Crossing[2021.11.20(土)の読書占い]

今日、いただいたメッセージです。 「ソファを登る。」 「こうして茶飲み話が続いていくこと、それ自体が重要だから。」 「可能な宇宙、また別のありかたなんて、あったかもしれない他の可能性なんて戯言を全然信じていないのに、何故だかそれを、自分自身の存在で証明するかのように振る舞うだろう」 「全く同じなりゆきは、アルファベットを好きに何文字並べてみても可能となる」 バナナ剥きには最適の日々 著:円城塔 早川書房 今日は、こだわりを手放しましょう。 絶対こうでなくてはいけないこ

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屍者の帝国

やっと読み終えました、「屍者の帝国」。 思っていたよりも読み進めるのに時間が掛かってしまったし、読み終えてみて振り返ると本作のことをよく理解できていないしで、自分自身にがっかりしています。 アニメ映画があるからそちらを観ると多少は理解できるようになるのかなと、いくつかレビューを読ませていただいたところ、原作とは異なる作品なのだそう。アニメは別の作品として楽しむこととして、またしばらくしてから読みかえしてみようかと思います。 ◇ 本作の登場人物は私が好きな作品のキャラク

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真説・異常論文

書評:樋口恭介編著『異常論文』(ハヤカワ文庫) もともと「異常論文」的なものが大好きである。例えば、小栗虫太郎の『黒死館殺人事件』における名探偵・法水麟太郎の、似非神学的なペダントリーには、たまらなく惹かれた。半分は嘘八百の屁理屈だが、それで「この世の外」にまで連れ出してくれるのだから、壮大にして「もっともらしい嘘」ほど魅力的なものはないし、そもそも「小説」の面白さの最大の要素もまた、この堅牢に構築された「もっともらしい嘘(説得力のある嘘)」なのだと思う。 そんなわけで私

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21/11/2 宇宙飛行士よりツバメになりたい

Twitterで"文芸の電子化は、人類の宇宙進出のようなものである。"という円城塔の呟きを見た。彼がどのようなコンテキストでそう呟いたか僕にはわからないけれど、文芸が電子化されることで新たな"開発"の舞台に立ったと解釈するなら、それはある側面においてあらゆる芸術の発展に敷衍できることかもしれない。 ではこの地上に在るもの、起こることを全て我々が理解し使いこなせているかと言うと、全然そんなことはない。 ちょうど昨日、泡坂妻夫の『しあわせの書』を読んだ。あるところで"最後の数ペ

定食選び[2021.10.2(土)の読書占い]

今日、いただいたメッセージです。 「長閑さ」 「Echo」 「何かを計算するために」 Self-Refarence ENGINE 著:円城 塔 ハヤカワ文庫 今日は、迷ったとき、困ったとき、どちらもありだと考えてみましょう。 偏りは才能ですが、 あなたは反対側にもいけるはず。 いざというとき、どちらにもいけるように 今日はあえて、いつもしない方を選んでみましょう。 あなたの枠が広がります! 以上になります。 ありがとうございました。

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フラワー[2021.9.29(水)の読書占い]

今日、いただいたメッセージです。 「判断するべき基準は、慣習以外に全く存在していないのです」 「多少遠回りとも思える考察」 「可能な宇宙、また別のありかたなんて、あったかもしれない他の可能性なんて戯言を全然信じてなんていないのに」 「螺旋は内から外に向けて、時計の進むように作られている。」 バナナ剥きには最適の日々 著:円城 塔 早川書房 今日は、未来の自分を信じて行動しましょう。 これから先どうなるかわからないし…とか、きっとこうなってしまうのではないか…など、 まだ

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私の読書日記:2021/09/17

※※ヘッド画像は 雑記草 さまより さて、先日から、noteの一般会員にもルビ機能が追加された。おかげで文学作品を引用しやすくなった。あるいは、ルビをふる仕事が増えたと言うべきか。ともあれ、見慣れない表現が多く登場する文学作品も忌憚なく紹介できるようになったのはありがたい。 また、ルビ機能で遊べるようになった、と聴くと、円城塔『文字渦』を思い出す。ルビの遊び方が奇想天外で面白い作品であった。残念ながら、私は著者の意図している部分の半分も汲み取れていないだろう。相当、高度な

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9月第3週 今週のおすすめ「本の話」 5選!

9/17(金)から「電書の森2021」が始まりました! 読書の秋に向けて、電子書籍をお得に購入されてみてはいかがでしょうか。 13日に発売された山本文緒さん『ばにらさま』書店員さんの感想を掲載。オール讀物からは大島真寿美さん、朝井まかてさん、文學界10月号からは『ゴジラS.P』の脚本を手がけた円城塔さんのインタビューを掲載! ◇ ◇ ◇ ★甘さと毒がクセになる、山本文緒の新刊『ばにらさま』書店員さん怒涛の感想日常の風景が一転! 思わず二度読み! 痛くて、切なくて、引きず

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謎はずっと解けないまま。

『Self-Reference ENGINE 』円城塔 早川書房    世の中に複雑怪奇な文章というのはいくらでも存在する。例えそれが母語で書かれていたとしても、我々には理解の及ばない世界が存在するのだと、時折思い知らされる。  円城塔の作品を読んでいると、日本語の概念を見失う。というより、物語の迷宮でいつまでも迷子になり、そして本を閉じれば途端に目の前にあったラビリンスが消えて行く。そんな小説ばかりだ。とてもじゃないが、百回読み直しても円城塔作品は理解ができないだろう。  

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【特別公開第三弾!】『機龍警察 火宅』円城塔氏文庫解説

8月18日の『機龍警察 白骨街道』の発売を記念して、今回は『機龍警察 火宅』の円城塔氏の文庫解説を特別公開します。現実社会を映し出す鏡としての〈機龍警察〉シリーズのすごさがよくわかる非常に素晴らしい解説です。『白骨街道』を読まれる前に、ぜひこちらの解説をご一読ください! 『機龍警察 火宅』解説円城塔氏(作家)  ここには時間と空間の広がりがある。  一般にはあまり知られていないが、きちんとした時間と空間の広がりを備えた小説というものは稀である。小説は事実そのものとは異なる

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