【会社】を去って【社会】に入れた

休職してから友達が増えた。
休職してから会話が増えた。
休職してから連絡が増えた。
休職してから話題が増えた。

休職に入って直後は
「早く【会社】に戻らなきゃ」
「早く復帰しなきゃ」
「早く転職しなきゃ」

「早く【社会】に戻らなきゃ」

そればっかり考えてた。

仕事をしていない私の価値はなんだ。
みんな進んでるのに、
みんな何かしてるのに

私は何をしてるんだろう。

何もしてないからお金も入らないし
何もしてないからスキルもないし
何もしてないからやること無いし

ーーー

休職して丸2か月経った。

新しい友達が増えた。
向こうは私の事をどう思っているか分からないけど
連絡出来る人が増えた。

会社にいるほうが、
働いている方が、
社会の循環にいられているような気がした。

お仕事をするとお給料が入って
お給料で生活費を賄って

それでずっとやってきた。

休職すると誰かのお世話になる。
会社かもしれないし国かもしれないし家族かもしれない。

お荷物同然で自分の事をゴミだとも思った。

今まで何とも思わなかったのに
レジの人もバスの運転手も役所の人も
みんな輝いて見えた。

みんなきちんと社会を回している。

2か月職場から離れてみて振り返った。
自分はこの2か月何してただろう。

正直何もしてない。
でもめちゃくちゃ情報量が増えた。

毎年長期休暇には旧友に合う。
ここ数回、話すことがなかった。

今年のお盆。
めちゃくちゃ話題を持っている。

この違いは何だろう。

会社にいた時の方が社会に溶け込めていると思っていたのに
会社にいた時の方が閉塞感がすごかったように思う。

会社から一旦離れて
みんながやっている"働く"をしていない異常者なのに
やっとみんなの輪に入れた気がした。

この違いは何だろう。

会社から去って社会に入れた気がした。

きちんと整理すると
繋がりを作るには会話が不可欠で
そのキャッチボールが多いほど繋がりは強くなるし
会話の機会も多くなると思った。

会社にいる時は
「●●社のmina」
という肩書でしかみんなに接してなかった。

所属しているが故に言えないこともあった。
メールはたくさん売ってたけど
一線ひかないといけなかった。

定型文しか話さない人には
私も心を打ち明けない。

笑ってなんでも話してくれる人には私も色々話す。
役所の受付の人には私も必要なことしか話さない。

これが違いな気がした。

会社でsnsをやっていたけど更新頻度が格段に低かった。