ふじい(劇団サクラ)

東工大演劇研究部OB。ゴリゴリ理系の研究室にいる一方で、演劇集団「劇団サクラ」を立ち上…

ふじい(劇団サクラ)

東工大演劇研究部OB。ゴリゴリ理系の研究室にいる一方で、演劇集団「劇団サクラ」を立ち上げて活動中。 サッカーと特撮が命の大学院生。 最近の趣味はクラシック聴くこと。 大学ではインプロ(即興演劇)もやっています。

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書くことに囚われたのかもしれません。

みなさん、こんにちは。 初めましての方は初めまして。 東工大演劇研究部OB、劇団サクラ代表の藤居航涼と申します。 この度、個人的にnoteを始めることにしました。 理由…

ウルトラシリーズにおける人格の問題 導入:ウルトラマンは"変身"しない

「ウルトラシリーズにおける人格の問題」 いやこれは正直もう論文化できるだろうってぐらい個人的には深めたいテーマの一つでした。 これを機に少し深掘りしたいと思いま…

ウルトラQ 第17話「1/8計画」感想 1/8計画を荒唐無稽とも言い切れない今の世界

今回はウルトラQ第17話「1/8計画」の感想です。 怪獣や怪物の類が登場しないこのエピソード。 それこそ円谷特撮の真骨頂という感じもしますが。 登場人物レギュラー陣 万…

推し曲紹介 #1 「Letter」/ SHE'S

いや、本当に私の生活は素敵な曲に囲まれまくっていて、音楽面で言うと本当に充実した生活を送っているのですが。 どうせなら私が好きな曲を紹介、なんなら少しだけ歌詞を…

ピッチャーになるぞ

だんだんと夏が近づいてきました。 大学院修士1年生のこの夏。 一念発起してある目標を立てました。 「ピッチャーになるぞ」 何が何だかって感じですが、ことの経緯を説…

ウルトラQ第10話「地底超特急西へ」感想 〜そんなバカな話があるか!〜

どーもふじいです。 今回はウルトラQ第10話「地底超特急西へ」の感想です。今やウルトラQの枠を飛び出して有名怪獣となったM1号が登場します。 M1号といえばいつぞやの年…

ウルトラQ第8話「甘い蜜の恐怖」感想 〜因果応報とはまさにこのこと〜

今回は第8話「甘い蜜の恐怖」の感想です。 いやーこんな奴周りにいたらやだなぁって話です。 主な登場人物・レギュラー 万城目淳…星川航空のパイロット 戸川一平…万城…

個人的クラシック遍歴 第4楽章「マンダのりゅうせいぐんは強いし、マーラーの交響曲は長い」

さて早くも第4楽章となりました。 今回と次でひとまず最後ですね。 今回の主役は交響曲の巨匠、グスタフ・マーラーです。 さて今年の2月ごろですか。 大学の先生からコン…

2024セレッソ観戦日記#1

プロフィールの写真を見てもらえれば分かりますが、私は生粋のセレッソ大阪サポーターです🌸 今日は明治安田J1リーグ第14節FC町田ゼルビア戦を見に行きましたので、観戦記…

久々に出会った感情

朝は調子良かった。 研究室での進捗報告も悪くなかった。 むしろ研究の道筋がハッキリしたからとても良かったレベル。 なのに。 1日の最後にやってしまった意味のわからな…

個人的クラシック遍歴 第3楽章「音楽が語る思い、ショスタコーヴィッチ」

クラシック歴約半年の私の個人的クラシック遍歴を語る大人気のこのコーナー。 さて第3楽章と題した今回は私をより深くクラシック世界に引きずり込んだ偉大な作曲家、ドミ…

【ガチ雑談】ドラゴンボールのステッカーを買った話

最近ドラゴンボールのステッカーを買っただけの話です。 私は「スマホの裏にステッカー入れる族」の一員なのですが、ここ2ヶ月ぐらいずっと仮面ライダーガッチャードがス…

個人的クラシック遍歴 第2楽章「もうひとつのピアノ協奏曲」

第1楽章では私がシューマンのピアノ協奏曲を聴くようになったことをお話ししました。 シューマンのピアノ協奏曲といえば、よく抱き合わせにされるのがグリーグの「ピアノ…

個人的クラシック遍歴 第1楽章「シューマンのピアノ協奏曲」

去年の8月か。 その辺りからクラシック音楽をちゃんと聴くようになりました。それまで人生でクラシック音楽をちゃんと聴くなんてことはなかったんですね。 むしろネガティ…

最近書いた戯曲「真夜中のこと」の話

最近、つい1週間前ぐらい。 短編の戯曲を書きました。 演じると多分10〜15分とかの短めのものです。 https://ncode.syosetu.com/n4215iz/ こちらから読めるのでよかった…

ウルトラQ 第6話「育てよ!カメ」感想 〜大人が失ったもの〜

このGWから円谷特撮の原点ともいえるウルトラQを今更ながら見ています。やっぱ円谷プロはSFがマジで上手いなともう感心させられっぱなしなのですが、どうせなら印象的な回…

