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つれづれなるままに、日暮らし、PCにむかひて、心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかと…

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つれづれなるままに、日暮らし、PCにむかひて、心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ

記事一覧

暗闇から覚醒へ 12

あなた方が、私を現世で利用するつもりなら、 私はミスキャストだ。 世の中には、神の僕になりたい人はいっぱいいる。 たくさんの人が、天使になりたいと祈っているよ。 …

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1年前
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暗闇から覚醒へ 11

この力を潰そう、なくしてしまおう、どうすればいいか。 いろいろと試行錯誤が始まった。 どれもこれもうまくいかない。 それどころか、ますます冴えわたってくる。 心の…

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1年前
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暗闇から覚醒へ 10

話しかけてくる人の選別を始めた。 友人を選ぶように、恋人を選ぶように。 私と気が合う人を探すには、どうすればいいか。 その頃の私は20代。とても若かった。 とりあえ…

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1年前

暗闇から覚醒へ 9

まず、自分の気持ちのなかの、 自分の考え、思い、と 自分ではない他人の考え、思い、 の区別から始まった。 これは自分が思ったことだ。 これは他人が思ったことが、私の…

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1年前

暗闇から覚醒へ 8

自分を探す旅は、ずっと続いていた。 毎日毎日、自分の心の中を覗き込んでいた。 1年もやっていると、自分はどういう人なのか、だいたいわかってきた。 派手好きな母とは…

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1年前
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暗闇から覚醒へ 7

体調は不調のまま。 すごい疲労感で起き上がるのもつらい。 少しずつ外に出てはいるが、息ができなくて倒れることもある。 なぜ倒れるのか、だんだんわかってきた。 自然…

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1年前
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暗闇から覚醒へ 6

意識、っていうのか、精気、というのか。 自然のものすべてに、生きるものの魂を感じるようになった。 さらに進んでいって、無機質なもの 石、水、家の中の机、鏡などにま…

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1年前
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暗闇から覚醒へ 5

長い長い間、に思えた。 からだは動かなくて、自分を探す旅。 まるでトンネルの中にいるようだった。 からだが反応するできごとが、きっと本当の自分の気持ちなんだろう。…

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1年前
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暗闇から覚醒へ 4

どんどんからだは動かなくなった。 食べられなくなった。 眠れなくなった。 無理して食べれば吐く、の繰り返しになった。 ぽっちゃり体型だったのに。どんどん痩せていく…

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1年前
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暗闇から覚醒へ 3

からだが動かないので、布団から起き上がれない。 起き上がっても、歩けない。 どうしてからだが動かないのか、自分ではわからない。 カウンセラーからは、心理的なものだ…

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1年前

暗闇から覚醒へ 2

心を病む。 毎日それが続けば、当然の結果になる。 基礎実験すらできない状態で、4ヶ月ほどで、鬱になった。 その頃は、自分が鬱だと気がついていなかった。 研究室でい…

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1年前
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暗闇から覚醒へ 1

大学院の生活が始まった。 薬学部生理化学教室。専攻は免疫学。 今回のコロナ騒動でワクチン反対派になったのは、免疫学の基礎が身についていたからである。 別に免疫学に…

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1年前

母のこと

父のことを書いたので、母のこと。 いまから思えば、多分にアスペルガー気質。 他人の気持ちはわからない。 自分の今、しか、頭にはない。 先のことを考えて、計画をたて…

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1年前
3

父のこと

アル中で、飲むと荒れた。 いつものんでいたから、いつも荒れていた。 私の大学時代には、いつもどおり荒れて、椅子で殴られた。 朝から酒に酔っていて、電話をかけてきて…

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1年前
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事実も心情も書く~生育状況9~

トップで入った大学なのに、、、、 医歯薬系の大学は卒業後は国家試験がある。 私立大学は、国家試験の合格率を競っていて、それが入試の倍率になる。 最終学年後半は国家…

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1年前

事実も心情も書く~生育状況8~

トップで合格した大学生活がはじまった。 家から離れるために、自宅から通うには少々きついところ。 1学期は通ったが、なんとか両親を説き伏せて、アパートを借りることが…

