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【要約備忘録】8月9月に読んだ本8冊

8月は読みかけが多かったので、9月とまとめました。

そして今回から、まとめ方を変えてみます。
読んだのに頭に入っていない、忘れていることが多いことが発覚しまして。

この前友人と本屋に行った時の会話です。
友人「この本知っとる?」
私「知ってる、というか持ってるわ」
友人「内容教えてくれん?気になっとって」
私「・・・・(どっから説明する…?うわあああああああああ)」

はい、心の中で悲鳴上げて逃げました。(物理的には逃げてません)
あとでLINEでフォローしましたが、心に跡が残りました。
スキーで滑った後に残る轍みたいな、いつかは消えるだろうけどすごい勢いでついた跡です。

これショックじゃないですか?
読書好きなのに、楽しんで読んでいるのに説明ができない。

これではあかんということで『メモの魔力』を読み直しました。
すると、メモをすることで「要約する癖をつける」とありました。
この要約が出来ていないのでは?
(要約については、『東大思考』にも具体的に書かれています)

ということで、今月から読んだ本は200字ぐらいに要約します!
本のエッセンスを自分なりに掴んで、友達がわくわくするような本紹介ができるようになりたいです。

※要約なのである意味ネタバレにもなると思います。
ご了承ください。

永井路子『はじめは駄馬のごとく』

ナンバーワンばかり注目されているけれど、あえてナンバー2に徹した藤原不比等や徳川秀忠、ナンバー2になろうとして失敗した源義経…普段表に出てこない隠れたナンバー2を掘り下げることで、ナンバー2の極意や生き方を学べる本。ナンバー1ばかり見ていてナンバー3以下をおろそかにしていると足元をすくわれる、上と下両方のバランスを見て権力を維持していく醍醐味を味わえるというような書き方が面白い。

197字(歴史小説ではなく、複数人物ごとの章立てになっているので読みやすい)

前田裕二『メモの魔力』

メモは自分を知り、やりたいことや人生の方針を見つけるためのツールである。メモをし続けていくと、構造化能力や言語化能力が身に付き、クリエイティブな新たな知的生産につながる思考ができるようになる。インプットした具体的な事柄をもとに、気付いたことをWhyで掘り下げながら応用可能な粒度にしていき、実際にアクション出来るように落とし込むこと。これがメモの具体的な方法である。

183字(『東大思考』の原因思考、上流思考にも通じる)

レベッカ・アンダーソン『資本主義の再構築』

一言でいうとSXとは何か?どうやって企業活動に組み込んでいくか?を検討している本。「共有価値」をどう創出して投資家や政府、地域など周りを巻き込んでいくのかという方法が、豊富な事例をもって書かれている。共有価値は、「合理的な事業計画を立てながら、もっと大きな問題に同時に取り込もうとすること」。それを取り入れるのが、アーキテクチュラル・イノベーションで社会の仕組みを根本的に変えてしまう。うまく行けば良質な雇用も生み出されていくというように、持続可能な社会の実現段階もまとめられている。

242字(オーバーしてまった…けど職場の先輩に5月にすすめられて3ヶ月かけて読んだ本)

山本信吉『小野道風(人物叢書)』

平安時代初期に生きた三跡の一人、小野道風(894~966)。空海の唐風な行書、菅原道真の書風整備を経て、和様化の基盤を築いた人。王義之の行書を源流としていて、優雅でのびやかな書風が特徴である。祖父が小野篁、祖先に小野妹子など有名な人物が多く、外交を通して入ってきた豊富な書籍をもって詩文や書法に通じた家系に生まれた。だが、生きた時代が藤原氏台頭の時で、天皇の庇護はあったものの出世はできなかった。

205字(美術館で書に関する展覧会で、小野道風がよく出てくるので読んでみた)

喜多川泰『賢者の書』

生きていく中で必要な9つの概念を小説形式で教えてくれる本。具体的な9つの概念は読んでのお楽しみ。9つ目の伏線回収が鮮やかで、そうなんだろうなと思っていたけどそういうオチか!といい意味で裏切られた。人の幸せを願って、人の為に何ができるのかを楽しみながら考える西のオアシスの住人など所々に寓話もあるのが面白い。自分の経験と照らし合わせると人生の見方が変わる本。(ちょっとネタバレ…)

178字(Kindleで無料になっているので、電車通学通勤時にさくっと読めると思います)

西岡壱誠『東大思考』

理解力が低い!覚えられない!ときにどうすれば良いのか?を教えてくれる本。理解力とは、「「既知」と「未知」を紐づける力」とのこと。他にも関連付けによって最小限の範囲で多くのことを覚える方法や、「日常の解像度」を高めて、本質を掴んでいく方法もまとめられている。原因思考、上流思考、目的思考、裏側思考、本質思考の5つを組み合わせることが「頭のいいひと」の考え方である。テンプレート化すればすぐ仕事に活かせる本。

202字(日常の解像度を高めるプチレッスンも15個ぐらいあり、少し立ち止まって考えてみた)

松岡正剛『17歳のための世界と日本の見方』

「編集工学」の視点から人間文化を見ていく本。編集工学とは、目の前の情報をどう区別して、新しい関係性を発見していくための、技術的で方法的なスキルやセンスのこと。宗教や文化にどのような編集があったのかを知ると、世の中の見え方が変わっていく。我々が人間になっていったプロセスや日本神話や日本仏教、キリスト教の編集過程を整理しながら、どう時代が変遷していったのかという背景を考えるのに最適である。

194字(メモをせずに一気に読んだ本。2回読み返してもまだ味わいきれていないような…)


まだまだ要約というより、ただのまとめというか感想もごちゃまぜになっているけれど、自分の言葉で書けるように語彙力も増やしながら読書していきたいです!


※画像は文字部分以外画像生成AIを使っています。
プロンプトは以下の通り。
「青空 たくさんの本 読んでいる少女 ファンタジー メモ 雰囲気/ムード」


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