書くことに囚われたのかもしれません。

書くことに囚われたのかもしれません。

みなさん、こんにちは。
初めましての方は初めまして。
東工大演劇研究部OB、劇団サクラ代表の藤居航涼と申します。
この度、個人的にnoteを始めることにしました。

理由は特にありません。
なんかnoteやってる方が劇団ぽいので。(ほら、どこぞの劇団は公演のたびにブログ書くじゃないですか?)
何を書くかは全然決めてません。更新も気まぐれです。何か書きたいことがあれば書くという感じにしましょう(その

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ウルトラシリーズにおける人格の問題 導入:ウルトラマンは"変身"しない

ウルトラシリーズにおける人格の問題 導入:ウルトラマンは"変身"しない

「ウルトラシリーズにおける人格の問題」

いやこれは正直もう論文化できるだろうってぐらい個人的には深めたいテーマの一つでした。
これを機に少し深掘りしたいと思います。

導入 人格の問題とはさて、今回ウルトラシリーズにおける人格の問題をテーマにしたいのですが、ここでいう「人格の問題」とは何を指すのか、ということをまず整理しましょう。

多くの人 ーウルトラシリーズにさほど興味がない一般の人を想定し

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ウルトラQ 第17話「1/8計画」感想 1/8計画を荒唐無稽とも言い切れない今の世界

ウルトラQ 第17話「1/8計画」感想 1/8計画を荒唐無稽とも言い切れない今の世界

今回はウルトラQ第17話「1/8計画」の感想です。
怪獣や怪物の類が登場しないこのエピソード。
それこそ円谷特撮の真骨頂という感じもしますが。

登場人物レギュラー陣
万城目淳…星川航空のパイロット。
戸川一平…万城目の助手。
江戸川由利子…毎日新報の記者。

ゲスト
特になし。

あらすじ朝、東京の満員電車。
由利子もその人の流れに巻き込まれていた…。

ある日、いつものようにドライブに出かけた

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推し曲紹介 #1 「Letter」/ SHE'S

推し曲紹介 #1 「Letter」/ SHE'S

いや、本当に私の生活は素敵な曲に囲まれまくっていて、音楽面で言うと本当に充実した生活を送っているのですが。
どうせなら私が好きな曲を紹介、なんなら少しだけ歌詞を深掘りしたい、と思いこんなことを始めました。曲は無限にあるので、しばらく続けたいですね。

さて記念すべき第一回は………

「Letter」/ SHE'S

です!

SHE'Sは2011年結成、大阪発の4人組ピアノロックバンドです。フロン

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ピッチャーになるぞ

ピッチャーになるぞ

だんだんと夏が近づいてきました。

大学院修士1年生のこの夏。
一念発起してある目標を立てました。

「ピッチャーになるぞ」

何が何だかって感じですが、ことの経緯を説明すると。
ウチの研究所は研究室対抗の野球大会があります。当然弊研も出場する訳なんですが、野球モチベ高い先輩たちが卒業したせいで今の代はモチベがあまり高くないんですね…。

ということもあって私が野球大会の幹事をやってるわけなんです

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ウルトラQ第10話「地底超特急西へ」感想 〜そんなバカな話があるか!〜

ウルトラQ第10話「地底超特急西へ」感想 〜そんなバカな話があるか!〜

どーもふじいです。

今回はウルトラQ第10話「地底超特急西へ」の感想です。今やウルトラQの枠を飛び出して有名怪獣となったM1号が登場します。

M1号といえばいつぞやの年末のガキ使で浜ちゃんそっくりな怪獣として紹介されてすっかり有名になりました。そんなM1号が主役の今回の話ですが、まー馬鹿馬鹿しい話で、それがまたいいんですよね。シュールさとやたら文学的なラストの対比がとても。

主な登場人物万城

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ウルトラQ第8話「甘い蜜の恐怖」感想 〜因果応報とはまさにこのこと〜

ウルトラQ第8話「甘い蜜の恐怖」感想 〜因果応報とはまさにこのこと〜


今回は第8話「甘い蜜の恐怖」の感想です。
いやーこんな奴周りにいたらやだなぁって話です。

主な登場人物・レギュラー
万城目淳…星川航空のパイロット
戸川一平…万城目の後輩
江戸川由利子…毎日新報のカメラマン
一の谷博士…

・ゲスト
木村重夫…ハニーぜリオンの研究者
伊丹一郎…木村の同僚
愛子…木村の恋人

あらすじ山間部を走るSLが突如何かに襲われて脱線した。

事故を目撃した万城目たちは一

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個人的クラシック遍歴 第4楽章「マンダのりゅうせいぐんは強いし、マーラーの交響曲は長い」

