を渡って歴史を変えるSF小説【徒然読書58】

SF小説も面白くて芋づる式に早くも沼にハマっています。

今回読んだ本は2007年という少し古めですが、『天冥の標』シリーズを書かれている小川一水さんが書いた本です。

前回紹介した『獣たちの海』や『ハーモニー』は未来社会でユートピアや現実の延長上にありました。

『時砂の王』は未来だけれど時間遡行や歴史改変が絡むので、また別の面白さがあります。

舞台は26世紀だけれど、主人公のメッセンジャーと

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桁外れの読書家が「図書館」について語った本【徒然読書57】

桁外れの読書家が「図書館」について語った本【徒然読書57】

いつも行く本屋さんの特集で見つけた本です。

少し値が張りましたが、初めてみる本であまり売られていないと判断して買ってしまいました。

表紙の紙がほんの少しざらっとしてて、それもいい!!!
つやつやじゃなくて和紙っぽさがある表紙なかなかないので、心を掴まれました。

さて、著者はどんな人なのかと言うと、アルゼンチンに生まれ各国を行き来した後にブエノスアイレス大学図書館館長になった方です。

半世紀

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私のものがたり、「徒然読書」【徒然読書番外編】

私のものがたり、「徒然読書」【徒然読書番外編】

※徒然読書番外編とある通り本紹介も含めております。

徒然読書も気が付けば56冊分書いていました。
歴史マンガ小説紹介も含めたら80冊ぐらいでしょうか。

これでも部屋にある本のほんの一角です。
まだまだ読みたい本紹介した本が多いですが、読まずに紹介はやっぱりできません。

歴史マンガ小説で全部読まずにしたことがありますが、やっぱり内容が薄すぎる…

そんな徒然読書ですが、いつも使っていたこの画像

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ユートピアが「怖い」と実感したSF小説【徒然読書56】

ユートピアが「怖い」と実感したSF小説【徒然読書56】

SF小説第二弾です。

病気もストレスもない世界がユートピアなのか?を問いかけた小説です。

友人に勧められたのはオルダス・ハクスリーの「すばらしい新世界」でしたが、近くの書店になくて、配達待ちです。

その時に惹かれて買ったのが「ハーモニー」。
「すばらしい新世界」と引き合いに出されているのをどこかで読んだのを思い出しました。

核戦争を経てすべての人間が均一化されていて、「おとな」になると健康

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世界の陸地が水没した後の世界を描いた小説【徒然読書54】

世界の陸地が水没した後の世界を描いた小説【徒然読書54】

SF小説を読み始めました。

どこから読もうかと思ったけれど、前から気になっていたシリーズを読んでみました。

シリーズ物なので全部読むのは時間がかかります。

そこで、短編集を買いました。
短編集ならその世界観も少し掴めるし、筆致もなんとなく分かるかなと判断したのです。

半分ワクワク半分ドキドキでしたが、今回読んだ本は合いました!!

まず世界観がすごく綿密。
何しろ舞台が25世紀で陸地が水没

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「バベルの図書館」と「文字禍」を読み比べてみた【徒然読書53】

「バベルの図書館」と「文字禍」を読み比べてみた【徒然読書53】

文字や図書館がテーマの小説やビジネス書に惹かれるときがあります。

興味が日々で変わっていくというのは、自分が多くのことに触れていてたくさんの人と話していろんな本を読んで受け止めている証拠だと思います。

さて、最初に「文字」について興味を持つようになったのは、中原敦の「文字禍」。

高校生の私にとって強烈で今でも時々読み返している本です。
何が強烈だったのか言語化できませんが、そういう感覚が本当

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