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蝶よ花よと、ひとりっ子
案外、ひとりっ子は幸せなことなのかもしれないなあ。
息子の満面の笑みを見ながら、ふと、私はそう思った。
私は、ひとりっ子は「普通じゃないこと」で、「不幸なこと」だと思っていた。
・・・・・
今となってみれば、いつもひとりっ子だと言えば「寂しいでしょ?」と同情されたように聞かれたから、私はひとりっ子は「寂しいこと」で、それは人から同情されるような不幸なことだと思うようになったのだと思う。
夫と喧嘩したら、私の生きづらさの正体が判明した
私は夏の日に外気温で沸騰するくらい沸点が低い。
一方、夫は、家庭用調理器具では沸騰しないくらい沸点が高い。
でも、先日、夫を沸騰させてしまった。
これまでにも何度も沸騰させたことがあったが、今回はまずかった。
夜中に夫と大喧嘩してしまい、スヤスヤと可愛い可愛い可愛すぎる寝顔で寝ていた息子を起こしてしまったのだ。
最悪だ、最悪すぎる。
親として絶対にしてはいけないことをしてしまった。
嫌っていたはずのふるさとばかりが浮かんでくる
私はふるさとが嫌いだ。
最近までははっきりとそう思っていた。
でも、今、ふるさとが本当に嫌いなのか、分からなくなってしまった。
私は九州の田舎で生まれ育った。田舎と言っても、私が住むまちは県庁所在地だったので、よくテレビで見るような秘境とは全然違って、よくネットで揶揄されるような休みの日にはとりあえずイオンに行くような街だった。
それでも、車で少し行けば、海も山もあって、何もないけど、自然
私がnoteを再開した理由
私は息子を妊娠中に「書きたい」という衝動に駆られ、noteをはじめた。いや、衝動に駆られたというより、「今、書かないといけない気がする」という焦燥感にも似たもっと強烈なものだった。
息子が生まれてからも書きたいことはたくさんあった。
でも、書けなかった。
なぜ書けなくなったんだろう、と不思議に思っていたが、最近、ようやく書けなくなっていた理由に気が付いたのだ。
それは、私は息子が生まれて母
人生のランナーを辞めて、ハイカーになった
「人間はときに自分に鞭を打ってでも頑張らないといけない」
中学1年生の頃、所属していた運動部の部長からもらった手紙にこう書かれていた。
小さい頃から、勉強や自由研究、学校行事など、人一倍努力してきた自負があった私はこの手紙にショックを受けた。まるで、私が努力をしていない人間だと言われたような気がしたのだ。
さらに、今となって思えば、この言葉にあれだけのショックを受けたのは、この手紙をもらった時