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「暗殺の森」 1970 バルト11 2023/11/12
「暗殺の森」 1970
イタリア•フランス•西ドイツ合作 ベルナルドベルトルッチ監督
ラストエンペラーで世に名を馳せる巨匠、ベルトリッチの出世作
4年前に男と女で主演を務めたジャンルイ•トランティニャンを迎え、第二次世界大戦前夜を描く。
同じイタリアなのもあってプロフォンドロッソと同じフォント。
悩みを抱えるジャンルイが電話に出るシーンから物語が始まる。後部座席で考え事をしながら回想シーンが始まる
「偽りなき者」(2012) U-NEXT 2023/11/2
個人的に俳優の中で、トップ3に入る2枚目だと思うマッツミケルセン主演の映画、偽りなき者。
本作はあらすじを読んだだけで観なければならぬと思わされた。
物語は幼女の悪意ない告発により幕を開ける。マッツミケルセン扮するルーカスは幼稚園教諭で、村の古くからの知り合いたちと仲が良く充実した日々を過ごしていた。
そんな中、仲間の一人のテオの娘がルーカスに恋心を抱き、彼にアプローチをかける。だが
「長期金利」 備忘録 2023/11/2
普段、ニュースでよく目にしていた「長期金利」。なんとなく理解するのが難しそうで距離を置いていた。しかし、私も立派な一社会人としてこういった社会を知るうえで基本的なワードを一つずつ理解していこうと調べてみた。
そもそも、長期金利とは日銀が一般銀行に貸し付ける際の金利らしい。なおかつ、10年国債の金利でもある。この事実が分かることで腑に落ちた。
そして、問題になっているのが今回問題とな
「男と女」(1966) 午前十時の映画祭 2023/10/29 バルト11
午前十時の映画祭にてクロードルルーシュ監督の「男と女」を鑑賞した。
前情報は全くなしで視聴したため、非常に楽しめた。
広大な埠頭の前で会話をするアヌーク・エメと娘の会話から始まるOP。次に映し出されるジャン=ルイの車内での喋り方にジャン=リュック・ゴダールの「勝手にしやがれ」(1960)のジャンポールベルモンドを思い出した。
夫と妻を亡くしたやもめ同士が出会い、愛を紡ぐ物語であるが、そう
ホラー秘宝まつり2023「地獄の謝肉祭」 2023/10/29
ホラー秘宝まつりも折り返しになり、少し寂しい気持ちになりつつも、ジョンサンクソン主演の「地獄の謝肉祭」を見てきた。
カニバリズムものと聞いた時点で「食人族」を思い出したが、始まってすぐに似た雰囲気を覚えた。ベトナムの人々と食人族の先住民どちらもジャングルの中で生息をしているため両作品に通じるところを感じた。
ベトナム戦争帰還兵が市民に忌み嫌われる存在になり、追われる点は私が大好きなランボ
ホラー秘宝まつり2023 「オペラ座 血の喝采」2023/10/28 サロンシネマ
昨日、ホラー秘宝まつりの二作品目「オペラ座 血の喝采」をサロンシネマにて鑑賞した。
ダリオアルジェントの作品は本年度「ダークグラス」が公開されたこともあり、サロンシネマではサスペリアやサスペリアPART2をリバイバル上映してくれたため、劇場で見ることができた。
本作はOPから特徴的な描写で目を惹きつけられた。まず、もの凄い寄りで撮影した“カラスの目“。カラスは古来より死、荒廃そして裁きの
ホラー秘宝まつり2023 「世にも怪奇な物語」 202310/27 サロンシネマ
昨日からサロンシネマにて、ホラー秘宝まつりが始まり第一作品目を鑑賞してきた。
記念すべき一本目は「世にも怪奇な物語」(1967)。フランスのオムニバス映画である。
オムニバス映画といえばジム・ジャームッシュ監督の「ナイトオンザプラネット」を思い出した。オムニバス映画のいいところは一本の映画で何本分もの満足感を得ることができる点である。
本作はロジェヴァディム、ルイマル、フェデリコフェリー
「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」 2023/10/25 109シネマズ広島
ハリウッドが如何にも得意として飛びつくであろう題材。
いの一番に思ったのは、ディカプリオの老化である。(実はつけ歯を使用しているそうで、敢えて老けて見えるようなメイクを施しているらしい。)
陽気なOPから打って変わってオセージ族の人々が不審死していく様を映していくカットは流石はスコセッシといったところ。
白人同士のやり取りの中で悪気なく、オセージ族の人々を”純血資産”と財の一つのよう
「狂い咲きサンダーロード」(1980) 横川シネマ 2023/10/24
待望の狂い咲きサンダーロードを劇場で鑑賞することができた。
私が個人的に崇拝するお笑い芸人・永野さんのYoutubeチャンネルにて存在を知り、いつか見たいと思っていた作品である。永野さんのお勧めする作品は思いのほかといっては語弊があるかもしれないが本当にすべて面白い。ヒッチャーからタランティーノ作品まで全て永野さんの影響で視聴した。
本作は一言で言うと仁の漢っぷりを存分に楽しむ映画である