記事一覧

コラム(24日)、イーサリアムの現物E T F承認へ、米S E C、背後にバイデン政権の若者対策が見え隠れ・・・

ビットコイン(B T C)に次ぐ資産規模を誇る暗号資産・イーサリアム(E T H)の現物E T Fが、米S E C(証券取引委員会)によって承認される見通しとなった。暗号資産関係者…

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23時間前

コラム(23日)、長期金利1%で動揺する日本、「金利のある世界」への移行期特有の反応か

長期金利の指標となっている10年国債の利回りがきのう、一時的に1%を超えた。これを受けてマーケットは「先行きの金利上昇懸念が強まっている」と過剰反応している。2…

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2日前
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コラム(21日)、「金利のある世界」、構造改革が当たり前の世界に

最近「金利のある世界」との表現をあちこちで見かける。アベノミクスの10年、黒田前日銀総裁が独善的に推進した異次元緩和が長かったせいで、「金利のある世界」が何とな…

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4日前
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コラム(20日)、岸田内閣支持率回復せず、自民党改正案に国民は“怒り心頭”

岸田首相はかねてから裏金づくりで失った政治への信頼回復に資するために、政治資金規正法の抜本的改正を行うと機会あるごとに強調してきた。そのための自民党の改正案が先…

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5日前
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コラム(17日)、石丸・安芸高田市長、都知事選出馬へ、危機感なき既成政党に危機感で殴り込む

石丸伸二・安芸高田市長(41歳)がきのう、東京都知事選に出馬すると表明した。東京ビックサイトで開催された「Climbers」というイベントに出演して講演。その最後に出馬…

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8日前
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コラム(16日)、政治とカネ、不正の本質は「3つの非」、自民党改正案は“見せかけづくり”

与党である自民党と公明党の政治資金規正法改正案づくりが破綻した。パーティー券の公開基準を巡り両党の折り合いがつかなかったようだ。目くそ鼻くそを笑う式の分裂だ。ど…

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9日前
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コラム(15日)、米中貿易摩擦再び激化、不穏な空気に包まれる国際情勢

バイデン大統領が中国からの輸入品に対する関税の大幅引き上げを発表した。トランプ前大統領はすでに全ての輸入製品に10%、中国製品は関税を60%に引き上げると表明し…

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10日前
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コラム(14日)、経済を考える一つの視点、「トリクルダウン」か、「トリクルアップ」か

なんとなくぼんやりとした「不満」が胸の中でさざめいてる。日本人は、いや、日本はこの先、何を基軸として未来に向かっていこうとしているのだろうか。政治家も、財界人も…

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11日前
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コラム(13日)、円にこだわる高齢者よ、目覚めよ!新N I S Aで加速する円安

植田日銀総裁の「円安無視」発言から急落に転じた円相場は、G W初旬に相次いだ財務省による円買い介入によって多少持ち直した。現在は155円台から156円台をはさんだ…

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12日前

コラム(10日)、減り続ける実質賃金、4月以降の動向に注目、賃金をめぐる構造問題が足枷に

厚生労働省が昨日発表した3月の毎月勤労統計調査(速報、従業員5人以上の事業所が対象)によると、勤労者1人当たりの賃金は物価変動を考慮した実質で前年同月比2.5%減した…

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2週間前
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コラム(9日)、庶民感覚なき植田日銀総裁、円安注視に軌道修正

植田日銀総裁がどうやら、ちょっぴりだが、円安に対する警戒感を強めているようだ。ブルームバーグによると昨日都内で講演を行い、次のように語ったという。「物価見通しが…

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2週間前

コラム(8日)、小池東京都知事の学歴詐称問題、裏に深刻な“落とし穴”も、これは一種の国際的な政治スキャンダルか

7月に実施される東京都知事選を前に、小池百合子東京都知事の学齢詐称問題が再燃している。文藝春秋が5月号で元側近と当時カイロで小池氏と生活を共にしていた知人2人の…

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2週間前
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コラム(7日)、G W明けの世界

