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たくさんのひとりぼっちの中で
仕事がひと段落した夏の夜、ぽんと熱が出た。実際は「ぽん」などとかわいいものではなく、だらだらと体の重さが続いてダメ押しに出たような熱で、結果はコロナだった。5日間のお休みが強制的に決まった。
部屋で朝起きては、今日もどこにも行けない日が始まると思って憂鬱になる。昼間は情報番組の楽しそうな声と、母が洗濯物をはためかせる音を聞きながら遠めの部屋でうつむいている。夜は寝つきも悪いのに九時過ぎには布団に
自分の文章を読み返すと、案外いいなと思った。手前みそだろうか。しかし本当に欲を言うなら誰かに届いてほしい。いや、このインターネット上で一度発信して、誰の目にも留まらないことなど逆にあるのだろうか。1000年後の未来にも味噌が残っていてほしいなあ。
いつも何かを迷っている
2022年、明けましておめでとうございます。
朝は初日の出を見るために早起きをしたのに、もう昼になっている。自分の時間にしようとパソコンの前に座ってからはや20分。傍らに置いた、まっさらなスケジュール帳に何か書こうか迷っている。
仕事でも使うから、あまり内省とか個人的なことは書かないほうがいいだろうか。見られても困らないが、相手の目にうっかり入ったときに不快ではないか。あーこいつ、こんな
中学生とパラダイムシフト
なんでこの時代に生きているんだろう、とふと思うことがある。原始時代に生まれてた可能性だってあるし、なんなら時代が現代であっても、すぐたたかれて死ぬ蚊とかに生まれていた可能性もある。蚊が抽象的な思考をしなさそうなことはさておき、この時代に人間に生まれてよかったなと心底思いたいがためにこんな思考をする節はある。
しかしたまに、この人がもしもあの時代に生きていたらどうだっただろう、と考えると感慨深い。
今はいつも何かが起こる前
(このnoteには、震災遺構の写真が含まれます)
朝から、東日本大震災から10年が経ったと報道されている。今は2021年3月11日の午前中。10年前の今頃はまだ生きていた人がいる。とても胸が締め付けられる。
ただ感情を話してもいいのなら、私は今でも震災が悲しくて、考えると涙が出てしまう。何もできなかったことが情けないし、今だってのうのうと生きているのがたまに申し訳なくなる。もし自分が逆の立場だ