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#恋
case ママと王子とピザ屋
既出のマザーと久しぶりにお散歩をする約束がある。
今でも仲良しで、誰より一緒にいて気楽で楽しい人だ。
私の好きな雰囲気の喫茶店を調べておいてくれる。
私の好きそうな公園に連れていってくれる。
しかし、そんな日に既出の王子様がご飯に行こうと連絡してきた。
ピンチである。
だいたい当日か前日にアポを取ってくる王子に、たまには「お断り」と言うスパイスを与えても良いかなと思っていた私だが、いざとなる
case 某国民的ミュージシャン
その人はとにかく口が悪く、気が強く、過剰に繊細な男だった。
簡単に言うならTHE メンヘラ。
そのメンヘラミュージシャンは私のことをよく「おばさん」と呼んだ。
お前の方が10歳上だけどな。と思いながら「はいはい」と返事をしていた。
今となってはなぜこんな傲慢で甘えん坊なおじさんにときめいたのかわからないが、その時は確かにキュンキュンしていたことをここに認めよう。
ここまで悪口しか書いていない
case ネグレクトメンヘラカップル
今でも忘れない。
その人は私の人生で一番私の人生に関わろうとしてくれた男だ。
私はまだピッチピチの二十歳だった。
私はフリーターで、彼は一つ年下の大学生だった。
そして例によって彼には彼女がいた。←病?
その頃の私は絵に描いたようなメンヘラで、それを自覚していないタイプのそれだった。
ちょっと気が強くてちょっと落ち込みやすくてちょっと気性が荒くてちょっと貞操観念が低めなだけでそこまで異常だとは