最大10連休となった今年のゴールデンウィーク(G W)が開けた。この間、2日以降はほとんどニュースを見なかった。ニュースなど見なくても、個人的な生活になんの支障もな…

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2週間前
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ジャーナル(2日)、日米中央銀行の「違い」、基調的インフレか長期見通しか

パウエルF R B議長は今朝、F O M C(公開市場委員会)終了後の記者会見で「インフレに関する指標は予想を上回っている。確信を強めるまで、従来の想定よりも時間がかかりそ…

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3週間前

コラム(1日)、円安継続、政府の介入を無視して170円台へ

今年のゴールデンウィークは財務省による円安介入のサプライズで始まった。ブルームバーグの推計によると4月29日に行った介入の規模は5兆5000億円規模と見られてい…

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3週間前

コラム(26日)、円安に打つ手なし、金融当局による“悲しも痛々しい”リーク?「為替レートは市場が決める」イエレン米財務長…

米国の1−3月期G D Pは前年同期比1.3%増と市場予想(2.5%)を大幅に下回った。ブルームバーグによるとほぼ2年ぶりの低い伸び率とのこと。成長率が鈍化しすること自…

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4週間前
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コラム(24日)、イーサリアムの現物E T F承認へ、米S E C、背後にバイデン政権の若者対策が見え隠れ・・・

コラム(24日)、イーサリアムの現物E T F承認へ、米S E C、背後にバイデン政権の若者対策が見え隠れ・・・

ビットコイン(B T C)に次ぐ資産規模を誇る暗号資産・イーサリアム(E T H)の現物E T Fが、米S E C(証券取引委員会)によって承認される見通しとなった。暗号資産関係者の間ではつい1週間ぐらい前まで「承認されないだろう」との悲観的な見方が支配的だった。それが一転して「米S E Cは23日、暗号資産(仮想通貨)イーサリアムの現物E T Fの上場申請を初めて承認した。1月のビットコインE

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コラム(23日)、長期金利1%で動揺する日本、「金利のある世界」への移行期特有の反応か

コラム(23日)、長期金利1%で動揺する日本、「金利のある世界」への移行期特有の反応か

長期金利の指標となっている10年国債の利回りがきのう、一時的に1%を超えた。これを受けてマーケットは「先行きの金利上昇懸念が強まっている」と過剰反応している。21日付けの当欄「『金利のある世界』、構造改革が当たり前の世界に」でも触れたが、「金利のある世界」が普通で、黒田前日銀総裁が推進した「黒田バズーカ」によるゼロ金利の深掘り、いわゆる「異次元緩和」の方が異常なのである。とはいえ、異常が長引いた結

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コラム(21日)、「金利のある世界」、構造改革が当たり前の世界に

コラム(21日)、「金利のある世界」、構造改革が当たり前の世界に

最近「金利のある世界」との表現をあちこちで見かける。アベノミクスの10年、黒田前日銀総裁が独善的に推進した異次元緩和が長かったせいで、「金利のある世界」が何となく異常な世界のような印象を受ける。だが、そうではない。「金利のある世界」が普通で、「ゼロ金利」に浸り切った日本人の感覚が異常なのである。とはいえ、異常が長引いた結果、日本人の多くは異常が「普通」で金利のある普通の世界を「異常」と感じてしまう

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コラム(20日)、岸田内閣支持率回復せず、自民党改正案に国民は“怒り心頭”

コラム(20日)、岸田内閣支持率回復せず、自民党改正案に国民は“怒り心頭”

岸田首相はかねてから裏金づくりで失った政治への信頼回復に資するために、政治資金規正法の抜本的改正を行うと機会あるごとに強調してきた。そのための自民党の改正案が先週まとまり、今週から与野党の本格的な議論がはじまる。それを前にしてメディアの世論調査が発表されたが、岸田内閣の支持率に回復の兆しはまったくない。例えば、時事通信が16日に発表した調査(10~13日に実施)によると、内閣の支持率は18.7%で

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コラム(17日)、石丸・安芸高田市長、都知事選出馬へ、危機感なき既成政党に危機感で殴り込む

