マガジンのカバー画像

なかやまかずはの『ささめごと』

54
"えっくす"のタイムラインのように、時系列で"なかやまかずは"の映画感想・自由律俳句・140字のショートエッセイ等もろもろを「こしょこしょ……」とささめています。
運営しているクリエイター

#ショートエッセイ

【散文】 対人関係=瞬間芸術

【散文】 対人関係=瞬間芸術

学年が上がると仲の良いグループが変わったり、ライフステージが変わると友人との関わり方も少しづつ変わっていくように、対人関係は「限られた期間内」で人生の一部を彩っている。

仮に契約を交わすような関係性(結婚や仕事など)だったとしても、一定の期間が過ぎると気持ちに変化があらわれるため、必ずしも同じ感情・付き合い方がずっと続くということはまずありえないだろう。

だからこそ、対人関係は瞬間瞬間を

もっとみる

「あなたの作品が大好きです」
「あなたのことをとても尊敬しています」

生き方や作品に影響を受けた方を昨年亡くし、とうとう本人にこの想いを伝えることができなかった。

──その後悔こそが、抱いた感動や尊敬の念を"言葉"にしてまっすぐ相手に伝えてしまう最大の理由だとやっと気づけた。

「さて、これから動くぞ」というときに限って思わぬ足止めを喰らってしまうことがある。

それは、悲しみだったりやりきれなさだったり、カタチを変えてぐにゃぐにゃと目の前に現れる。否応なしに。

それでも私にできるのは、言葉を紡いでいくことだから、もがきながらなんとか綴って生きてくよ。

忘れられない夜、というものがある。

それは"忘れられない"とも言えるワケで、思い入れがあればあるほど美しい部分を妥協せずにひとつの作品へと昇華させるのがむつかしくってたまらない。

それでも、記憶を外側まで留めておきたいから。

("忘れられない夜"がテーマのエッセイ執筆中!)

「~できなかった」

"ない"方にフォーカスしてしまいがちなのは、きっと私だけではないはず。

だからこそ、いちばん初めに手放した方がいいんだってことが痛いほど分かるけど、「うるせぇできねぇんだよ」って気持ちに嘘つかないことも大事な気もする、から。

少しづつ進めばいいのよね。

かろやかさ、が欲しい。
あれこれ考えず、いつの間にかつま先が出ちゃって歩み始めちゃったー、みたいな。

でも、それができないタチなんだよなー、ということもちゃんと分かっているので、「まっとうにできる人」と比べるのはやめる。

じっくり、熟考しながら私の歩幅で生きていくことにした。

ホークスファンになる前からだいすきだった野球選手のひとり、松田宣浩さんが引退なさることを、知ってしまった。

「おつかれさま」と「さみしいよ」が混ざりあった感情を切り取って、文字にしてみる。

マッチからもらった沢山の"元気"を忘れずに生きていけるといいなぁ、と祈りながら。

脳内キャパオーバー×体調不良が重なりすぎたが故に本腰入れて執筆に取り組めない現状に嫌気がさしたり。2年前に自分の中で何かが半壊してしまってから、日を追うごとに影の部分が大きくなっちゃって。中々こちらでは活動出来ておりませんが、生きて、"書いて"います。今日はありのままを綴りたく。

身体の奥底が揺さぶられるような、そんな夢を見た。最早ぼんやりとしか顔や声色を思い出せないのに、こうして"あの人"は度々私の夢に出てきてはほのかな存在感だけを残してすぐに消え去ってゆく。……これほどまでに椎名林檎さんの『TOKYO』と合致する寝起きってあるイミすごい…よね?(感嘆)

─仕入れたネタは新鮮な内に!
いえいえ、寿司のことを言ってるんじゃありません。"書く"ネタのことです。私はこれが本ッ当に苦手。スロースターターにも程がある人間だっているんだからねッ!とよく分からんことをたれつつも、結局私は書くのです。それが許されるこの街が大好きだ。彩雲を添えて。

『サイモン・バーチ』を観た。
茶目っ気と聡明さを兼ね備えたサイモンと、消えない痛みを抱えながら生きているジョー。12才の少年の物語はセンシティブかつ、ハートフル。ラスト5分間は涙無しでは観られないくらい、サイモンが残してくれたものがあまりにも大きくて胸がいっぱいになりました…。

つぶやきの"今なにしてる?"が心地よい。

書くことに対して「ちゃんとしなきゃ!」とやたら難しく考えすぎちゃう。

でもやっぱり、頭で書こうとすると心は動かないものなんだよね…。特に私は心が動く=感動がないと書けないから、感動体験を増やしていかねば…!

そんな私の"今"でした。

【中山のささめごと】
花の命は短いと言うけれど、枯れる過程も美しいのが花でもある。

その一生を何回も見届ける度に、”命の美しさのようなもの”を感じるから草花が好きなのかもしれない。