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エッセイあれこれ

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#東京

凡庸”写真”雑記「真摯」

凡庸”写真”雑記「真摯」

衝撃的な事があった。見たというべきなのだろうか。

好きな写真家の一人に、ハービー山口氏がいる。人懐こい笑顔が印象的な、写真の大家である。

彼の撮る、市井の人々の表情は、心温まる。人として、愛を持って、真摯に向き合うことで、撮れる写真だ。

初めて、何気ない飲食店の、若い女性店員を撮った、彼の写真を見た時、どこかの女優を使ったものなのだろうか。と、戸惑った。

それにしては、あまりにも自然で、演

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凡庸”iPhone”雑記「バッテリー交換」

凡庸”iPhone”雑記「バッテリー交換」


結局バッテリー交換昨日iPhone12 pro maxのバッテリー交換にApple銀座に行ってきた。

新しいiPhoneも考えたが、結局は、予算の関係で手っ取り早くバッテリー交換で済ますことに。

もちろん、Apple信者としては、最新のiPhoneが喉から手が出るほど欲しい。が、ここで一か八かの散財し、返す目処が立たない借金を抱える、そんな、恐怖を散々味わってきたので、ここは我慢。とりあえず

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凡庸雑記「鹿児島旅情」

凡庸雑記「鹿児島旅情」

撮った写真や、思い出を書いてみる。この間、鹿児島までお仕事で行ってきた。が、何をとち狂ったのか(いつもとち狂っているが)熊本空港に降りてしまった。

鹿児島なのに熊本空港までのチケットを買ってしまったのだ。考えとは裏腹に、意識が熊本に吸い寄せられていたのか。愚かだ。つくづくそう思う。どうしようもなく、空港からバスで久しぶりの熊本駅。そして、新幹線に乗って、本来の目的地、鹿児島中央駅へ。熊本も味わえ

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凡庸”撮影”雑記「大東京」

凡庸”撮影”雑記「大東京」


急遽時間ができる

急遽仕事の開始時間が後ろにズレたので、いつでもどこでも持っている写真機で、気が赴くまま写真を撮り歩くことにした。

iPhoneのmapを見ると、かなり歩くと皇居にたどり着く。天気もすこぶ
る快晴だし、皇居の公園へ出発。

いかにもって感じの東京の店々を横目に進み、皇居のお堀を目指す。そこには、きっと、晴天の下で、赤と黄色にもえる紅葉の海原があると期待しながら。

時間を気に

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凡庸“創作”雑記「日本のことを描いた2作品」

凡庸“創作”雑記「日本のことを描いた2作品」

日本を描いた2作品
最近、日本を舞台とした作品を2作見た。それが、予想以上に面白かったので、少し呟いてみる。

一つはドラマ、もう一つはアニメ。どちらも、作ったのは海外のスタジオ。

最近は日本をネタとして、作品が作られることが多くなった。

別に、自分とは関係ないのだけど、嬉しくなってしまうのは、この国に住んでいる人としての、人情として、致し方無いこととして、広くご勘弁を。

本格ヤクザドラマ「

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凡庸雑記「疲れ」

凡庸雑記「疲れ」

とにかくヤバイ。仕事で肉体的にも気持ち的にも疲れ切っているので、時間ができても何もする気が起きない。

せっかくだからと、Macを開いて、キーを打ち始めたり、Lightroomを立ち上げて、とんでもなく溜まった写真を現像しようとすると、体がドッと重く沈んで行く。

そこで、すかさずMacを閉じ、ほうほうの体で逃げ出すことになる。

現像したい写真や、撮る分はどれほど体がしんどくても歩き通しで撮るこ

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凡庸雑記「天国」それは本当に天国なのか?

凡庸雑記「天国」それは本当に天国なのか?

