ゲームプランナー・ゲームデザイナーに役立つ書籍・ネットの情報
この記事では、これまで筆者がゲーム開発を行ってきて「インプットして良かった」と感じた、ゲームデザイン関連の情報を中心にまとめています。中にはゲーム開発の本筋から外れた内容もありますが、参考にできる情報もあると思うので、よければ読んでください。
ゲーム開発に限らず、仕事において「インプット」(新しい情報やスキルを身に付ける)することは大事だと言われています。「インプット」で身につけたことを業務に活かす(アウトプットする)ことで、より効率的に作業を進めたり、ゲームのクオリティを高めていくことができるからです。
筆者はゲームデザインに関わる業務経験はほとんどありませんが、これまでに見つけた情報の中で、ゲームプランナー・ゲームデザイナーに参考になりそうなものをまとめて紹介します。
ゲームからインプットする方法
インプットの重要性は先ほど説明した通りですが、インプットの方法を把握していないと、上手くインプットすることができません。上記の記事でインプットのコツが紹介されていますが、筆者からもインプットに関するおススメの書籍を1つ紹介します。
こちらの書籍では、ゲームからインプットするための方法が説明されています。どのような手順を踏めばゲームの要素を分解できるか、初心者向けに説明されているので、面白さの要素を分解するのに役立つと思います。
ゲーム開発者たちの考えを知る
世の中のゲーム開発者たちが、どのようなことを考えながらゲームを制作しているのかを知れば、その人たちが獲得した経験値を自分の経験にプラスできます。また、自分とは異なる視点の考えを覗き見ることで、新たな発想を学ぶ機会にもなります。情報を発信してる人に感謝しつつ、積極的にその情報を活用しましょう。
デジタルゲーム
こちらのチャンネルに投稿されている動画は、どれも為になるものばかりなのです。全部見ましょう。
『社長が訊く』では、過去に任天堂から発売されたタイトルの開発者にインタビューが行われています。開発の経緯などについても詳しく語られていることが多いです。自分が過去にプレイしたタイトルのリンクがあれば、まずはそのインタビューを見てみましょう。
こちらの再生リストでは『アライアンス・アライブ』の開発ドキュメンタリーが載っています。様々な職種の視点から開発模様が見れるので、自分とは異なる職種が、どのようなことを考えながら業務を行っているか覗き見ることができます。
主にゲームデザインの情報が発信されているリンクのまとめです。ゲームデザイン以外にも、筆者が気になる情報を発信している人もまとめています。情報量が膨大なので、気になるものから見てください。
ボードゲーム
ボードゲームのゲームデザインに関する情報が発信されているリンクのまとめです。デジタルゲームに応用できる情報もあると思います。気になる記事があれば見てください。
おススメの書籍
何らかの情報源として書籍を求めている場合は、上記のサイトを確認してください。ゲームデザインに役立つ書籍がほとんど網羅されています。
ゲーム分析
主にゲーム分析の情報が発信されているリンクのまとめです。「ゲームデザインを学ぶモチベーションがないよ~!」っていう人は、上記のゲーム分析で気になった要素を深掘りする形で進めていくと、モチベーションが保ちやすいかも?
ゲーム解説・考察系
自分とは異なる視点でゲームを見たいときに役立つチャンネルです。
こちらのチャンネルでは、〇〇の専門家と一緒にゲームをプレイする動画が投稿しています。たまにゲーム開発者が登場するときもあるので、その回は必見です。
ゲーム解説のチャンネルです。各ゲームについて深掘りした内容を取り上げています。自分が過去にプレイしたゲームの動画があれば、そちらから視聴することをおススメします。もし内容が気に入ったら、他の動画にも手を出してみるのが良いと思います。
SNSでゲームデザインについて情報発信してる人
ゲームデザインに関する情報をよく発信している人たちのSNSアカウントです。為になる情報が発信されていることが多いので、フォローしておきましょう。
講演
GDC・CEDEC・各企業の講演などは、実務に役立つ情報が内容が多く載ってています。講演に関する情報は、適宜キャッチアップしていきましょう。
GDC
CEDEC
Advent Calender
デジタルゲームのゲームデザインに役立ちそうなアドベントカレンダーです。興味を引く記事があれば見てみましょう。その記事が気に入ったら、同じ投稿者の他の記事も覗いてみるといいかも?
実況プレイ動画・SNSの反応を調査する
ゲームがリリースした後、自分が開発に携わった部分や気になっていた要素について、ユーザーがどのように反応しているか調査しましょう。
ポジティブな反応であれば良し。ネガティブな反応であれば、具体的にどの部分が良くなかったのか調査し、改善案を考えましょう。また、開発者の想定に無かった反応を見かけたら、なぜそのような反応をしたか細かく観察するようにしましょう。
次回作でその反応を意図して起こす・起こさないことができれば、ゲームデザインの手段を広げることができるかも?
その要素は本当に必要なもの?
ちょっと待ってください。その要素について、ユーザーからの評判は調査しましたか?ほとんどのゲームで、当たり前のように実装されている要素や機能だとしても、ユーザーからは嫌われている可能性があります。
既存のタイトルを参考にする場合は、そのタイトルに実装されている要素がユーザーやメディアからどのように受け止めているか、次のような情報源から調査しましょう。
Metacritic
SNS(Twitter)
Amazonレビュー
Steamレビュー
YouTubeのレビュー・批判
コメント
メディアのレビュー(ゲームライターの記事)
あとがき
一昔前は、ゲーム開発に関する情報は世の中にあまり出回っておらず、何かを学びたいと思っても、その手段が限られていました。しかし、ここ最近はたくさんのゲーム開発者たちが書籍やネットで情報を発信するようになり、気軽にアクセスできるようになりました。
ただ、その情報源の存在を知るためには、ネットで頑張って調べたり、有識者に質問する必要がありました。筆者は、そこに労力を割くのではなく、情報のインプット自体に時間を有効活用してほしいと思ったので、この記事を書きました。
この記事を読んで「助かる!」「この記事も参考になるよ!」という感想がある人は、次のポストに引用してもらえると大変筆者が喜びます。
感想を沢山もらえたら、新たな記事を書く意欲も湧くと思うので、他にも何か記事を書いて欲しいと思った人は是非!
おまけ
今回の記事を読んでゲームデザインに興味を持った人は『商業ダンジョンとスライム魔王』という漫画が楽しめると思います。ゲームデザインにも通じる内容が載っているので、興味がある人は読んでください。
Special Thanks
ゲーム開発に関する情報を発信してくれているみなさん!ありがとうございます!!みなさんのおかげで、筆者はまだゲーム開発の仕事を続けることがで出来ています!!
本当にありがとうございます!!!
noteに新しい記事を投稿する気力が湧きます。