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生い立ちや過去の振り返り

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脊髄性筋萎縮症という難病になった話や病気を抱えた上で大人になるまでを中心に書いています。
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#ウッディ

電動車椅子に乗るのに実は試験がある話。

皆さんどうもウッディです。

先日車椅子を新しくしました。
ここ数年で手が動きづらくなった事もあり
電動車椅子を引退致しました。

電動車椅子は歩けない人が自分の意思で自分の行きたい方向に行ける素晴らしい乗り物ではあるものの、それと同時にとても気を使う乗り物でもあります。

指一本で100kg近くある物体がまあまあのスピードで動くのです。安易に動くと人を傷つけてしまったり事故になってしまう可能性も

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寝たきりが初めて投げたドッジボール

寝たきりが初めて投げたドッジボール

皆さんどうも、ウッディです。

昔電動車椅子サッカー選手になりたかった私。

身体が全く動かないくせに運動とかスポーツは割と好きな人間だったんです。

でも自分は絶対にできない
それは今も思っています。

幼い頃に一度だけ。
もしかしたら…自分みたいな人間でも希望を抱いても良いのかな…と思った出来事がありました。

健常の世界で育つ私は小学三年生までは地元で暮らしてたもののそこからのち、地元を離れ

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「こんばんは」たったそれだけで始まった夏休み。

「こんばんは」たったそれだけで始まった夏休み。

皆さんどうもウッディです。

もう最近めちゃくちゃ暑いですね。
カレンダー的な季節感はありません。
もう真夏です。

毎年夏が来るたび思い出す事があります。

いや正式に言えばその出来事自体は夏に起きたのではなかったものの。

これから話すことは紛れもなく実話です。
いつも実話で何も誇張していないけど今回の話は少し現実感が薄いですが実話です。

大して壮大な話ではないけど僕にとっては大切な話。

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人生の恩人は…ある映画とアイドル⁈

人生の恩人は…ある映画とアイドル⁈

皆さんどうも。ウッディです。

今回は僕の人生の恩人について綴っていきたいと思います。

タイトルだけ見たら、は?って話だけど本人なりにはちゃんとした話なので最後まで見てくださいね!

人生最大の岐路今のところ26年間生きてきた僕の人生の中で最も大きかった出来事と言えば間違いなく

一人暮らしを始めた事

そんな僕が一人暮らしをしようと思ったきっかけは以前にも書いています。↓特に一人暮らしの生活が

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「桜見に行こう」あの看護師さんの言葉に救われた。

「桜見に行こう」あの看護師さんの言葉に救われた。

皆さんこんにちは。ウッディです。

今回書く内容は病院入院時代の話。

今まで書いたnoteの中で小3の終わりから高校卒業まで入院していたことはよく話していましたが

今回はその病院生活の中でもより印象に残っている出来事について書いていきたいと思います。

3年間毎日泣いていた僕が入院したのは9歳の頃。
入院した病院は地元と離れている県外の病院で知り合いもおらず病棟に同じ年代の子達も少なかった。

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会社員だった寝たきり。

会社員だった寝たきり。

今回は私が高校を卒業して社会人として働いていた時期の話をしたいと思います。

紆余曲折も紆余曲折な時期でしたが今の自分にとってはかなり人生の土台となっている時期です。

それでは書いていきます。

「働く」という道をくれた先生僕が働けるようになったのは間違いなく高校時代に学校の先生方が様々なことに動いて環境を整えてくださったから。

まず高校一年生の一学期の最終日。
学校自体にもようやく慣れたかど

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気管切開をしても声を出せた人間の話。

気管切開をしても声を出せた人間の話。

皆さんこんにちは。ウッディです。

僕は幼稚園の頃に呼吸状態が悪くなり気管切開をしました。その話は時々noteでも書いてますが今回はその時の話をより深く、そしてどういう経緯があってはっきり今くらいの声が出せるようになったかをお話ししていこうと思います。

今回の記事につきましては私の経験談や発声方法を見たからと言って同じ境遇の方にどれほど参考になるかはわかりません。

なんの知識もない人間の我流の

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壁に激突して足首がぶっ壊れた話。

壁に激突して足首がぶっ壊れた話。

皆さんどうもこんにちは。
車椅子界隈の変わり者こと愛媛の佐藤健です。

※おいお前挨拶だだ滑ってるぞのご指摘は受け付けません

さて、気を取り直しまして(笑)

今回お話しするのは私の身体について。
私の身体はびっくりするほど弱いです。
軽ーく触ったつもりが月単位でも治らない痛みになる程痛めてしまうくらい弱い。

今日は私のそんなよわよわな身体についてお話ししていきます。

怪我と常に隣り合わせ今

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「いつ歩けるんだ」その言葉が消えた祖父と孫

「いつ歩けるんだ」その言葉が消えた祖父と孫

皆さんどうも。ウッディです。

今まで自分のことや両親の話が多かったですが今日は祖父母について書いていこうと思います。

余計な一言も二言も多い祖父母ですが(笑)
昔も今も優しく見守ってくれていて、何か大きな出来事には喜んでくれるそんな祖父母です。

祖父母との幼少期僕が幼い頃。
まだ幼稚園くらいの頃は親が共働きだったので日中はよく祖母と一緒にいました。

今思えば祖母もよく僕のことを毎日見てくれ

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