天国というのは誰もが口にして憧れにしているが、実に抽象的で、身勝手なものだ。と、思う。

本人の主観の部分が多い。それに、周りから思い込まされていることもある。そのほうが多いのかもしれない。

良いことなのか悪いことなのかわからないが、多種多様な、自分と他人に関わる、いい加減な世界なのかもしれない「天国」は。

で、こんなことを話しているかと言うと、今ままさに「天国」にいるからだ。

誰もいない家

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NIKKOR Z 40mm f/2がNikon Z6の相棒になって数ヶ月

NIKKOR Z 40mm f/2がNikon Z6の相棒になって数ヶ月

NIKKOR Z 40mm f/2がNikon Z6の相棒になって、数ヶ月経った。

正直、僕のようなお気楽極楽、人目を忍んで写真を撮っている、気弱な写真道楽者には、まさに、天が与えたもう品だと感じている。

そりゃ、ニコンの名レンズ中の名レンズであるところの、NIKKOR Z 50mm f/1.8 SLineを手に入れたなら、美しくも華麗な写真が撮れるには違いない。

だけど、仕事や、散歩の合間

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凡庸雑記「運命」

凡庸雑記「運命」

日頃、僕のことをたいしたこと言わない嫁さんが、この間、なんかの拍子で、姓名判断のことを話し始めた。どうも、彼女は僕の苗字に変わったことで、運勢が最強になったようだ。

俗にいう画数がすこぶる良くなり、帝王運になったと、鼻の穴を膨らませて話していた。

彼女は、占いやら何やらその辺が好きなのと、昔仕事の関係で、少々齧っていた。だから、人を判断するときに、結構、姓名判断や四柱推命を見ている。

物好き

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凡庸雑記「年の瀬」

凡庸雑記「年の瀬」

今年も残りわずかになってしまった。相変わらず大したこともできないままに、人生が一つ減っていく。

文章一つもまともに書けず、撮影やら、現像やら、写真にも四苦八苦している。そして、世の中は大いに動画流行り。写真家だけではならぬ風潮。そんなもんはいい歳して手を出すこととはないだろうと、心がつぶやくが、これも人並みぐらいには成っときたい。と虚ろな取り組みを続けている。

今年はDaVinci Resol

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凡庸雑記「趣味」自己自賛で没頭するその意味と価値

凡庸雑記「趣味」自己自賛で没頭するその意味と価値

大したことがない我が創造こうして日々大した賞賛も同情もなく、文章を書いて、写真を撮っている。

あゝ断っておかなければならないのが、こんな世界の片隅で、経歴も地位もない一介の男に、ありがたくもいいねをしてくださる方々には、只々、ありがたく思っている。

それで話は戻り、日々誰にも望まれず、強制されず、何か知性や理性とは別の世界の衝動と渇望で、こうして書いて、撮っていることを、時々我に返り知性と理性

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凡庸雑記「趣向」自己と世界の矛盾を浴びて

凡庸雑記「趣向」自己と世界の矛盾を浴びて

人それぞれ趣向というのは人それぞれ。最近とみに思う。

人様が褒め称えているものでも、自分には今ひとつ触手が動かなかったり、胸がすく思いにならなかったり。

反面、さほど評価が高くなかったり、話題すら出ないものが、自分にとっては忘れ得ない喜びの一つだったりする。

世の中はそれほど違うものだし、ままならないものだ。

人に何と言われようとも
だから、人に何と言われようと、公序良俗の範疇にぎり入って

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凡庸雑記「時間切れ池袋」

凡庸雑記「時間切れ池袋」

池袋に行く

この間、クリスマスイブの日、久しぶりに池袋に行った。

もちろん、仕事の都合で。

しかし、実のところ気の進まない仕事は従として、主はもちろん池袋の街のスナップ。

着いたら即、池袋を歩く

着いたら即、カメラを掴んで、サンシャイン60の付近に歩き出した。

悔しいのが、思ったよりも首都高が混んでいて、到着が遅れたこと。予定では、2時間は撮影できると思っていたが、食事の時間を入れると

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凡庸雑記「狭き広い美しき世界」

凡庸雑記「狭き広い美しき世界」

一年の無理が祟って今年一年の無理が祟ってか、11月に入ってから腰が痛くてしかたがない。それに加え、年始めから左手がとてもひどい腱鞘炎になってしまい。まともに使えない。

今、まさに満身創痍をかき集めた状態である。

腰痛が生活の一部に

かれこれ10年前ぐらいに、軽いヘルニアになってしまい、腰痛が生活の一部になっている。ひどくなると馴染みの整骨院に駆け込んでは、その場しのぎの処置をして命を永らえて

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