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『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』
著者は貧困家庭で育ち、福岡の名門高校に進学したが同級生たちは親が医者や弁護士や社長ばかりで疎外感を感じていた。ある時パンクロックを知り、労働者階級の自分を誇りに思う人がいることに感銘を受け、バンドを組み、セックス.ピストルズのファンクラブ会長になる。
試験の答案用紙の裏に大杉栄のミニ論文を書いたところ(セックスピストルズ の「アナーキー.イン.ザ.UK」の影響だろう)、それを読んだ現国の教師に大
『大丈夫、私を生きる。』トリーチャー・コリンズ症候群 山川記代香
著者はトリーチャー・コリンズ症候群という五万人に一人という難病を持って生まれました。
顔の変形だけでなく、この病気は死の危険と隣り合わせなので見た目をよくするためではなく、生きていくために何度も手術を受けてきました。
彼女は小さい頃から「視線の凶器」を受けてきただけではなく、心無い言葉をぶつけられてきました。
「おばけ」「怖い」など。あまつさえ、指差して笑う人もいました。
彼女は生まれつき耳が完
『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』
小五の娘が珍しくマンガではない本を読んでいる。家にある「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」だ。
娘は自分自身を内気で自分で陰キャ、という。友だちも少ないが、その娘にも親友がいる。親友は日本で生まれたが、お父さんはリバプール生まれのイギリス人でお母さんは日本人だ。
この本を読んで、共感するところがあり、よかったと言ったらしい。
著者は福岡の進学校に通ったが、周囲が医者や弁護士の子女ばかり