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遺書はまるで君への恋文みたいじゃないか。

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遺書はまるで君への恋文みたいじゃないか。

記事一覧

なんでもない日

なんでもない日だけどピアノを弾こうと思っていた。 私にはなんの関係もないけど、関係ある気がしていた。 ハンパないくらい病んじゃってた、今日。 馬鹿げてるなーって思…

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8日前
1

君のバンドが大したことなくて良かった

忘れようと思いました。 売れてないバンドマンに必死に恋しちゃって、ぼろぼろにすり減ってまで追いかけたことを。 誰よりも私を愛してくれた、私が愛していた人の事を。…

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4週間前
8

これは下ネタ

※これは下ネタ セックス前のあの空気感は好き お互い恋人同士なんじゃないかって錯覚するくらい 甘ったるくて気持ち悪い空気が好き それが好きな人と、なら尚更良い …

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3か月前
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卒業

2024年3月18日 ーー音楽大学 約4年間、一緒に音楽をした仲間へ 卒業おめでとう。 ピアノ科の人に限らず、同学年の皆が居たから音楽嫌いにならずに済んだのだと思う。 本…

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3か月前
12

家族が増えた、ような

家族が増えた、ような生活 酷い家族構成と心休まらない環境に苛立っている。 自分を“ 可哀想 ”だなんて言いたくはないが、言わせにかかってくる現状にこの上なく苛立っ…

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3か月前
3

生きられそうにない

私はもうここには居られない。 どこにも居場所はないのに、常にどこかに帰りたいと思う。ここには居られない。 「ここ」というのは、決してこの人生のことでは無い。 常に…

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4か月前
9

馬鹿みたいにいつまでも

口約束はもう握りしめてなんていない。 それでも、私の憎たらしいほど思い出に染まったプレイリストがmoon dropの「シンデレラ」を流すたびに君を思い出している。 「こ…

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4か月前
1

雪が降ったから思い出した

雪が降ったから思い出した、だけだ。 汚い世界を真っ白に染めた雪を、綺麗とは思えないな どうしてこんなにも汚い思い出になってしまったのか。 小さな窓から眺めた初雪 …

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4か月前
2

片道切符しか買えないのか

片道切符しか買えないのか。このクソ人生は。 途中で折り返すことは不可能なのか。あの過去にはもう戻れないのか。なんて愉快なんだ、この人生は。 とてもじゃないが、人…

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5か月前
7

出会わなきゃ良かったとは言わせない

眠剤が体を蝕むまでの数分間 ただ残したい言葉を綴りたくてnoteを開いた 「出会わなきゃ良かった」なんて言わせるバンドにはなりたくない、そんな人間にはなりたくない。 …

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7か月前
5

生きることとその対価

音に感情を乗せるのが得意だった。 音で感動を与えるのが好きだった。 私のピアノの音で泣いた人がいたこと 私のピアノを憧れだと追いかけた人がいたこと それがその証で…

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7か月前
9

遺書

いざ書くとなると、案外書くことは無いようだ。 今更何が残せるというのだ、何が残せたのだ。教えて欲しい。 出てくる言葉が「ごめんなさい」とか「許して欲しい」だけだ…

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7か月前
1

君の代わり、睡眠導入剤

「おはよう」 隣を見て笑いかける相手が居ない 「おやすみ」 その言葉の前の、もう寝るの?って確認が好きだった 当たり前のように温もりに包まれていた冬 今年、クロー…

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8か月前
6

皮肉、セックスと日々に

これは皮肉。私のクソみたいな毎日に対する。 今日も嗚咽を繰り返したのは、噎せ返るような人混みとその空間を包む匂い。 いや違う。 その嗚咽とかいうのはきっと、好き…

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8か月前
4

愛しいから卑しかった

愛しかった、何よりも。誰よりも。 愛していた、醜いほど、卑しいほど。 『lowly』なんて曲に共感しちゃダメだよ いやでも、ちょっと分かって欲しいとか思ってごめん。 …

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9か月前
4

オオカミ少女

“仮命日”を作っては生きてしまった。 何歳になったら居なくなるなんて口だけの言葉で、私は何年も生きてしまった。 ある時、嫌でも考えるようになった。 「私はいつにな…