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1年前

暗闇から覚醒へ 12

あなた方が、私を現世で利用するつもりなら、
私はミスキャストだ。
世の中には、神の僕になりたい人はいっぱいいる。
たくさんの人が、天使になりたいと祈っているよ。

私は自分の考えがあるし、自分の気持ちもある。
神に生き方を教えてもらおうとは思っていないんだ。
ちゃんと地面に足をつけて、自分の足で歩きたいんだ。

私は天使にはならないよ。
私は神の僕にはならないよ。
あなたが悪魔なら、当然、悪魔のい

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暗闇から覚醒へ 11

この力を潰そう、なくしてしまおう、どうすればいいか。
いろいろと試行錯誤が始まった。
どれもこれもうまくいかない。
それどころか、ますます冴えわたってくる。

心の中の友人たちが、私に話しかける。
「この力は、あなたに備わっているもので、なくすことはできない。
それどころか、あなたにはもっともっと力がある。
テレパシーなどは微々たるもの。そんなことぐらいでひるんではいけない。
確かに、あなた個人の

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暗闇から覚醒へ 10

話しかけてくる人の選別を始めた。
友人を選ぶように、恋人を選ぶように。
私と気が合う人を探すには、どうすればいいか。

その頃の私は20代。とても若かった。
とりあえず、ハンサムで甘い言葉を吐く男はやめておこう。
心の中も、甘い言葉、優しい言葉、崇めるような言葉。
そういう言葉の人は、ざくざく切っていった。
批判的な言葉、辛辣な言葉、そういう人を残していった。
そして、ひとりひとり、じっくりと吟味

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暗闇から覚醒へ 9

まず、自分の気持ちのなかの、
自分の考え、思い、と
自分ではない他人の考え、思い、
の区別から始まった。

これは自分が思ったことだ。
これは他人が思ったことが、私の中に流れ込んできている。
これは自分だ。
これは他人だ。
これは自分だ、
これは他人だ。

毎日毎日、自分の心の中を覗き込んでいた。
すると、他人が自分の心の中に、ダイレクトに話しかけてきていることがわかった。
他人の思いが流れ込んで

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暗闇から覚醒へ 8

自分を探す旅は、ずっと続いていた。
毎日毎日、自分の心の中を覗き込んでいた。
1年もやっていると、自分はどういう人なのか、だいたいわかってきた。

派手好きな母とは正反対の、素朴で目立つのは嫌いで、けっこうわがままで頑固。
お世辞が嫌い。ちょっとひねくれたものの見方。けっこう意固地。
その割には素直。物事を直視。そして、多角的に直視。
直感で動くこともあるが、大抵は傍観。
理性的で現実的な事項でな

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暗闇から覚醒へ 7

体調は不調のまま。
すごい疲労感で起き上がるのもつらい。
少しずつ外に出てはいるが、息ができなくて倒れることもある。
なぜ倒れるのか、だんだんわかってきた。

自然の中を歩いていると、まわりがキラキラと輝きだした。
ありがたい、生かされている。
感動で涙することもあった。
これがくると、死期が近い??
そう書いてある本を、何冊が読んだことがある。

不思議なことに、自殺願望はおきなかった。
自殺で

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暗闇から覚醒へ 6

意識、っていうのか、精気、というのか。
自然のものすべてに、生きるものの魂を感じるようになった。
さらに進んでいって、無機質なもの
石、水、家の中の机、鏡などにまで
ふわ~~っとした精気を感じるようになった。

風の中にも、精気を感じる・・・・
ああ、ここは、神の中だ。
神の中にいるから、すべてのものに意識や精気を感じるんだ。
ぜんぶ、ぜんぶ、神の中だ。

自分はどういう人だろう、という問いにも、

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暗闇から覚醒へ 5

長い長い間、に思えた。
からだは動かなくて、自分を探す旅。
まるでトンネルの中にいるようだった。

からだが反応するできごとが、きっと本当の自分の気持ちなんだろう。
そう思って、いろいろなことをやってみた。

研究室に行くことが、一番しんどかった。で、やめた。
家に帰ることもしんどかった。で、やめた。
映画館で映画をみてみようと思った。暗闇がダメだった。で、やめた。
音楽を聴こうと思った。クラシッ

