私と主治医とビブリオミーティング
皆さん、こんばんは。綺羅です。
今日もnoteをご覧いただき、ありがとうございます。
いよいよマスクをして出歩くには、厳しい気温になってきましたね。
マスクをしなくても、ソーシャルディスタンスを意識しなくても、自由に人と交流出来ていた時が、いかに自由を保証されていたかが、身に染み入ります。
ですが、この風潮は今後も続いていくのだろうなと感じるのが、私の率直な感想です。
私は自分がHSPの気質を持っていると分かってから、月に2回、主治医からカウンセリングを受けています。
日本では、カウンセリングそのものが、なんだか怪しい雰囲気を帯びていて、一度受けてみたい気もするけれど、正体不明だし、怖いし、行きづらい、と思っていらっしゃる方も少なくないと思います。
私はこのカウンセリングを受け始めてから、少しずつですが、考え方や認知の仕方、生きづらさが楽になってきました。
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カウンセリングと言っても、ただ話を聞いて貰うだけではありません。
「話を聞いて貰う」と言うのは、あくまでカウンセリングの方法の一つだからです。
「ものづくりに打ち込むこと」がカウンセリングになっているのかもしれませんし、「自分の好きなことについて研究し、その成果を聞いて貰う」のがカウンセリングになっているかもしれません。
こういう症状だからこの手法が有効であるとか、この状態ならばこの手法は効かないというのは、あくまで本の中だけのことだと、考えます。
クライエントさんの症状や状態、それらに対応する手法や技術を知っておくことは前提である上で、「こういう状態だからこういう対処方」と決めつけないでカウンセリングして欲しいというのが、クライエントさんが思う所ではないかなと、感じます。
実際に私が、「こういう状態だからこういう対処方」という回復の仕方ではなく、
自分のやりたいことをやって、その過程をカウンセリングで見てもらうこと
で、回復していったり、心が癒えていくからです。
その一つとして、カウンセリング時には、
ビブリオミーティング (私が勝手に命名)
をしています。
バトルではなく、ミーティングです。
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ビブリオミーティングではこんなことをしています。
お互いに、カウンセリングまでに本を1冊読む(ジャンルを問わない)
↓
カウンセリングの時に、それぞれ読んだ本で分かったこと・感想を話す
↓
お互いの本の内容の共通項を見つけて話を展開させる
↓
その話から、HSPが生きやすくなるような思考方法や、知っておくといい学問などに話を広げていく
↓
結論とまとめ、今後の展開などを予想・共有する
↓
(随時情報が入り次第)話を展開させていく
このミーティングの要素には、
「本を読むのが好き」
「書くことが好き」
「考えることが好き」
「人と、思考や価値観、世界観を共有・発展させることが好き」
という、私の好きなことがたくさん詰まっています。
この手順も、主治医と二人であみ出したものです。
最初は、ただ自分が好きなことをやりたいだけやっていたのですが、次第に
「(いつも興味をもって話を聞いてくれるけれど)どうしたら興味を持ってくれるかな」
「(いつも素敵な考えを教えてくれるけれど)どうしたら専門的な意見をくれるかな」
と、考えるようになりました。
そうして考えて話し合っていくうちに、
新たなジャンルに興味を持ち始めたり、
自分の知らなかったことを知れたり、
あるいは、苦手だと思っていたジャンルがめちゃくちゃ面白く感じたりする
ことが出て来るのです。
クライエント自身が何が好きかとか、カウンセラーさんにどんなことを希望するかによって、対応やカウンセリング内容が全然違ってくると思います。
ただ、こうしたカウンセリングの前には、主治医と何度も何時間も話を重ねました。
自分が好きなこと、嫌だったこと、得意なこと、苦手なこと・・・何度も何度も同じことを言いましたが、嫌な顔一つせずに、聴いてくださいました。
こうした大前提となる信頼関係の醸成は、クライエントにもカウンセラーにも、本当に地道な作業ですが、カウンセリングをやり取りしていくのには、なくてはならない過程です。
むしろ、この部分を抜いて話を進めていくなど、無理な話とさえ、思います。
私は、今の主治医と、双方で作っていけるカウンセリング時間が、とても心地よく感じています。
自分の好きなことで、自分を癒すことができる。
自分が成長した実感を人に報告でき、自分に自信が持てる。
自分の生き方を言って、そこに向かって自分を成長させていける。
そこには、私の「生きている時間」が凝縮されています。
ビブリオミーティングは、私には最高のカウンセリングです。
「好きなことで人は癒される」という言葉を、実感せずにはいられません。
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トップ画像は Noriaki Kawanishi/DMM様 からお借りしました。
ありがとうございました。
それでは、今日はここまでです。
皆さん、いい夜をお過ごしください。
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