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1年前
4

なんでもない日

なんでもない日だけどピアノを弾こうと思っていた。
私にはなんの関係もないけど、関係ある気がしていた。

ハンパないくらい病んじゃってた、今日。
馬鹿げてるなーって思いながらも、馬鹿なりに振り切れない自分に萎えちゃってた。しんど笑

マジでなんでもない日なのに。

今日が何曜日かすら、iPhoneの画面を上から下にスライドして確認しなきゃ分かんないくらい、ホントどうでもいいはずなのにどうでも良くなか

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君のバンドが大したことなくて良かった

君のバンドが大したことなくて良かった

忘れようと思いました。

売れてないバンドマンに必死に恋しちゃって、ぼろぼろにすり減ってまで追いかけたことを。

誰よりも私を愛してくれた、私が愛していた人の事を。

忘れてやろうと思いました。

「目を覚ませ」
なんて言われてしまうくらいに、それは私を盲目にさせて、人の声がもう届かないくらい深くまで落ちていました。

馬鹿げている。分かっていました。
伝えられない想いを歌詞にして歌うのも疲れてし

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これは下ネタ

これは下ネタ

※これは下ネタ

セックス前のあの空気感は好き

お互い恋人同士なんじゃないかって錯覚するくらい
甘ったるくて気持ち悪い空気が好き

それが好きな人と、なら尚更良い

「この人私の事好きなのかな」

なんて勘違いしてしまうくらいに
優しくなるから好き

ていうか、そういう時の君が好き
そういう時の君以外は見たくない

これも全部、そういう時にしか
私を愛おしそうに見つめる君を見れないからだけど。

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卒業

卒業

2024年3月18日

ーー音楽大学

約4年間、一緒に音楽をした仲間へ
卒業おめでとう。

ピアノ科の人に限らず、同学年の皆が居たから音楽嫌いにならずに済んだのだと思う。
本当にありがとう。

不安だらけの1年生

コロナ禍で、オンライン授業から始まった私の音大生活。

自分の慣れ親しんだ部屋から、小さなiPhoneの画面に向かって声に出した自己紹介。
あの、奇妙な高揚感と緊張を忘れることはきっ

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家族が増えた、ような

家族が増えた、ような

家族が増えた、ような生活

酷い家族構成と心休まらない環境に苛立っている。
自分を“ 可哀想 ”だなんて言いたくはないが、言わせにかかってくる現状にこの上なく苛立っている。

強引に、それは強制的に連れて帰られた地元
ほんの少し魔が差して飛び込もうとした電車と、ふと我に返って留まってしまったあの一歩。簡単に崩れるな。
もうグラグラだった心で詰め込んだ仕事と、どんな状況でも執着していた大学と音楽。全

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生きられそうにない

生きられそうにない

私はもうここには居られない。
どこにも居場所はないのに、常にどこかに帰りたいと思う。ここには居られない。

「ここ」というのは、決してこの人生のことでは無い。
常に、心の休まらない窮屈な環境のこと。

日々、考えてしまうのは、自分の存在価値ばかり。
そもそも生きていてはいけないのだ。
人の優しさや温かさに触れたくもない。
誰にも迷惑をかけず、ただ1人でひっそりと身を置いて暮らしたい。

