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大人になっても肝に銘じていること☞『子供を舐めない・大人を過信しない』

1歳の時。
兄に大きめのおもちゃの車で殴られた。
赤ちゃんだったから、驚きと痛さで泣いた。
「使い方間違ってるよ!」と、抗議もできず…。
子供のしつけは親次第。
父は「ダメ!」としか言わない。
2歳の兄は、父のいる場所でやると「ダメ!」と怒られるので、両親のいない所で妹をいじめるようになりました…。

持って生まれた魂の時代からゆがんでいるパターンですか?
赤ちゃんだからといってめてかかってはいけない…。

年子としごで生まれたせいで母親の愛情を独り占めできないストレスが強かったのかな?
★自分の事を何も出来ない肉の塊にイラついた?
★兄の魂が繊細モードで産まれてきたから、まわりの人間を攻撃する事で自分を守ってたのかな?

今なら(あなたもわたしも悪くない…)ってなぐさめの仮説を立てることが出来るけど、当時はわたしも赤ちゃんだったから…。
ただ受けた痛みと沸き上がった悲しい感情にのみこまれただけで。
産まれて初めての不快感に圧倒されていた。

初期設定が地球社会生活に順応しやすい感度であれば最初に殴られた時に(わかるよ~、足りないよね~)と不足分の愛情を代わりにそそぐ愛を発動させていただろうけど。もう親目線だよね…そうなっちゃうと…。それはそれでどっかで支障きたしそうだし…。最初から優しい設定だと「今」の本当の意味で優しくなれるかもしれない自分はいなくなることになる。

今回は『マイナスからどこまで這い上がれるかどうか?』が忘れた目標。
途中で思い出したから初期設定は妥当だったということ。




幸せなお花のように可憐で純粋な存在は確かにいて。
見ているだけでこちらは癒される。

でも、地球。

見た目は可憐でも極度に怖がりの花の場合は?
見た目とは裏腹に毒やトゲで自分を守ろうとしている場合がある。

なんで?どうして?を眺め続けただけで『いい』も『わるい』もなくなった。

よわくて、あんまり経験がなくて、ポーっとしているお花がつぶされないように…。
毒とかトゲで武装しているお花のことは、どうしてそうなっているのかをながめて…。

影は物質がなくなる(光に化す)と消える。





無知だったから人生はいつまでたっても好転せず、就職して家を出て。
やっとの思いで一人暮らしするまで機嫌に左右された暴言と暴力が続いた。

家族という逃げられない檻の中でどうやって精神的にも肉体的にもいじめられることから逃げたらいいのか?

ジェットコースター型でいじめられる人間は疲弊ひへいする。
兄の機嫌がいい時と悪い時の落差は困惑を生んだ。
親に助けを求めても
「兄妹なんだから仲良くしなさい。」
と、両親ともに親身な注意も説明もしなかった。

親が親身に注意してくれれば…。
と100%の期待だけで生きていた。
私を守る為に今度こそ怒ってくれるか?
もんもんと願うだけ。
小中学生時代は他人を動かすことで自分は直接手を下さずに。
楽して好転させようとする怠け者のクズ人間に育っていた。

となると。
そんな人間性だからいじめられるのも理解できる気もするが。
いや、違う。
赤ちゃんの時からずっと親の目の届かないところで殴る、蹴る、ののしる、脅される etc…された結果、怠け者のクズ人間に育った可能性も捨てきれない…。
それか、振り子の原理で立ち位置の転換転生されたのか…。

とにかく、心で悩むばかりで頭で考える事をしなかった。
弱い心と低いIQの子供は、結局第二次反抗期をきっかけに親に頼ることを辞めて高校に進学すると同時に武術をはじめた。

やっと。
自分の力でどうにかしようと動き出した…。




少し前のこと。

虐待・殺人のニュースが流れると。
反射的に自分がされていた出来事・覚えている過去の傷がうずいて。
不快感がふつふつと沸きあがっていった。
同時に怒りの感情が芽生えていく。

この人生で自分が被害者の側になってみて。
実感したことがある。

両親と私をいじめていた兄と。
一緒にテレビを見ているときに児童虐待のニュースが流れた。
性的虐待が疑われるケース。
母「まったく、どうしようもないね。」
父「同じように殺してやればいい。」
兄「ひどいな。死刑でいいだろう。」
私(…………………。)

大人を過信してはいけない。
大事なことでも、もともと「届いていない」のだから。
忘れちゃうんだ。
なかったことにされるんだ。
それを大人というのであれば。
いつから、大人はなんて孤独で哀れな人間の姿をしているんだろう?



この時は私を教育してくれる大人は、自分の周りにはいなかった。
だから最初はとにかく本を読み漁った。
自殺も失敗に終わってしまったので、自然死するまで生きるために病んでいる意識の大まかなゴミ掃除をする必要が急務だった。
~直感で病院通院は選択肢に入れなかった~

ゴミでふさがれた傷口が見えるまで、本から知恵やヒントをもらって。
効果があるかどうかなんてやってみないとわからないから。
毎日が人体実験だった。
どんどんゴミを捨てた。
中には、新しいゴミになる本もあったけど…。

地獄は、意外にも「普通の毎日」でコーティングされていた。
でも、コーティングだから。

地獄な普通の毎日もゴミも。
すべてが炎の光にとけて消えていく…。



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