#資本主義
倫理資本主義の必要性と限界
ドイツの哲学者であるマルクス・ガブリエルは、倫理資本主義の必要性を説く。
倫理資本主義とは倫理資本主義とは何か?
ガブリエルは、倫理を普遍的な価値と定義する。倫理は文化圏によって異なることのない普遍的な価値であるから、人類を結びつけることができるという。
人類の結びつきは、経済的な結びつきによって達成しているように思える。しかしながら、経済的な利害関係のみが人類の結びつきを表すのではないし、
眠れない夜には『モモ』を読む(2)
前回はミヒャエル・エンデの『モモ』の登場人物の魅力と、テーマが「時間」であることを紹介した。
今回はテーマである「時間」をめぐって考えたことを述べてみたい。
時間とは、生きるということ浮浪児の少女モモは、持たざる者である。
衣食住を満足に得ることができないでいた。
服はボロボロ、住まいは円形劇場の一隅。食事はというと、円形劇場に集う親切な人びとからの差し入れで賄っていた。
そんな持たざる