無駄だと思

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馬鹿みたいにいつまでも

馬鹿みたいにいつまでも

口約束はもう握りしめてなんていない。

それでも、私の憎たらしいほど思い出に染まったプレイリストがmoon dropの「シンデレラ」を流すたびに君を思い出している。

「この曲は元カノと別れた時によく聞いていたんだ」なんて、狡い話じゃないか。
その元カノには「聴く度に思い出す曲」を作っているなんて。

最後の最後に君は、「この曲を聴くと君を思い出す」なんて言って、私のギターを弾いて歌ってくれた。

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雪が降ったから思い出した

雪が降ったから思い出した

雪が降ったから思い出した、だけだ。

汚い世界を真っ白に染めた雪を、綺麗とは思えないな
どうしてこんなにも汚い思い出になってしまったのか。

小さな窓から眺めた初雪
あの冬、東京に雪が降った。

あの時見た白い景色はあんなにも綺麗だったのに。

雪が積もる、コンビニまでの道をサンダルと薄着で。
2人身を寄せて、手を繋いで歩いた。
寒い空気と熱い手の感触を今でも追いかけている。
2人の吐いた白い言葉

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片道切符しか買えないのか

片道切符しか買えないのか

片道切符しか買えないのか。このクソ人生は。
途中で折り返すことは不可能なのか。あの過去にはもう戻れないのか。なんて愉快なんだ、この人生は。

とてもじゃないが、人に胸を張れるような人生は送れなかった。きっと今後も変わらないだろう。そう思う、まだ22歳の一人の女だ。そんなこと思わせないでくれよ。

くだらない。しょうもない毎日をただ繰り返した。
一言で「恥の多い人生」だった。なんて愚かだ。情けない。

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出会わなきゃ良かったとは言わせない

出会わなきゃ良かったとは言わせない

眠剤が体を蝕むまでの数分間
ただ残したい言葉を綴りたくてnoteを開いた

「出会わなきゃ良かった」なんて言わせるバンドにはなりたくない、そんな人間にはなりたくない。

近々、もしかしたら言いたくない発表があるかもしれない私の最後の悪あがきです。馬鹿馬鹿しいのだが。

出会ってくれてありがとう、はもう伝えきれないほどに思ってる。思わざるを得ない。
私なんかの音楽を好きって言ってくれる人がいることが

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生きることとその対価

生きることとその対価

音に感情を乗せるのが得意だった。
音で感動を与えるのが好きだった。

私のピアノの音で泣いた人がいたこと
私のピアノを憧れだと追いかけた人がいたこと
それがその証であり、根拠なのだ。

「悲しい音でピアノを弾くね」
そうだ、私はずっと悲しかった。
何かに怯えて、恐怖して、ただ逃げたかった。

短調の曲ばかりを好んだのは感情を乗せやすいから。
ずっと何か、得体の知れない何かに怖がっては、その事実が何

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遺書

遺書

いざ書くとなると、案外書くことは無いようだ。
今更何が残せるというのだ、何が残せたのだ。教えて欲しい。

出てくる言葉が「ごめんなさい」とか「許して欲しい」だけだな。自分をようやく解放してあげられると言うのに、なぜ最期まで誰かに謝っているのだろうか。この選択は誤っているのだろうか。

まず、家族へ。
誰のせいでもなかった。親不孝で本当にごめんなさい。
生まれてこれて良かったと心から思うし、心から感

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君の代わり、睡眠導入剤

君の代わり、睡眠導入剤

「おはよう」
隣を見て笑いかける相手が居ない

「おやすみ」
その言葉の前の、もう寝るの?って確認が好きだった

当たり前のように温もりに包まれていた冬
今年、クローゼットの奥から引っ張り出したのは電気毛布
そんなものが必要ないくらいに君の体温は暖かかった。
それを今も忘れられずに眠れない夜を過ごしている、とか。

「薬を使って眠る、君の姿をもう見てるのが辛い」と言っていた君が、今の私を見てどう思

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皮肉、セックスと日々に

皮肉、セックスと日々に

これは皮肉。私のクソみたいな毎日に対する。
今日も嗚咽を繰り返したのは、噎せ返るような人混みとその空間を包む匂い。

いや違う。

その嗚咽とかいうのはきっと、好きでもない人間に頭を抑えられて、髪を掴まれて、美味しくもない、ナニかで喉の奥を突かれたからだろう。

例えが酷すぎるな。でもそんな、汚くて苦しい毎日を生きていた。

性行為が愛情表現だなんて巫山戯てるのか。それなら何故、私は今もあの日も泣

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愛しいから卑しかった

愛しいから卑しかった

愛しかった、何よりも。誰よりも。
愛していた、醜いほど、卑しいほど。

『lowly』なんて曲に共感しちゃダメだよ
いやでも、ちょっと分かって欲しいとか思ってごめん。

きっと生涯忘れることは無いだろうなと思う恋があります。そんな相手がいます。これが俗に言う一世一代の恋とか言うやつなんだろうなとか思う日々があります。

気付けば遠くに行ってしまって、もう手は届かないけど。

戻れない、と分かってい

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オオカミ少女

オオカミ少女

“仮命日”を作っては生きてしまった。
何歳になったら居なくなるなんて口だけの言葉で、私は何年も生きてしまった。

ある時、嫌でも考えるようになった。
「私はいつになったら死ぬんだろうか」
聞こえないはずの声が聞こえる。いつになったら死ぬんだと責めるような声。

逃げたい現実から逃げ切れないで、自殺未遂ばかりを繰り返した少女の歌です。

生きることはこんなに難しいものかとつくづく思う。
普通の幸せで

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