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木の子のこの子

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随想、散文だけど、自分の指針
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「憧れの人」になった自分は、必死にあと19年を確保した冬の日

「憧れの人」になった自分は、必死にあと19年を確保した冬の日

それは、昨年の年末だった。

「年明けたら、どこかでお会い出来たら嬉しいなぁ…なんて思ってます」

とのメッセージだった。

非常に丁寧な文面をいただいたが、この2行だけしか目に入って来ず、他をいくら読もうとしても読めなかったのは残念でならない。

私は動悸を静め、深呼吸しながら念のため5回ほど読み直したが、間違いなく誘われている事を認識した。私の人生経験で同じ女性に二度誘われるなんていうのは、ほ

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第8回《ふるさとと文学2022》「開高健の茅ヶ崎」に行ってきた。

第8回《ふるさとと文学2022》「開高健の茅ヶ崎」に行ってきた。

12月下旬一枚のハガキが家に届いた。

ハガキは、往復ハガキの返信用で少しでも市役所の方に上手く見せようと、若干細目に書いた見栄っ張りな字がバランス悪く中央より若干下に書いてしまっていた。

僕は、そのハガキが何を意味するかは知っていたが、裏を捲る心の準備をしてからハガキを覗いた。

入場整理券〈売買禁止〉
ふるさとと文学2022~開高健の茅ヶ崎

と目に飛び込んで来た。

当選に胸の高鳴りを覚え

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世代交代と統一戦。どれも同じ時間軸だが人それぞれだ。

世代交代と統一戦。どれも同じ時間軸だが人それぞれだ。

友人が親から世代交代し社長になるという。25年来の友人とは人生の半分以上関わっていることになる。

時間という概念は、交わる時間の積み重ねで信頼を生むのだろうか。どこでどう同じ時間を共有するのか誰も知らない。

多感な時期の時間の積み重ねは、日々が未熟で小さい分、心の大部分を占める。強烈な思い出や、言動は時間を越えてあっという間に引き戻す。

だがしかし、普段の生活に於いて共有する時間はます

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KONISHIKIの来日40周年イベントは、僕達を17年前に連れてった。

KONISHIKIの来日40周年イベントは、僕達を17年前に連れてった。

その全体を割愛してまとめる事は出来ない。
事実を知りたいなら、世の中に出ている新聞記事などで客観的に知って欲しい。

僕は、KONISHIKIという大きな木の中の一本の枝でしかないと思う。ここは、僕の枝から見たKONISHIKIだ。

40年前の6月18日にハワイを出発した。
相撲が何かも知らないし、日本がどういう国かも知らない。当時は空港税がかかる事も知らないで周りの人に助けてもらい入国した。

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蛹(さなぎ)の必要性を問うたら結論としてとんだ迷惑かけているはなし

蛹(さなぎ)の必要性を問うたら結論としてとんだ迷惑かけているはなし

昆虫の世界には、「完全変態」と「不完全変態」に生態が別れる。これを要約するならば

「蛹(さなぎ)」になるかどうかである。

アサミサガシムシさんに昨日のこちらの記事を話題にしていただいた。

彼女に話題にしてもらった記事がこれだ。

彼女がnoteに最後に記事を書いたのが去年の9月末。それから8ヵ月。彼女は改名して戻ってきた。
この8ヵ月が彼女の「蛹」だったのは間違いないだろう。

北海道に生息

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