コラム(17日)、石丸・安芸高田市長、都知事選出馬へ、危機感なき既成政党に危機感で殴り込む

石丸伸二・安芸高田市長(41歳)がきのう、東京都知事選に出馬すると表明した。東京ビックサイトで開催された「Climbers」というイベントに出演して講演。その最後に出馬表明が行われた。たまたまこの場面をネットでみた。今朝、確認しようと主要メディアの記事を探した。彼らは講演後に行われた記者会見の内容を簡単に伝えているだけ。詳しい内容は報道していない。おそらく、どの社もイベントを取材していなかったのだ

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コラム(16日)、政治とカネ、不正の本質は「3つの非」、自民党改正案は“見せかけづくり”

コラム(16日)、政治とカネ、不正の本質は「3つの非」、自民党改正案は“見せかけづくり”

与党である自民党と公明党の政治資金規正法改正案づくりが破綻した。パーティー券の公開基準を巡り両党の折り合いがつかなかったようだ。目くそ鼻くそを笑う式の分裂だ。どちらもことの本質とは無縁の「見せかけづくり」に精を出している。パーティー券をめぐる裏金づくりの本質は「非課税」「非公開」「非常識」という、いってみれば自民党の政治家に染みついた“3非”の存在にある。政治活動費は非課税が原則で、何に使ったか公

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コラム(15日)、米中貿易摩擦再び激化、不穏な空気に包まれる国際情勢

コラム(15日)、米中貿易摩擦再び激化、不穏な空気に包まれる国際情勢

バイデン大統領が中国からの輸入品に対する関税の大幅引き上げを発表した。トランプ前大統領はすでに全ての輸入製品に10%、中国製品は関税を60%に引き上げると表明している。11月に控えた大統領選挙を意識した有権者対策でもある。だが関税の引き上げはインフレ加速要因でもある。トランプ氏の政策に批判的だったバイデン氏が事実上同氏の政策を追認する形になる今回の関税引き上げ、思惑通りに有権者の心をつかめるかどう

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コラム(14日)、経済を考える一つの視点、「トリクルダウン」か、「トリクルアップ」か

コラム(14日)、経済を考える一つの視点、「トリクルダウン」か、「トリクルアップ」か

なんとなくぼんやりとした「不満」が胸の中でさざめいてる。日本人は、いや、日本はこの先、何を基軸として未来に向かっていこうとしているのだろうか。政治家も、財界人も、学識経験者もこの点について多くを語らない。語っている人はいるのだろうが気が付かないだけかもしれない。政治も経済も改革を叫びながら中途半端だ。芯がないというか、ワクワク感がない。そんな思いを抱きながら文藝春秋(6月号)で経済学者・岩井克人氏

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コラム(13日)、円にこだわる高齢者よ、目覚めよ!新N I S Aで加速する円安

コラム(13日)、円にこだわる高齢者よ、目覚めよ!新N I S Aで加速する円安

植田日銀総裁の「円安無視」発言から急落に転じた円相場は、G W初旬に相次いだ財務省による円買い介入によって多少持ち直した。現在は155円台から156円台をはさんだ動きが続いている。円安の背景には円を取り巻く構造的な問題があるだけに、一時的な介入によって円安にストップがかかることはあり得ない。そんな中で個人的に注目しているみずほ銀行のマーケット・アナリスト、唐鎌大輔氏は12日付けでロイターに投稿、「

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コラム(10日)、減り続ける実質賃金、4月以降の動向に注目、賃金をめぐる構造問題が足枷に

コラム(10日)、減り続ける実質賃金、4月以降の動向に注目、賃金をめぐる構造問題が足枷に

厚生労働省が昨日発表した3月の毎月勤労統計調査(速報、従業員5人以上の事業所が対象)によると、勤労者1人当たりの賃金は物価変動を考慮した実質で前年同月比2.5%減した。減少は24カ月連続で過去最長。日経新聞によると「給与総額は伸びているものの、物価高に追いつかない状態が続いている」。昨年の春闘ではベアが3.6%増えている。にもかかわらず実質賃金は減少した。要するに賃金の伸び率を上回る物価の上昇が続

