マンガデザインで日本を描く(44/47)・宮崎県

どうもどうも、吉良です。

日本時間、2023年12月10日の早朝にビックニュースが入ってきました。「大谷翔平選手の移籍先がロサンゼルス・ドジャースに決定」。

本拠地はロスアンゼルスのドジャー・スタジアムになりますね。ロスアンゼルスには日本からの直行便もたくさん出ていて、今まで在籍していたエンジェルスの本拠地アナハイムにも程近いので、日本人にとっても身近に感じますね。

「アナハイムのディズニーランドからロスアンゼルスのユニバーサルスタジオ」に移動するイメージですね。僕にとってドジャー・スタジアムは1994年のFIFAワールドカップアメリカ大会で念願の3大テノール（ドミンゴ、カレーラス、パバロッティ）を聴いた思い出のスタジアムです。

また、サッカー天皇杯の決勝（川崎フロンターレvs柏レイソル）も凄かったですね。延長含めてスコアレスドローでPK戦となりましたが、これも10人目まで続きました。

お互いのゴールキーパーがキッカーというところで決着がつき、川崎フロンターレが優勝しました。正直、両チーム優勝にしたかったです。

今回のマンガデザインで日本を描く特集は、日本のプロ野球やJリーグのチームが開幕前にキャンプをする、温暖でとても過ごしやすい地、「宮崎県」について、マンガデザイナーズラボの取り組みや大阪芸術大学の学生作品を交えて紹介していきます。

宮崎県には今年オリックス・バファローズから大谷翔平選手などが活躍する大リーグに移籍が確実視されている山本由伸投手の出身高校、都城高等学校もありますね。

これまで「沖縄県①」「沖縄県②」「新潟県」「石川県」「富山県」「京都府①」「青森県」「福井県」「秋田県」「福島県」「長崎県」「広島県」「愛媛県」「徳島県」「香川県」「熊本県」「大分県」「鳥取県」「山梨県」「山口県」「埼玉県」「島根県」「茨城県」「岩手県」「宮城県」「山形県」「奈良県①」「奈良県②」「和歌山県」「長野県」「三重県」「兵庫県」「鹿児島県」「北海道①」「北海道②」「北海道③」「北海道④」「北海道⑤」「佐賀県」「千葉県」「岡山県」「愛知県」「福岡県」「栃木県」「高知県」「岐阜県」「滋賀県」 「群馬県」「滋賀県」「静岡県」についてお話ししていますのでこちらも是非お楽しみください。

僕の両親の出身地である大分県の隣県の宮崎県は、とても馴染みの深い県で何度も訪れたことがあります。かつて新婚旅行（ハネムーン）の聖地は宮崎県と言われ、その温暖な気候、美しい景色、美味しい食べ物、やさしいおもてなしは日本一といわれていました。

今日ではハワイ、ヨーロッパなどに人気の場所は変わっていますが、相変わらず宮崎県の人気は高いようです。日本で初めて新婚旅行をしたと言われる坂本龍馬がその時登山したのが、鹿児島県と宮崎県の県境の高千穂峰と言われています。

僕が電通時代にプロデュースしたイギリスのヴァージン・グループ会長リチャード・ブランソン氏の「熱気球による太平洋横断プロジェクト（1991年1月成功）」の出発地点が霧島や高千穂に程近い都城市でした。

前述の山本由伸投手の出身校・都城高校の近くですね。この熱気球プロジェクトは2年がかりだったため、都城市にはトータルで4か月近く滞在していました。大阪芸術大学のある大阪を除くと、僕にとって最長滞在県ということになります。

宮城県は良いところだらけなのですが、なによりも人が穏やかで優しいというイメージがあります。その人柄について学生がマンガデザインしていますのでご覧ください。この調べる努力が素晴らしいです。

（大阪芸術大学　デザイン学科　宮崎華鈴さん）

【製作意図】
いもがらぼくとと日向かぼちゃを描きました。いもがらぼくとは、見掛けは頼もしく立派だが、叩いても痛くないという宮崎県男性のお人よしな人柄を、日向かぼちゃは、ちょっと見には意図が黒くて小ぶりで派手さはないが、おいしさは最高で芯のしっかりしている働き者な宮崎県の女性の人柄を表しているそうです。

なかなかよく宮崎県民の人柄を表現していますね。このお人柄に支えられて人気のある観光地は多々あるのですが、日南海岸にあるモアイ像もそのひとつです。

このマンガデザインもよく調べていて金運、恋愛運が上がるモアイ像がわかります。皆様も是非、現地でお試しください。

（大阪芸術大学　デザイン学科　粟生菜々珠さん）

【製作意図】
日南海岸の小高い丘に「モアイ像」7体が並ぶテーマパークがあります。日本の企業や石工らがイースター島のモアイ像を修復したことをきっかけに、正式に許可をもらってアフ・アキビの7体を完全復刻したものです。この地が建立にふさわしい場所として選ばれました。右から2番目の像を触ると金運、左から3番目は恋愛運が上昇するといわれています。

宮崎県で僕が好きな所をあげると、大人になった今でも十分楽しめるフェニックスリゾートです。子どもの頃はフェニックス自然動物園で、大人になってからはシーガイアでゴルフを楽しんでいます。

また、サムネイルに描かれている鵜戸神宮。鵜戸神宮で楽しむことができるのが「運玉」と呼ばれる石を投げる「運玉投げ」。見事成功すると願いが叶うと言われています。

その他、鬼の洗濯岩で有名な青島、青島神社は自然の中の佇まいが美しいです。

宮崎県の食も美味しいです。サムネイルに描かれている地鶏の炭火焼きは最高です。ふるさと納税の必需品アイテムです。

鶏肉が美味しいのでチキン南蛮は宮崎名物ですね。卵が苦手な僕はタルタルソースも苦手なので食べませんが、鶏肉好きにはたまらない一品です。

（大阪芸術大学　デザイン学科　中村太一さん）

【製作意図】
宮崎県のチキン南蛮はおいしいらしいのでチキン南蛮を描きました。

そして宮崎県の大トリはマンゴーですね。とにかく美味しいマンゴーは最高級品で、なかなか食べることができませんね。

（大阪芸術大学　デザイン学科　大守心さん）

【製作意図】
完熟マンゴーを描きました。宮崎県のことを調べているとおいしそうなマンゴーが出てきたため、おいしくみえるように見せておいしいイメージを表現しようとしました。

宮崎県の特徴も見ていきましょう。
宮崎県は県庁所在地が宮崎市、県土面積は7735平方キロメートルで、全国第14位の広さです。マンゴーやチキン南蛮で有名です。

人口約108万人（日本で36位）、日向夏・きんかん・きゅうりの収穫量、ブロイラーの産出額が日本一です。

宮崎県の地方新聞は宮崎日日新聞、夕刊デイリー。テレビ局はテレビ宮崎、宮崎放送です。

有名な観光地・特産品は、高千穂峡、宮﨑神宮、鵜戸神宮、青島神社、高千穂神社、天岩戸神社、天安河原、サンメッセ日南、生駒高原、チキン南蛮、肉巻きおにぎり、冷や汁、辛麺、レタス巻き、チーズ饅頭、宮崎地鶏、マンゴー、日向夏、等です。

次回は「神奈川県」を紹介します。お楽しみに！