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新規事業の立ち上げにたくさんのお金と時間はいらない
ありがたいことに、新規事業を担当されている方と話す機会が最近増えています。
そのなかで気になるのが、新規事業を創るための取組みが大層過ぎたり、案すらもででいないのに時間をかけ過ぎていたり、PoCなのにお金をかけ過ぎている、と感じる点です。
『新規事業の「予算承認されない問題」はなぜ起こる?』でも書いた通り、極端な話ですが、新規事業は「事業アイデアと確からしさ」をセットにすれば良いだけ、とも取れま
独立を2回経験した僕が考える、3年目の壁
僕が独立した10年前の頃も似たような境遇の方はいましたが、特にここ最近は、会社に属さずにフリーランスになる人や、個人会社を設立している人が増してきたように思います。
キュレーションズを設立し、この10年で業務委託で仕事を引き受けてくれた人数は延べ6,000人に上ります。業務委託の方々が居たからこそ、これまで辞めずに続けられていますが、これまで以上に業務委託のパートナーさんを増やしていきたいと思っ
僕たちは「対話」をして事業を創っている
僕たちの会社は、週に1日だけオフィスに集まるようにしています。
その日が内部MTGの日。
それ以外の日は、自由。
これは、新型コロナウィルス感染症が蔓延しはじめた2020年3月に決断して、翌月の4月には原宿のオフィスを解約して全社的にリモートワークに切り替え、今も同じような状況が続いています。
コロナ禍以前は、朝から1時間刻みでMTGが入り続け、毎晩会食という環境でした。
ところが一変。クライ
成熟企業のDXへの踏み出し方 | 経産省DXレポート2.2を読み解く
経済産業省が発表していた「DXレポート2.2」で、デジタル・トランスフォーメーション(本文略、DX)の理解と解説の変遷として下記3点が強調されていました。
デジタルを、省力化・効率化ではなく、収益向上にこそ活用すべきであること
DX推進にあたって、経営者はビジョンや戦略だけではなく、「行動指針」を示すこと
個社単独ではDXは困難であるため、経営者自らの「価値観」を外部へ発信し、同じ価値観をも
いま、両利きの経営はなぜ必要なのか?
両利きの経営は、意図せず「両天秤の経営」になってしまいがちです。
新規事業は既存事業と性質が異なり、成果がすぐには見込めません。そのため経営資源の配分はどうしても既存事業のオペレーションに偏ってしまう傾向があります。
しかし、企業を今後30年、50年と存続させるには事業を多角化し、新しい市場機会の探索と既存事業のオペレーションを並行する必要があります。
今回は事業の多角化を実現するために必要
「問題」の見つけ方と「課題」の設定を考える
新規事業において「共感」は大切です。ただし、共感を得るためには顧客や市場が抱えている問題を鮮明にとらえ、行うべき打ち手を細かく設定している状態にする必要がありますよね。
※「共感」が大切な理由はこちらのnote記事で解説しています。
今回は事業活動における「問題」と「課題」の違い、「問題発掘」と「課題設定」、そして「仮説思考」について考えを記してみます。
デザイン思考で「問題」を可視化するこ
なぜ「共感」と「協力者」が必要なのか?〜新規事業をミッション・ビジョンで考える〜
「新規事業が立ち上がったは良いものの、社内から理解されていない、社外から共感が得られない」事業の立ち上げに携わった方なら一度は感じたことがあるのではないでしょうか。
前回の記事『新規事業の「予算承認されない問題」はなぜ起こる?』に続き、今回は事業創出における「社内理解の促進」と「社外からの共感の醸成」の重要性について、ミッションとビジョン視点で、自分の考えを記してみたいと思います。
なぜ事業創
新規事業の「予算承認されない問題」はなぜ起こる?
「上長が説得できなくて、予算が承認されない」
最近、新規事業を担当する方からこうした悩みを相談されます。
成熟企業の新規事業立ち上げのプロジェクトに関与する僕の体感的にも、事業フェーズが進めば進むほど、決裁者の予算承認の確度は下がっているように感じます。
今回は「なぜ決裁者を説得できないのか?」という問題に対して、事業担当者と決裁者の双方の視点から、自分の考えを記してみたいと思います。
説得