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ミドルエイジのキャリア継続のためのtips

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30代・40代のキャリアとライフイベントとの関係、キャリアストレッチ、転職、キャリアビジョン再構築などのヒントについてご紹介しています。
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#ビジネス資本

コミュニティ活用と強み獲得

コミュニティ活用と強み獲得

8月に参加したプロティアンフォーラム2023。メンバーと一緒に取り組んだ公開ピッチイベントでは、夜遅くまでミーティングで議論を重ねたり、当日朝までプレゼンテーションの微調整をしたりと、熱い日々が続きました。

本業の仕事を持ちながら、他社のメンバーとの協業を勧められたのは「参加したい理由」がポイントだったと振返って感じます。

何のために参加するのか、何を獲得したいのか、という目的です。

挑戦さ

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副業・複業マッチングサイトの活用法

副業・複業マッチングサイトの活用法

会社員の方の副業と、フリーランスの方が複数の仕事を行う際に活用する方法の一つとして、マッチングサイトやエージェントの活用があります。

まずは希望する職種で選ぶといいですね。
フリーランス協会では職種別カオスマップが紹介されています。

参考:フリーランス協会:職種別カオスマップ

ところで、副業が初めての方には職種の選び方が難しい場合があります。
例えば、キャリアコンサルタントは担当業務によって

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フリーランスから会社員への移行期間

フリーランスから会社員への移行期間

専門性を活かして複数の企業と契約締結し、活躍するフリーランスという働き方。一昔前までは、会社員からフリーランス転向、フリーランスから法人化して経営者へという事例が多く見られましたが、最近では再び会社員に復帰する方も少なくありません。

その背景には、「企業の副業解禁」「リモートワーク浸透」もあるでしょう。会社員に復帰したとしても、他社でも専門性を発揮する可能性も残されているというものです。

また

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まっとうな仕事の定義と、キャリア再構築

まっとうな仕事の定義と、キャリア再構築

英語の論文では「decent work」について論じているものが多数見られます。直訳すると「まっとうな仕事」です。ILOでは以下のように定義されています。

☑権利が保障され、十分な収入を生み出し、適切な社会的保護が与えられる生産的な仕事であること

☑全ての人が収入を得るのに十分な仕事があること

☑その仕事は、権利、社会保障、社会対話が確保されていて、自由と平等が保障され、働く人々の生活が安定

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挑戦が癖になる、キャリア開発の現場

挑戦が癖になる、キャリア開発の現場

4月に入って、担当した研修や勉強会で何度か聞いた印象的な言葉に「挑戦が中毒になる」「挑戦が癖になる」というものがありました。
最初の挑戦は不安や緊張が大きいけれども、その一歩を踏み出して挑戦してみると、得られたモノに魅力を感じ、挑戦が続いていくというものです。素敵な習慣ですよね。

挑戦することで得られたものには、以下のようなものが挙げられます。
☑周囲からのフィードバック、励まし
☑自分自身の達

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大学講師・研修講師への道、プロティアン・ラヂオより

大学講師・研修講師への道、プロティアン・ラヂオより

現代版のプロティアン・キャリア理論では、自分軸を大切にしながら、外部環境に適応し、自分にとっての幸せな姿に近づいていくことを提案しています。

2022年からパーソナリティを担当した、プロティアン・ラヂオでは、自律的にキャリアを創っている皆様をゲストに迎えてお話をお聞きしてきました。
最終回は、中山美佐子さんに「キャリアの転機」をテーマにお話をお聞きしています。

やりたい仕事の引き寄せ方や、講師

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社会人大学院入学の目的と効能とは

社会人大学院入学の目的と効能とは

先日、修士修了の方々のお祝い会が開催されました。企画してくださったゼミ長の「仕事と両立しての研究は大変。だからこそ修了の際はお祝いをしたい」というお話が印象的でした。大人になると、お祝いしてもらえることは少なくなってきます。だからこそ、節目を大切にしたいものですね。