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コラム(9日)、庶民感覚なき植田日銀総裁、円安注視に軌道修正

コラム(9日)、庶民感覚なき植田日銀総裁、円安注視に軌道修正

植田日銀総裁がどうやら、ちょっぴりだが、円安に対する警戒感を強めているようだ。ブルームバーグによると昨日都内で講演を行い、次のように語ったという。「物価見通しが上振れたり、あるいは上振れリスクが大きくなった場合には、金利をより早めに調整していくことが適当になると考えられる」と。26日の金融政策決定会合後の記者会見で同総裁は、記者から「現在の円安は無視できるか」と問われ「はい」と答えた。この発言がメ

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コラム(8日)、小池東京都知事の学歴詐称問題、裏に深刻な“落とし穴”も、これは一種の国際的な政治スキャンダルか

コラム(8日)、小池東京都知事の学歴詐称問題、裏に深刻な“落とし穴”も、これは一種の国際的な政治スキャンダルか

7月に実施される東京都知事選を前に、小池百合子東京都知事の学齢詐称問題が再燃している。文藝春秋が5月号で元側近と当時カイロで小池氏と生活を共にしていた知人2人の手記を掲載したことが発端。記事を読む限り小池氏の学齢詐称は間違いない事実との印象を受ける。だだ、どうやら問題はそれほど単純ではないようだ。5月5日にYouTubeに投稿された「郷原信郎の『日本の権力を斬る』#329」によると、今回の問題はエ

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コラム(7日)、G W明けの世界

コラム(7日)、G W明けの世界

最大10連休となった今年のゴールデンウィーク(G W)が開けた。この間、2日以降はほとんどニュースを見なかった。ニュースなど見なくても、個人的な生活になんの支障もない。わかっているのだが、一介の“ニュース読み屋”としてはちょっと悲しい気分にも。この間、カタールで開催されているU23アジアカップ(オリンピック予選を兼ねる)は予選から決勝まで、深夜帯の試合時間にも関わらずすべて見た。G W中は決勝ラウ

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ジャーナル(2日)、日米中央銀行の「違い」、基調的インフレか長期見通しか

ジャーナル(2日)、日米中央銀行の「違い」、基調的インフレか長期見通しか

パウエルF R B議長は今朝、F O M C(公開市場委員会)終了後の記者会見で「インフレに関する指標は予想を上回っている。確信を強めるまで、従来の想定よりも時間がかかりそうだ」と述べ、利下げ環境の整備に時間がかかるとの見通しを示した。また「インフレ率を目標の2%に下げるのに(現状の)政策引き締めは不十分だという説得力ある証拠が必要だ」とも述べた上で、「その結論を裏付ける証拠はない」と付け加えた。

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コラム(1日)、円安継続、政府の介入を無視して170円台へ

コラム(1日)、円安継続、政府の介入を無視して170円台へ

今年のゴールデンウィークは財務省による円安介入のサプライズで始まった。ブルームバーグの推計によると4月29日に行った介入の規模は5兆5000億円規模と見られている。同省は今のところ介入の有無を明らかにしていないが、一挙に5円の円高に振れる相場の動きは介入以外にあり得ない。市場介入は2022年9月以来。5兆円を超える規模の介入となれば同年10月の5.6兆円に次ぐ規模。前例踏襲の介入と言っていいだろう

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コラム(26日)、円安に打つ手なし、金融当局による“悲しも痛々しい”リーク?「為替レートは市場が決める」イエレン米財務長官

コラム(26日)、円安に打つ手なし、金融当局による“悲しも痛々しい”リーク?「為替レートは市場が決める」イエレン米財務長官

米国の1−3月期G D Pは前年同期比1.3%増と市場予想(2.5%)を大幅に下回った。ブルームバーグによるとほぼ2年ぶりの低い伸び率とのこと。成長率が鈍化しすること自体は現局面では’歓迎材料。ただその一方で個人消費支出価格指数は同3.7%増と予想(3.4%増)を上回った。この結果、インフレが沈静化し成長率がマイルドな形で上昇する、いわゆるソフトランディングへの期待感に微妙な変化が生じている。成長

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