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人生のあれこれ

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30数年生きてきて感じたこととか、思ったこととか。
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忘れゆくふるさと

忘れゆくふるさと

最近、無性に醤油ラーメンが食べたい。

そんなことを夫に言うと、「豚骨ラーメン以外はラーメンじゃないって怒ってたのに!」と驚かれた。

* * *

私のふるさとでは、ラーメン屋さんといえば、必ず豚骨ラーメンのお店だったし、メニューに「ラーメン」とあれば、それは「豚骨ラーメン」のことだった。
スーパーに並ぶインスタントラーメンもほとんどが豚骨ラーメン。
私の中では、ラーメンは豚骨ラーメンのことであ

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いつか、この風景を思い出す日のために。

いつか、この風景を思い出す日のために。

ここのところ、1歳の息子が、私に食べさせることにハマっている。
はじまりは、息子を連れて、私、夫、私の両親で、デイキャンプをしたときのこと。
それまでは息子は大人の食べ物を触ったりすることはほとんどしなかったのだが、その日は、私が食べているものを手に取って、なぜかじいじにあげるということをしはじめた。

それ以降、家でも、息子は、私のサラダ(生野菜)を手に取って、1つずつ渡してくれて、しかも、渡し

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1歳半のあなたへ

1歳半のあなたへ

あなたが生まれてきてくれて
1年半が経ちました

小さくて
か弱くて
壊れないようにと
そぉっと抱きしめていたあなたも
今では
ぎゅっと抱きしめられるくらい
大きくなりました

あなたの小さな手でぎゅうっと手を握られると
だいぶ凍ってしまっていた
私の心が
そっと溶けだしていく

あなたの澄んだ瞳で見つめられると
だいぶ濃くなってしまっていた
私の色眼鏡が
そっと透明さを取り戻していく

あなたの

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なんでもない最高の1日

なんでもない最高の1日

朝からポカポカ陽気。

その日は午後から夫が固定の仕事。

午前中のうちに、息子を連れて、近所の神社まで家族3人でお散歩。

絶賛、人見知り、場所見知りの息子は、このお散歩コースは苦手。すれ違う人や公園ではしゃいでいるお兄ちゃん、お姉ちゃんたちが怖いようだ。

でも、この日は、通る車や停まっている車を指差してものすごく上機嫌。トミカですっかり車が大好きになった息子にとっては公園よりも近所の路地の方

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蝶よ花よと、ひとりっ子

蝶よ花よと、ひとりっ子

案外、ひとりっ子は幸せなことなのかもしれないなあ。

息子の満面の笑みを見ながら、ふと、私はそう思った。

私は、ひとりっ子は「普通じゃないこと」で、「不幸なこと」だと思っていた。

・・・・・

今となってみれば、いつもひとりっ子だと言えば「寂しいでしょ?」と同情されたように聞かれたから、私はひとりっ子は「寂しいこと」で、それは人から同情されるような不幸なことだと思うようになったのだと思う。

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ルイボスティーなんてどこで覚えたんだろう

ルイボスティーなんてどこで覚えたんだろう

ルイボスティーを飲みながら、ふと、そう思った。

同時に、知らない間に大人になって、知らない間に都会の暮らしにもすっかり慣れてしまったな、とも思った。

****

高校卒業後、九州の田舎から首都圏に出てきて、もう15年になる。もうすぐ田舎で暮らした時間とこちらで過ごした時間が同じになる。

私の初めての首都圏での生活は横浜で、横浜に出てきたとき、私は浪人生だった。だから、横浜に出てきた理由は進学

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夫と喧嘩したら、私の生きづらさの正体が判明した

夫と喧嘩したら、私の生きづらさの正体が判明した

私は夏の日に外気温で沸騰するくらい沸点が低い。

一方、夫は、家庭用調理器具では沸騰しないくらい沸点が高い。

でも、先日、夫を沸騰させてしまった。

これまでにも何度も沸騰させたことがあったが、今回はまずかった。

夜中に夫と大喧嘩してしまい、スヤスヤと可愛い可愛い可愛すぎる寝顔で寝ていた息子を起こしてしまったのだ。

最悪だ、最悪すぎる。

親として絶対にしてはいけないことをしてしまった。

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嫌っていたはずのふるさとばかりが浮かんでくる

嫌っていたはずのふるさとばかりが浮かんでくる

私はふるさとが嫌いだ。

最近までははっきりとそう思っていた。

でも、今、ふるさとが本当に嫌いなのか、分からなくなってしまった。

私は九州の田舎で生まれ育った。田舎と言っても、私が住むまちは県庁所在地だったので、よくテレビで見るような秘境とは全然違って、よくネットで揶揄されるような休みの日にはとりあえずイオンに行くような街だった。

それでも、車で少し行けば、海も山もあって、何もないけど、自然

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同じ桜を見ていても

同じ桜を見ていても

「花は毎年忘れずに咲いてくれるねぇ」

祖母が言った言葉だ。

私が小学校に入るか入らないかの頃、当時、80歳くらいの祖母が桜を見ながらそうつぶやいた。

私はその頃は桜が綺麗だなんて思ったことはなかった。
ただ、祖父母やいとこたち、親族が大勢集まってする花見が楽しみだったから、桜の季節は大好きだった。
でも、花見をしていても、子どもたちは遊ぶことに忙しく、肝心の桜は全く目に入っていなかったように

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私がnoteを再開した理由

私がnoteを再開した理由

私は息子を妊娠中に「書きたい」という衝動に駆られ、noteをはじめた。いや、衝動に駆られたというより、「今、書かないといけない気がする」という焦燥感にも似たもっと強烈なものだった。

息子が生まれてからも書きたいことはたくさんあった。

でも、書けなかった。

なぜ書けなくなったんだろう、と不思議に思っていたが、最近、ようやく書けなくなっていた理由に気が付いたのだ。

それは、私は息子が生まれて母

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人生のランナーを辞めて、ハイカーになった

人生のランナーを辞めて、ハイカーになった

「人間はときに自分に鞭を打ってでも頑張らないといけない」

中学1年生の頃、所属していた運動部の部長からもらった手紙にこう書かれていた。

小さい頃から、勉強や自由研究、学校行事など、人一倍努力してきた自負があった私はこの手紙にショックを受けた。まるで、私が努力をしていない人間だと言われたような気がしたのだ。
さらに、今となって思えば、この言葉にあれだけのショックを受けたのは、この手紙をもらった時

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