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映像作品についてのあれこれ

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映画観る宣言

映画観る宣言

映画を、あまり観れていない。

Filmarksによると今年僕が鑑賞した映画の本数はたった15本だという(宿泊施設でたまたま流れてて途中から観た、みたいなものは数に入れていない)。

内訳は劇場に行ったものが5本、ネットでの配信が10本。

学生時代には年間100本観ていたこともあったが、近年はあまり時間が取れず、それでも一年に50本は観ようとはしているのだがこのペースだとそれも危うい(ちなみに昨

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もらったお題で毎日更新その六【アニメの実写化】

もらったお題で毎日更新その六【アニメの実写化】

昨日の記事がこちら

やや攻撃的な内容を書いてしまったことは反省、だが消さない。

大学の後輩からもらったお題で書かせていただいたのだが、彼女からはもう一つ別のお題もいただいていた。

というわけで今回はこちら

「アニメの実写化」

中村獅童のやつは観とくといいよ「アニメの実写化」と聞くと、正直あまり良いイメージをもたない。

一般的に非現実的要素が多いアニメをリアルな人間の描写に落とし込むと、

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好みでないものに触れて学ぶ

好みでないものに触れて学ぶ

知人のオススメでもあった、いわゆる王道恋愛映画を観た。

大変申し訳ないのだが、

自分には合わなかった。

そして大変申し訳ないのだが、

観終わってから良い感情は抱かなかった。

しかし時間の無駄だったかといえば、決してそんなことはない。

少なからず面白いと感じる部分はあったし、

何より自分の「嫌い」を改めて知ることができた。

そして「嫌い」を知ることは、「好き」を知ることにもつながる。

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洋画の日本語字幕によって頭が混乱した話

洋画の日本語字幕によって頭が混乱した話

オーストラリア5年目。

僕の趣味の一つに映画鑑賞がある。邦画洋画問わずに観るのだが、Filmarksの自分のページを確認したところ洋画を観る傾向が強いように思う。

現在の英語力は間違いなく人生でのキャリアハイを更新しているものの、2時間ほどの尺の映像を字幕なしで観て全てのセリフを理解できるほどではない。

これにはリスニング力だけでなく、集中力も関係してくるだろう。

オーストラリアの劇場で映

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古畑任三郎のオススメエピソードを紹介

古畑任三郎のオススメエピソードを紹介

えぇー…ご無沙汰しておりますぅ。

今回の記事ではぁ、『古畑任三郎』のオススメエピソードをご紹介させていただきたいと思いますぅ。

えぇ―…私が『古畑任三郎』にハマったのはですねぇ、学生時代のことですぅ。テレビでこちらのドラマよく再放送がされておりますがぁ、それで初めて観てみようということにしたわけなんですぅ。えぇー…非常に面白かったですぅ、はいぃ。私が古畑任三郎のモノマネをやるようになったのもこ

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ネトフリのワンピースの不満点を挙げてみる

ネトフリのワンピースの不満点を挙げてみる

先日から見始めたネトフリ版、実写ワンピース。

全8話を見終えたのが昨日のこと。

コケるかと思いきや良い作品に仕上がっていて驚きだった。僕の目では世界観もしっかり再現されていたように思う。

しかしながら、観ていてやや残念だなぁと思ったところがあったのも事実。

ということで、今回は少なからず存在したこの作品の不満点について挙げていきたいと思う。

※この記事には実写版ワンピースの一部ネタバレを

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Netflixのワンピースが面白い

Netflixのワンピースが面白い

映像による漫画の実写化をすれば、結構な度合いでろくでもない作品が出来上がる。

場合によっては素晴らしい作品になることもあるのだが(映画『モテキ』大好きです)、

ことバトル漫画の実写に至っては評判の良くないものが多いように思う。

ハガレン、進撃の巨人、テラフォーマーズなどが代表例だろうか。デビルマン??あれは別のピラミッドに位置している。

特にここ数年でそんな実写作品が増え続けている中、

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観て「楽しい」で良い

観て「楽しい」で良い

中学生の頃までホラー映画は大の苦手で、表紙を見るだけでも夜寝れなくなるほどだった。(実際『ノロイ』の表紙は今でもトラウマである。)