個人的クラシック遍歴 第4楽章「マンダのりゅうせいぐんは強いし、マーラーの交響曲は長い」

さて早くも第4楽章となりました。
今回と次でひとまず最後ですね。

今回の主役は交響曲の巨匠、グスタフ・マーラーです。

さて今年の2月ごろですか。
大学の先生からコンサートのチケットをいただく機会がありました。先生がいけなくなったチケットを無償で譲っていただいたんですね。

その名も「都響スペシャル」。
エリアフ・インバル指揮。
曲目はマーラーの「交響曲第10番」

デリック・クック補筆版という

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2024セレッソ観戦日記#1

2024セレッソ観戦日記#1

プロフィールの写真を見てもらえれば分かりますが、私は生粋のセレッソ大阪サポーターです🌸

今日は明治安田J1リーグ第14節FC町田ゼルビア戦を見に行きましたので、観戦記録を。

町田GIONスタジアムは初めて行くのでどうやっていくかめっちゃ不安でしたが、今回は南町田グランベリーパークからの無料直行バスを利用しました。

整理券が無事ゲットできたので、余裕で乗れました。多分17:00発が一番人多そ

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久々に出会った感情

久々に出会った感情

朝は調子良かった。
研究室での進捗報告も悪くなかった。
むしろ研究の道筋がハッキリしたからとても良かったレベル。

なのに。
1日の最後にやってしまった意味のわからない行動でこんなに落ち込むとは。

その人と目が合うと、どうも私は自分を見失う。
冷静でいられなくなる。
すぐにその目を逸らしてしまう。

その人が嫌いなの?
いやむしろ逆。逆だから困った。
余計に意味が分からない行動に出る。

この感

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個人的クラシック遍歴 第3楽章「音楽が語る思い、ショスタコーヴィッチ」

個人的クラシック遍歴 第3楽章「音楽が語る思い、ショスタコーヴィッチ」

クラシック歴約半年の私の個人的クラシック遍歴を語る大人気のこのコーナー。

さて第3楽章と題した今回は私をより深くクラシック世界に引きずり込んだ偉大な作曲家、ドミートリイ・ショスタコーヴィッチの登場です。

クラシックを何も知らない私がどういう経緯でショスタコーヴィッチと出会うのか。話は昨年の11月ごろに遡ります。

私は大学で開講されている「インプロ/吹奏楽ゼミ」に所属しています。弊学は理工系の

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【ガチ雑談】ドラゴンボールのステッカーを買った話

【ガチ雑談】ドラゴンボールのステッカーを買った話

最近ドラゴンボールのステッカーを買っただけの話です。

私は「スマホの裏にステッカー入れる族」の一員なのですが、ここ2ヶ月ぐらいずっと仮面ライダーガッチャードがスマホの裏にいました。

それはそれで良かったのですが、私は定期的にスマホの裏のステッカーを変えたくなる性分なので、なんかいい感じのないかなと探してたんです。

そしたらドラゴンボールのステッカーを見つけました。(私はドラゴンボール42巻全

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個人的クラシック遍歴 第2楽章「もうひとつのピアノ協奏曲」

個人的クラシック遍歴 第2楽章「もうひとつのピアノ協奏曲」

第1楽章では私がシューマンのピアノ協奏曲を聴くようになったことをお話ししました。

シューマンのピアノ協奏曲といえば、よく抱き合わせにされるのがグリーグの「ピアノ協奏曲 イ短調 作品16」です。なので当然私はシューマンのすぐ後ろに並んでたグリーグのピアノ協奏曲も耳にすることになります。

その冒頭部を聴いた時の衝撃は忘れません。

「知ってる、これ!」
まさか、バラエティとかで失敗した時に流れがち

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個人的クラシック遍歴 第1楽章「シューマンのピアノ協奏曲」

個人的クラシック遍歴 第1楽章「シューマンのピアノ協奏曲」

去年の8月か。
その辺りからクラシック音楽をちゃんと聴くようになりました。それまで人生でクラシック音楽をちゃんと聴くなんてことはなかったんですね。
むしろネガティブな感想さえ抱いていました。
クラシック音楽なんていうのは高尚な人が楽しむもので自分みたいな低俗な人間とは関係ない世界だとまで。高校の時に学校でクラシック鑑賞にいく機会がありましたが、そのときも特に何も考えず寝ていた思います。

しかしで

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最近書いた戯曲「真夜中のこと」の話

最近書いた戯曲「真夜中のこと」の話

最近、つい1週間前ぐらい。
短編の戯曲を書きました。
演じると多分10〜15分とかの短めのものです。

https://ncode.syosetu.com/n4215iz/

こちらから読めるのでよかったら是非。

何でこんなことを書いたのかというと、それは私のクセカラ始まりました。

一般的に一人暮らしに慣れてくると独り言が結構増えてくるというのは統計的には言われてないですけど、直感的にはそう思

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ウルトラQ 第6話「育てよ!カメ」感想 〜大人が失ったもの〜

ウルトラQ 第6話「育てよ!カメ」感想 〜大人が失ったもの〜

このGWから円谷特撮の原点ともいえるウルトラQを今更ながら見ています。やっぱ円谷プロはSFがマジで上手いなともう感心させられっぱなしなのですが、どうせなら印象的な回は感想を残しとこうと思いまして。

第6話「育てよ!カメ」脚本:山田正弘
監督:中川晴之助

第5話が王道怪獣のペギラ登場回だったところから急転直下のコミカル回。ただ決してコメディ(喜劇)ではないところが円谷特撮らしいです。

今回の話

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