暗闇から覚醒へ 7

体調は不調のまま。
すごい疲労感で起き上がるのもつらい。
少しずつ外に出てはいるが、息ができなくて倒れることもある。
なぜ倒れるのか、だんだんわかってきた。

自然の中を歩いていると、まわりがキラキラと輝きだした。
ありがたい、生かされている。
感動で涙することもあった。
これがくると、死期が近い??
そう書いてある本を、何冊が読んだことがある。

不思議なことに、自殺願望はおきなかった。
自殺で楽になれるとは、決して思えなかった。
死んでもこの苦しみが永遠に続く。これは確信があった。
生きているうちなら脱却する道が探せるかもしれないが、死んでしまったら、もう探せない。
自殺する気持ちはないのに、なぜ、世界は輝くんだろう?
事故にでも遭うんだろうか?

どういう死に方をするのかはわからないが、死ぬ覚悟ができてしまった。
身辺整理をしはじめて、会いたい人に会っておこうという気になった。
体調不良を押して、親友にひとりひとり会いはじめた。
「急に会いたいって、どうしたの?まあ、ケーキでも食べようよ。」
まさか自分は近いうちに死ぬだろうから、その前に会っておこうと思ったと言うこともできずに・・・・・

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?