暗闇から覚醒へ 6

意識、っていうのか、精気、というのか。
自然のものすべてに、生きるものの魂を感じるようになった。
さらに進んでいって、無機質なもの
石、水、家の中の机、鏡などにまで
ふわ~~っとした精気を感じるようになった。

風の中にも、精気を感じる・・・・
ああ、ここは、神の中だ。
神の中にいるから、すべてのものに意識や精気を感じるんだ。
ぜんぶ、ぜんぶ、神の中だ。


自分はどういう人だろう、という問いにも、すこしずつ答えが現れだしていた。
こういう感じかたを、私はするのか~~
こういう考え方を、私はするのか~~
イヤなことは、からだが反応する。
好きなことも、からだが反応する。
からだが反応してくれるから、真実の自分を探すことが容易になっていた。

自分に嘘をつくことが、できなくなっていた。
口に出す言葉が本意なものでないと、からだが拒否をする。
本音で生きることしかできなくなっていた。
本音で生きよう、自分に嘘をつくのはやめよう、と思ったわけではない。
そういうふうにしか、生きられなくなった。

他の選択肢はなかった。

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