#坂元裕二
ドラマ「最高の離婚」~それぞれの夫婦のかたち
春の連ドラ開始の狭間に、先日10年ぶりくらいにドラマ『最高の離婚』を観た。
当時も、坂元裕二さん脚本の醍醐味であるセリフの秀逸さや、夫婦の悲喜こもごもをユーモラスに描いていて、その面白さに惹きこまれたけれど、結婚してまだ数年で子育てに追われていたこともあり、夫婦とは…なんてそんなに深く考えてはいなかった。
しかし今改めて観ると、夫婦ってなんだろうな…としみじみと思うところがあった。
真面目だけど
映画「怪物」〜人は、見たいものだけを、見たいように見ている
ずっと観たかった映画「怪物」
実は、昨年の一時帰国の際に飛行機の中で観ることが出来たのだけど、途中何度か機内アナウンスが入り画面が中断したりで集中出来なかったこともあり、観終わったあとも混沌として感想がまとまらず…。
今こちらの国ではやっと上映が始まりもう一度観たので、今頃だけど感想を書こうと思う。
あらすじについては、note内でも沢山の感想記事があるので割愛する。
まず2度観た最初の感想は
映画「花束みたいな恋をした」~あの頃の風景
遅ればせながら、映画「花束みたいな恋をした」を観た。
この作品は坂元裕二さん脚本にしては、サブカル好きのカップルを主人公にしながらも、拗らせずに素直というかマイルドで、これはこれでスッと心に入ってきた。
"これって自分たちのことですか?" と思った人も多いんじゃないか、というような、普遍的なラブストーリーだと思った。
ところで、学生時代の恋愛がそのままスムーズに結婚へと成就したカップルというの
ドラマ「初恋の悪魔」〜ルービックキューブ仕掛けの謎は深まるばかり
脚本家・坂元裕二さんが刑事物×ミステリーを書くという意外性と、タイトルからして「初恋の殺人者」みたいなインパクトで(こちらのドラマは未見)、今期ドラマの中でもかなり期待を寄せていた「初恋の悪魔」。
回を重ねるごとに謎は深まるばかりで、ルービックキューブのように片面が揃ったと思ったら他の面はバラバラになり、考えがまとまられない状態だけど立ち止まることも出来ず、ストーリーを追うだけで毎週精一杯だった
ドラマ「大豆田とわこと三人の元夫」最終回〜もう会えなくなった親友のこと
"見えなかった母の横顔がとつぜん振り返った" そんな気がした、とわ子。
なんと、とわ子の母は父以外に好きな人がいた。
最終回だというのに、そんな重大なエピソードを新たに入れ込んできた坂元さん、最後まで攻めた脚本だった。
母の恋文を見つけてしまい、そこにあった住所を頼りに母の恋人に会いに行く、とわ子と唄の行動力にも驚く。
教えられたアパートに行くと迎えてくれたのは女性だった。母の想い人は女の人だっ
ドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」~それぞれの時間
前回は2話までの感想を書いた。
それから物語は三人の元夫達とその周辺の女性も絡めてどんどん進み、6話では衝撃の展開に。
とわ子と結婚する前から、実はずっとかごめのことが好きだった八作。
自分の人生に恋愛はいらないという、かごめ。
“そういう考えが淋しいことは知っている。実際たまに淋しい。でもやっぱり、ただただ、それが私なんだよ”と言う、かごめ。
たぶん、かごめは八作の気持ちにも気づいていたのだ
ドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」~別れても好きな人
久しぶりの坂元ワールド全開のドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」。
賛否両論だった前作の連ドラ「anone」も私は嫌いじゃなかったけれど、「最高の離婚」のような軽妙さが漂う今作は、まだ2話目だけれど名作の予感。
とにかく登場人物たちの間を飛び交う会話が面白い。ブロッコリーで戦う元夫達、勝手に元夫会議を開き出す場面とか面白すぎる。元夫達は、このまま親友同士になってしまったりして。
摩訶不思議な魅力