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雑記

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戯言
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#エッセイ

さようならコンプレックス

さようならコンプレックス

最近、いつの間にかコンプレックスから解放されていたことに気が付いた。

かつての私は、①鼻が低くて少し上を向いている獅子鼻が大嫌い だったし、②インスタグラマーみたいにツヤツヤ向き卵みたいな肌じゃないのが嫌 だったし、③ブスじゃなさそうだけど華がないことに憤りを感じ、④容姿に関して、周りの友達に幾ばくかの引け目を感じながら生活していた(こともあった)。あとは、朝起きるのが苦手なこととか、超絶ロング

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小沢健二 Breakthrough

以前も書いた気がしなくもないが、私は小沢健二の大ファンだ。が、彼が新曲を発売した事も、テレビ出演したことも、今朝友人からきたメールで知った。日経新聞に情報の全てをゆだねている弊害あらわる。

とにかく、タワレコでCDを買い、ネットでMステを見て、もう寝ないと明日は読書会なのに、どうしてもこのフレッシュな感覚を書き記しておきたい衝動とまらず。

ネット上では劣化だジジイだ、復活だ今までなにやってたん

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社会的ストーカー行為について

社会的ストーカー行為について

映画「スノーデン」を見た。目的は、主演のジョセフゴードンレヴィットだ。彼は本当にかっこいい。初監督作品の『ドン・ジョン』はかなり微妙だったけど、それでも才能を感じる。「胸にイチモツ抱えてまっせ」という演技も素晴らしい。

で、スノーデン。アメリカ合衆国政府が、国民及び世界中の人々の言動を、電話回線やらインターネットやら、ドローンのカメラやらを駆使して監視してますよ、というお話。ニュースでもかなり話

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音漏れテロ

私の通勤スタイルは、駅までの道のり及び乗り換え時はイヤホンで英語のリスニング、車内は読書の2パターンだ。音楽は割と好きなので、音楽がかかっていると頭がそっちにもっていかれて集中できないため、読書や勉強中は基本無音がいいと思っている。そして電車の中での読書は、快適な温度と心地よい揺れのおかげか、かなり集中できるので貴重な時間だ。

しかし、車内読書愛好家にとって、気をつけなければならないことが3点あ

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真島昌利にノーベル文学賞を

アメリカがなにやらゴタゴタしている今日この頃。大統領の力とはなんぞや、ということを考えさせられる日々。移民や外国人のみならず、原住民にも弾圧行為を働いているという。ものすごく嫌な気持ちになる。

一連のアメリカに関するニュースを見るたびに、頭の中でブルーハーツの「青空」が流れる。

私は大のオバマファンだった。人種の壁を破って人々の支持を得た、という事実だけでもかっこいいし、裏にどんな大人の事情が

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繁華街は若者のものである。

「渋谷」「新宿」「池袋」「原宿」あたりが、若者の街と呼ばれて久しい。確かに、それらの街では昼夜問わず、若者が闊歩している。

今日、久しぶりに夜の歌舞伎町へ繰り出した(正確に言えばお目当ての水炊き屋に言っただけ)。

子育て中だし、仕事朝早いし、夜の新宿に出かけたのは、それも東側諸国(通常私は西側に出かける)は1年ぶり以上だろうか。久しぶりの新宿東口界隈は、そりゃもうものすごい人出だった。え?なん

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僕らが旅に出ない理由

僕らが旅に出ない理由

夏が終わりました。夜、涼しくなったなぁ。
この夏は、猫を迎えました。
志摩に行きました。志摩観光ホテルに3泊し、オバマと世界平和に想いを馳せつつ娘とカニだらけの庭を歩き、毎日プールで泳ぎ、ホテルから出たのはたった2時間志摩マリンランドに行っただけ。ひたすらホテルステイをエンジョイ。

英虞湾が本当に綺麗で、日本は素晴らしい国だと気がつけてよかった。

子供を産むまでは、海外旅行大好きで、毎年夏

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非正規雇用について少し考えてみた

先週の新聞の参院選特集に、争点のひとつである「同一労働同一賃金」に絡んで「非正規社員支援の手を」という大見出しの記事があった。

改善の兆しが見えない非正規雇用の待遇に関して、当事者(=非正規労働者)の声を反映させた内容だった。非正規雇用の善し悪しや、同一労働同一賃金や雇用保険加入条件緩和やら有期労働契約やらの評価に関しては、簡単に判断することも、説明することもできる問題ではないのでここではひとま

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世界は広い、私の青春は終わった。そして世代は続いていく。

私の青春は音楽とともにあった。というか、大半の人の青春は音楽とともにあるんだと思う。好き嫌いは別として、「時代を映す」音楽というものは確実に存在する。団塊のビートルズしかり、バブル世代の明菜ちゃんしかり。私は小室ファミリー全盛期世代。花の1983年生まれ。(ちなみに私は小室哲哉より伊秩弘将派。)

特に高校〜20代半ばぐらいまで、自分でもびっくりするぐらい音楽に対する好奇心や探究心が凄まじく、あら

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メタファーの力

村上春樹「海辺のカフカ」を読み返しています。高校生の時に感激しながらぐいぐい引き込まれて読みましたが、「図書館」というキーワード以外思い出せなくなっていたので久しぶりにページをめくりました。

当時は言葉のひとつひとつが心に突き刺さり、そして揺さぶられ、自分の思考体系や生き方に対する意識という細部にまで物語がしみこんでいきました。

そして今、大人になってみると非常にノスタルジックな気持ちになりま

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第3次ブーム。

村上柴田翻訳堂により、アメリカ文学の翻訳が新潮文庫から続々と出版され(てい)る。今年はなんて幸せなんだろう…。
そんなことから、個人的なNYブームが再来している。私はハワイよりもNY!断然NY派です。
何が素晴らしいかといえば、あの狭い地域にぎゅっと凝縮されている感じ。エコノミーも、アートも、エンターテイメントも、ロマンスも、映画も。あんなに狭いのに、あんなに沢山の文化を生み出して、ドラマがいっぱ

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最近考えていること。循環型社会編

私はかつて、大学院で環境問題に付いて研究していたという黒歴史がある。2007年ぐらいの、京都議定書のCOP4ぐらいだったかしら?が話題になっていて、「チームマイナス4%」みたいなのも各企業がこぞって参加していて、要するに「エコ」が「流行っていた」あの頃だ。

私は、「エコ」に貢献したいというよりも、なんだかその「エコ」にキナ臭さを感じたので、つっこんで学んでみたくなったというわけだ。(ちなみに修士

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ねにもつタイプは十字架を背負う

私は所謂「ねにもつタイプ」だ。過ぎ去ったことをずっと忘れずに、グチグチ文句を言う、という種類のものではないが、かつて傷つけられた相手をなかなか許すことができないし、むしろ「傷つけられた」という事実やその内容よりも「許せない自分が情けない」と思い続けて悶々とするタイプです。「許したい」という気持ちはいつだって心の真ん中にちゃんといます。でも、許せないことって、やっぱある。

最近気がついたのだけれど

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「情報を疑え」という文脈

入試シーズンまっただ中なので超多忙です。ですが、忙しいのは嫌いじゃない。むしろ忙しいほうが生産性が向上したり、やる気も上昇したり、時間の活用も上手にできたりするタイプです。

先日、近所のお寺の前を通ったら、毎月更新される和尚手書きの「格言」のようなものが新しくなっていました。見てみると「情報を疑え!」と書いてあります。そのお寺の格言はは、スティーブ・ジョブズの名言を引いて「byスティーブン・ジョ

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