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Not For Sale 〜50歳からの海外博士挑戦〜

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【メインマガジン】長年、自分が「できること」を切り売りして生きてきました。でも本当は、夢や生き方は「非売品」のはず。そんな想いで、2023年8月にドイツへ来ました。
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#ドイツ

#135 サッカー選手に、 なった気分⚽️

#135 サッカー選手に、 なった気分⚽️

5月1日になりました!これまで「新プロジェクト」と呼んでいた今日からの仕事について、お話ししたいと思います。以前はドイツ・ダルムシュタット工科大学の研究員でしたが、実は同じ大学の別の研究室に移ったわけではなく、ドイツ国内の他の大学に移ったわけでもなく、オランダの大学に移ってきました✨
(ヘッダ写真:自宅最寄りのアイントホーフェン中央駅)

トオルの研究テーマなら、オランダだよ

昨年末に教授と面談

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#131 カツサンドに誓った昼✨

#131 カツサンドに誓った昼✨

変なタイトルですね〜でもこのタイトルで記事を書きます!と約束したタイトルなのです。普通、何か素敵な誓いを立てるのは夜か早朝な気がするのですが、その時は昼でした。今日はそんな、カツサンドを食べながら決心をした日の話です。

出来すぎた話

5月から新しい研究プロジェクトに所属することになりました。僕のいるドイツの大学の研究室では多くの場合、半年〜2年毎に自分がやっている研究の予算元が変わります。ドイ

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#125 「しあわせ探〇〇」が処方された日 

#125 「しあわせ探〇〇」が処方された日 

前回の記事では、新プロジェクト「しあわせ探〇〇」が、晴れた9月の日に、スイスのベルンで誕生した日のことを書きました。今日は、プロジェクト誕生直後にやってきたちょっとした試練について書きたいと思います。「〇〇〇」の最初の文字は「探」でした!

海底で動けない潜水艦

僕は、2023年夏に3年来の夢が叶って日本からドイツへ研究活動を始めるべくやってきたわけですが、「しあわせ探〇〇」が誕生した直後の同年

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#93 グリューワインで、覚悟を決める

#93 グリューワインで、覚悟を決める

ドイツはクリスマス・マーケット真っ只中だ。普段はだだっ広い中心街の広場に所狭しと仮設店舗が並び、ソーセージやバウムクーヘン、クリスマス・オーナメントやキャンディー、そしてなんといっても名物のグリューワインの屋台が並ぶ。子どもたちが喜ぶメリーゴーランドもあちこちにある。

可愛いハウスビール

毎週土曜日は、中心街から少しだけ歩いたところにあるパブに行くことが多い。日本でいうところの大ジョッキのビー

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#85 ドイツGP難民を卒業した話

#85 ドイツGP難民を卒業した話

ドイツに来て100日が経った。実はこの100日目、留学生にとっては「第一の関門」となる。現地の生活に慣れ、電車に乗ったり買い物をしたりという生活の勝手も分かるようになり、しかし文化や食生活の違いから来るストレスは着実に身体に蓄積されてきて、多くの留学生が体調を崩すのが、到着後100日目あたりだ。

異国の地は、やはり厳しい

先の投稿「#71 エマージェンシー・ブロー 〜緊急浮上せよ〜」で、ドイツ

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#64 朝と夕方は、宮殿にいます

#64 朝と夕方は、宮殿にいます

素敵なタイトルを思いつきました。宮殿というと、やはり真っ先に思いつくのはフランスのヴェルサイユ宮殿。ドイツと宮殿というのはあまり結びつかないかもしれません。しかしここダルムシュタットにも、16世紀から建築の始まった宮殿があり、戦禍を生き抜いて現在にその勇姿を残しています。

なぜ宮殿に大学のマーク?

まずはダルムシュタット宮殿を見てください。こんな建物です。ヴェルサイユのような華やかさはありませ

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#43 ドイツ留学、ふりだしから始めよう

#43 ドイツ留学、ふりだしから始めよう

8月も残り1週間を切り、9月になれば正式に、ダルムシュタット工科大学の研究員となり、勤務がスタートします。今日は後から振り返るためにも、勤務開始を目前にした気持ちをまとめておこうと思います。

迫力のワークショップ

先日、研究室全体のワークショップに出席しました。大規模研究室なので、対面で参加した約30人に加えて、オンラインでの参加者もいて、「活気がある」を超えて「迫力がある」会でした。

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#29 Three Good Things を書き出してみる

#29 Three Good Things を書き出してみる

友人が音声配信を始めました。もともとラジオが好きだった僕は、「これってかなり有効な発信手段かも」と思いました。AI の世界でも、言語だけ、音声だけ、画像だけではなくそれらを組み合わせた「マルチモーダル」の研究が盛んになってきていますが、その有効性を改めて感じた次第です。その番組で紹介されていた(恥ずかしながら、初めて聞いた)Three Good Things の書き出しなるものをやってみようと思い

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#21 ドイツ留学のための手続きあれこれ

#21 ドイツ留学のための手続きあれこれ

3日後にドイツに向けて出発しますが、必要な事務手続きがほぼ完了しました。今後ドイツへいらっしゃる方のためにも、必要な手続きについてまとめておきたいと思います。特に運転免許はドイツは少しやっかいです。ここで、「合法的に日独2カ国の運転免許を同時取得する方法」についても解説します!

国外転出届

海外で安全に暮らすには、現地の日本大使館・総領事館が自分の存在を在留邦人として認識していることが大切です

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#4 ドイツ・研究者ビザ申請

#4 ドイツ・研究者ビザ申請

先日、東京・広尾にあるドイツ大使館へ、渡航のためのビザ申請に行って来ました。日本のパスポートは、英国のコンサルティング会社「ヘンリー&パートナーズ」によるパスポートの信頼度調査で、2023年1月の調査でははシンガポールと並んで世界1位!193の国と地域にビザなしで短期渡航が可能です。つまり、日本国籍を持っている場合、海外旅行や短期留学のためにビザが必要になることはほぼないため、大使館に出向いてビザ

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#1 あらためて、自己紹介

#1 あらためて、自己紹介

50歳の誕生日を過ぎて、「いよいよ人生後半だ」と思います。前半よりも後半を素敵なものにしたいという思いでいっぱいです。今日から週2回を目標に記事を投稿します。note 開設時には「自己紹介の自己紹介」を書きましたが、ここであらためてこれまでを振り返ります。

小学校の図書室には、「アメリカ」「フランス」と国別にその国の自然や街の景観をまとめた図鑑があり、週に1時間の図書の時間に1カ国ずつ見るのが楽

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#0 自己紹介 〜50歳からの海外博士挑戦〜

#0 自己紹介 〜50歳からの海外博士挑戦〜

「今の私は、私のせいだ。今の私は、私のおかげだ」
大好きなアーティストの1995年のアルバムのキャッチコピーです。最近このフレーズを自分のこととして改めて感じています。「50歳からの海外博士挑戦」のタイトル通り今年50歳を迎え、今秋から博士課程大学院生としてドイツへ行きます。発信したいことは盛りだくさん、書きためて50歳の誕生日が過ぎたらぽつぽつと投稿していく予定です。それまでは自己紹介だけでスタ

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