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暗闇から覚醒へ 4

どんどんからだは動かなくなった。
食べられなくなった。
眠れなくなった。
無理して食べれば吐く、の繰り返しになった。

ぽっちゃり体型だったのに。どんどん痩せていく。
それをうれしいと思う自分がいる。
食べていないので、頭もぼーっとしてくる。
動かないからだを引きずって買い物にいくと、コインを数えて出すことができない。
お札で払って、硬貨をじゃらじゃら持ち歩くようになった。

どうしていいか、わか

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暗闇から覚醒へ 3

からだが動かないので、布団から起き上がれない。
起き上がっても、歩けない。
どうしてからだが動かないのか、自分ではわからない。
カウンセラーからは、心理的なものだと言われているが、それが自分にはわからなくて、どこか体調が悪いのではと思う。

なんとか病院に行って病状を説明すると、
精神的にも身体的にもかなりの疲労ですね。
薬を飲んで、しっかり休養してください。

カウンセラーにそれを伝えると、

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暗闇から覚醒へ 2

心を病む。

毎日それが続けば、当然の結果になる。
基礎実験すらできない状態で、4ヶ月ほどで、鬱になった。
その頃は、自分が鬱だと気がついていなかった。

研究室でいつもどおり罵られていると、だんだんにからだが硬直した。
硬直している私の椅子を、教授が蹴ってきた。
体調が悪いと逃げ出して、大学の保健室にとびこんだ。
ちょうど、心理カウンセラーの先生がいる時間帯だった。

研究室をきかれ、何があった

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暗闇から覚醒へ 1

大学院の生活が始まった。
薬学部生理化学教室。専攻は免疫学。
今回のコロナ騒動でワクチン反対派になったのは、免疫学の基礎が身についていたからである。

別に免疫学に行きたいと思ったわけではない。
その教室の教授が高校の先輩で、快く受け入れてくれた、、と思ったから。
それが、とんでもない方向に回り始めた。

教授にしてみれば、特待生で入った進学校の後輩。
なみなみならぬ期待があったのだろう。
なにも

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母のこと

父のことを書いたので、母のこと。

いまから思えば、多分にアスペルガー気質。
他人の気持ちはわからない。
自分の今、しか、頭にはない。
先のことを考えて、計画をたてて、は無理。明日の計画も無理。
毎日のルーティンを壊されるのが怖い。ルーティンは絶対に固執する。
環境が変わると、慣れるまでに多大の時間を要するので、旅行などは嫌い。

自分が中心でないとダメ。目立つのが好き。
虚栄心のかたまり。
自分

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父のこと

アル中で、飲むと荒れた。
いつものんでいたから、いつも荒れていた。
私の大学時代には、いつもどおり荒れて、椅子で殴られた。
朝から酒に酔っていて、電話をかけてきて無理難題をふっかけられた。
頼むから死んでくれ、と、思ったこともある。

不思議なことに、1年に2~3日しらふなときがあって、そのときの父のセリフが私の人生を左右する。
酒さえのまなければ気の合う親だったが、なんせ人生の90%がへべれけの

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事実も心情も書く~生育状況9~

トップで入った大学なのに、、、、

医歯薬系の大学は卒業後は国家試験がある。
私立大学は、国家試験の合格率を競っていて、それが入試の倍率になる。
最終学年後半は国家試験対策に充てられる。つまり受験の予備校状態。

私は大学院に行こうと思ったので、大学院入試も入っていた。
つまり、大学院入試、卒業試験、国家試験と、みっつ立て続け。
そしてその頃には、私の成績はそれほどよくない、という状態だった。

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事実も心情も書く~生育状況8~

トップで合格した大学生活がはじまった。
家から離れるために、自宅から通うには少々きついところ。
1学期は通ったが、なんとか両親を説き伏せて、アパートを借りることができた。
土日と長期休みは自宅の学習塾の講師をする条件。

今から思えば、大学時代はほんとうに勉強をしていた。
人生で一度くらい、勉強漬けの日々があってもいい。
医歯薬系の人なら、みんなうなずいてくれることだと思う。
午前中は講義、午後は

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