社会人になってから進学する方々のお話をお聞きすると、大学院へ進む理由で多いのは「経験や知見を論文という形で残していきたい」「社会の

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成長率鈍化を回避、ベンチャーとコミュニティ

成長率鈍化を回避、ベンチャーとコミュニティ

ベンチャー企業の成長は4つのフェーズに分けて説明されています。
開発フェーズの「シード」、事業立ち上げフェーズの「アーリー」、安定した収益確保フェーズの「ミドル」、そして事業拡大フェーズの「レイター」です。

シードからアーリーステージを経て、その後のフェーズに移った際に、人によっては物足りなさを感じる場合もあります。事業推進の難易度の高さ等、以前に比べて低くなるからです。時には自分の成長が鈍化し

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環境問題の仕事へキャリアシフト!会社員、フリーランスそれぞれのケース。

環境問題の仕事へキャリアシフト!会社員、フリーランスそれぞれのケース。

気候変動によって数十年前とは異なる生活になったことを実感することが増えました。台風や豪雨による生活への影響、生態系の変化による食生活や日常への影響、エネルギー不足による経済活動への影響などです。
仕事においても、環境問題に関わりたいと考える方もいらっしゃるのではないでしょうか。

鎌倉サステナビリティ研究所では、企業の中で環境問題に関わる仕事へシフトしたり、フリーランスとして複数のプロジェクトに関

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大人世代のプレゼンへの挑戦

大人世代のプレゼンへの挑戦

仕事柄、人前でプレゼンを行うこともよくありますが、以前は苦手意識が強い業務でした。自分にはロジカルさが欠けていると思い込んでいたからです。

大人世代であっても、気づきや行動の積み重ねで、苦手意識を乗り越えていけるかもしれませんね。

そんなお話をラジオでご紹介しています。

ありたい姿がない時の考え方

ありたい姿がない時の考え方

「ありたい姿はないけれど、出したい音はある」。

指揮者の西本智実さんがおっしゃっていた言葉です。どのような音を考えていらっしゃるのか、ワクワクしますね。

「ありたい姿」「Will」は何かと聞かれることが多いキャリア研修やワークショップ。そもそも、思いつかないという場合もありますよね。

そのような時は、普段から興味があることやもうちょっと上達したいこと、周りからの期待を探すといいですね。

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自分軸と社会軸の深い関係

自分軸と社会軸の深い関係

企業研修では、アイデンティティとアダプタビリティについて、事例を挙げながら説明しています。

アイデンティティとは自分の価値観や興味、能力等のこと。アダプタビリティとは周囲からの期待や市場ニーズへの適応を言います。つまり、自分軸と社会軸ということです。

もし、自分軸がなかったとしたら、周囲からの期待には応えているけれど、報酬が高い仕事に就いているけれど、「何のために働いているのだろうか」「力を発

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アドバイスとカウンセリングの違い

アドバイスとカウンセリングの違い

先日読んだ調査論文の中で、アドバイスとガイダンス、カウンセリングの違いについて明記されているものがありました。

海外では、キャリアの領域で短大→大学→大学院と経験年数が増えるにつれて、担当できる領域が、アドバイスからガイダンスへ、ガイダンスからカウンセリングへと進んでいくというものです。

そこでの定義では、アドバイスは不特定多数向けのものであり、ガイダンスは個人に合わせて情報収集をしながら対応

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学びと年齢、面倒な関係

学びと年齢、面倒な関係

バリ島のガムランという音楽をご存じでしょうか?日本の雅楽にも通じるような独特の音で心に響きます。学生時代の旅先で聴いてからはまり、日本で先生を探して長年習いに行っていました。

面白かったことの一つは、大人と子供が一緒に学んでいたことです。楽譜がなく、体で覚える音楽の場合、実は子供のほうが覚えが速いのです。なぜなのか観察すると「聴いたまま、見たまま、そのまま実践するから」でした。大人が覚えるために

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