のだが、いつからか抵抗がなくなり、反動での怖いもの見たさもあってだろうか、高校生の頃は特にホラーを中心に観ることが多かった。ジャンルもスプラッタ、幽霊モノ、サスペンス寄りのもの問わず。ジョン・カーペンター監督などのB級作品は大好物だった。

本日は休みだったため、そ

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作品を観るタイミング

作品を観るタイミング

昨日、岩井俊二監督の『リリイ・シュシュのすべて』を鑑賞した。

「誰でも書きこみができるネット掲示板を用いた小説」というかなり先鋭的なコンテンツが原作というこの映画。劇中でも人物たちが動いている中で、架空の掲示板に書かれている内容がとめどなく流れるという演出が使われており、映画の文学的要素を色濃くしている。

ちなみにタイトルにもある「リリイ・シュシュ」というのは架空のアーティスト名なのだが、岩井

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おばあちゃんになっても

おばあちゃんになっても

黒木華という天才女優の存在を知って以降このお方の出演作品をかれこれここ数週間で10作品以上は拝見している。

和風美人、落ち着いた佇まい、そしてどんな役でも演じることが可能な圧倒的技量、あとお笑いが好き。好きな芸人は、金属バット…こりゃドストライクを通り越して一球三振だ。

芸能人については比較的疎い自分に「好きな女優は?」という質問に対してのブレないアンサーが生まれるとは思わなかった。

そんな

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外観の大切さ

外観の大切さ

先日初めてタランティーノ監督が手掛けた名作、『パルプ・フィクション』を鑑賞した。以前同監督の『レザボア・ドックス』を視聴した時はあまり刺さらなかったことや、そもそもギャング物がそこまで得意ではないこと、そして上映時間が長いことからしばらく観るのをためらっていたのだが、なかなかに面白かった。

映画の冒頭でも説明されているが、『パルプ・フィクション』のパルプ(pulp)とはいわゆる低俗、くだらないも

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恐怖の対象に関する情報はゼロであってくれ

恐怖の対象に関する情報はゼロであってくれ

先日、Netflixで兼ねてより気になっていた『マー ―サイコパスの狂気の地下室―』を鑑賞。

未成年だけと飲酒がしたい!という高校生たちが代わりに酒を買ってもらうために通りすがりの黒人女性に声をかける。そして彼女は酒を買ってくれただけでなく、自分の住んでいる家の地下室を隠れた宴会場として使ってもいいと申し出た。高校生らは「最高じゃねぇか!」と喜ぶのだが、この女、何かおかしい・・・とあらすじとして

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脚本が秀逸なスリラー映画三選

脚本が秀逸なスリラー映画三選

Youtubeで予告を見てから気になっていた映画、『ビバリウム』を本日レンタルして視聴した。日本公開は本日だったらしい。別に合わせたわけではなく、たまたまである。

不動産屋に物件を紹介されたカップルが、その地帯から脱出できなくなり、やがて奇怪な出来事が起こっていくといったスリラー映画だ。プロットはスティーブンキングが推しているように秀逸だといえるものの、種明かし的部分が薄すぎて拍子抜けした、とい

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オーストラリアにゆかりのある俳優を紹介してみる

オーストラリアにゆかりのある俳優を紹介してみる

ワーキングホリデーにて僕が滞在している国である豪州、オーストラリア。公用語が英語であるこの国は、現地で生まれたオーストラリア人はもちろん、イギリスやアメリカから越してきた英語話者の方も多くいらっしゃる。ちなみに僕が好きなオーストラリアのレジェンドバンド、AC/DCの主要メンバーも元々スコットランドからの移民だったりする。

オーストラリアに来る人もいれば、また国を離れて別の英語圏の国へ行く人もいた

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